外で音楽を聴くときは骨伝導ヘッドホンを使っています。耳を塞がずに音楽が聴ける、画期的なヘッドホンです。
はっきり言えば骨伝導ヘッドホンは、半ば寡占状態にあります。すなわちAfterShokzの独壇場です。理由は明快で、その音質と完成度の高さ。骨伝導が欲しいならAfterShokzでほぼ決まりです。
この記事では、AfterShockzとはどういうものか?AfterShokz5機種それぞれの長所・短所は?どれを買うべきか?などを紹介してきます。ぜひ最後までお付き合いください。
AfterShokz に共通して言えること
AfterShokzシリーズの主たる特徴は以下の通りです。
・骨伝導系ではダントツで高音質
・防水・防塵
・柔らかく頑丈なチタニウムイヤーフック
一点、高音質といっても「骨伝導ヘッドホンの中では」という点に注意。高級ヘッドホンには太刀打ちできません。高音質を追求したタイプの機器とは長所が違う、ということさえ承知していれば最高のアイテムです。
AfterShokzの長所は「耳を塞がずに鮮明に音を伝えられる点」にあります。周囲の音をちゃんと聞きながらも、しっかりと音楽が聴ける点が唯一無二なんです。
5種スペック比較
公式HPに載ってる比較を見るのが一番でしょう。ドン!
ざっくりと特徴をまとめると、以下のようになります。
比較表を見ての通り「AIR」については既に役目を終えていて、実質AIRを選ぶ理由はなくなっています。
残りの3種を次項から紹介していきます。
Aeropex、TITANIUM、OpenMoveの比較
結論
さきに結論を書いてしまいますが、先述のとおり予算が許すならばAeropexで決まりです。軽さ、防水防塵性能、Bluetoothのバージョン、骨伝導のテクノロジー、すべてにおいてAeropexの性能がナンバーワンです。
ではTItaniumとOpenMoveの魅力は何か?それはもちろん価格です。税込みの実売価格で言いますと、Aeropexが20,000円、OpenMoveが10,000円、TItaniumが8000円です。
用途によって予算も人それぞれ。Aeropexが予算オーバーなら、OpenMoveかTitaniumで比較して価格を落としていく選び方が良いでしょう。
重さ
Aeropexが26g、OpenMoveが29g、Titaniumが36gです。AeropexとTitaniumでは10gの差があります。だいたい100円玉2枚分の重さです。Aeropexが最強なものの、OpemMove頑張ってます。Titaniumとの差は歴然。先端のサイズが着用感に大きく影響しますね。
Aeropexを初めて着用したときには「おお、軽い!」と思いました。それまでTitaniumが重いと感じたことはありませんでしたが、着用してみると違う。そして長時間の利用になるとさらに違います。軽いと疲れない。
数gの違いですが耳は繊細な器官。若干の重さでも負担になります。3機種の中でも、やはりAeropexの着用感が一番良いです。
装着感
これはもうAeropexでした。次点でOpenMove。これは先端の形状にある気がします。Aeropexは先端が軽く、添えるように装着するので、長く装着していても違和感を感じにくいです。
Titaniumは長時間付けていると耳の上が痛くなってきます。1時間ほど使ったら休憩が必要でしょう。OpenMoveはTitaniumと大差なく感じました。ややズレにくいかな?という程度でした。
音質
見方によりますが、どれも大差なく感じます。先にも書いた通り、高価なカナル型イヤホンなどと比べると音質は劣ります。
細かく比べれば、Titaniumは低音が強いとビビりが発生し、耳の中がこそばゆくなるときがありました。その点はOpenMoveは大きく改善されています。音の安定性はAeropexに匹敵。音質で選ぶならAeropexかOpenMoveでしょう。
安く買いたいけど音質は犠牲にしたくないなら、OpenMoveを選択肢に入れても良いと思います。
防水性
AeropexがIP67、OpenMoveとTitaniumがIP55です。 OpenMoveは先端に穴がないのでてっきりIP67かと思いましたが、IP55でした。
意味合いで書けば「Aeropexは完全防塵+30分以内なら水没OK」、「OpenMoveとTitaniumは準完全防塵+濡れるぐらいなら全然OK」といったところでしょうか。どちらもトレーニング中や雨天での装着は問題ないでしょう。
Aeropexなら装着したままシャワーが浴びることも、スペック上は可能。想定された使い方ではないので自己責任で。
Bluetoothのバージョン
AeropexとOpenMoveがバージョン5.0、Titaniumが4.1です。
Bluetoothは5.0になると通信速度と範囲が向上します。結果的に途切れにくくなるという恩恵があるので、人ごみで使う用途にはAeropexかOpenMoveが良いでしょう。逆にそういう用途でなく、多少の遅延も気にしないならTitaniumでも大丈夫です。
TitaniumとAeropexを各々1年ほど使いましたが、通信強度の違いを感じたことは特にありません。都心の駅など「極度の人混み」でないと実感できない違いかも知れません。
充電端子
地味に気になるのが充電端子。Aeropexは専用端子、OpenMoveはType-C、TitaniumはMicro-USBです。
つまりAeropexのみ汎用性がなく、充電ケーブルを使いまわしできません。コレがちょっと痛い。MagSafeぽく使える利点はありますが、欠点のほうが多い。正直、Aeropexのここだけが大きく不満です。
別売のケーブルを購入して「家用」と「持ち歩き用」にしています。Type-C だったら文句なしなんですけどね…
操作性
これも大差ないです。操作の仕方も一緒、ボタン配置もほぼ同じです。
強いて言えば、OpenMoveのボタンが押しやすく感じました。再生/停止を行うボタンが、デザインと一体化しているのもオシャレな印象です。
総評
OpenMoveが、Aeropexの半額であるにも関わらず高い水準でまとまっています。2万円はちょっと…でも性能も欲しい…という方にはおススメです。Aeropexを持ってなかったら買ってたかもしれません。
それぞれのモデルの購入対象は、以下のようにまとめられるかと思います。
お気に入りの一台を見つけて、良い骨伝導ライフを!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。