モバイルバッテリーを持ち歩くほどスマホを触らないのですが、緊急時用に用意だけはしています。
「車に乗せておく用」と「防災用」に2つ用意していますが、どちらもANKERのソーラーモバイルバッテリー ANKER PowerCore Solar 10000 を採用しました。
防災用にモバイルバッテリーは必要か?
以前の記事にて「災害に備えて用意してあった方がよいと思うもの調査」の1位が懐中電灯だったとお伝えしました。2007年、阪神淡路大震災の調査結果でした。
一方で、2018年にDCMホールディングス株式会社が実施した「2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート」においては少し結果が変わっています。
ブッチギリの一位がモバイルバッテリーとなっています。それ以外の上位陣は顔ぶれがほぼ変わっていないこともあって、特に目立ちますね。
阪神淡路大震災のときとは異なり、情報伝達のすべてをスマホに頼っている…というのが現状。スマホがなければ誰とも連絡を取ることができません。避難所のコンセントも含めて、臨時の充電サービスには長蛇の列ができました。
防災時に何らかスマホが充電できる環境を用意しとくのは、現代社会においてはもはや「必須」です。
防災用モバイルバッテリーに求めるもの
モバイルバッテリーを用意したが、使いきってしまった… なんてことになったら用意した意味があまりなくなってしまいます。すなわち「電源なしでも充電可能なモバイルバッテリー」であると望ましいです。
ペダルをこいで発電するようなタイプもありましたが高価ですし、そんな安定した場所が確保できるかも微妙なところ。ここは普通にソーラーバッテリーを選択するのが無難でしょう。
こんなんもあるちゃあるんですけどね…
頑丈さ、信頼性も重要。いざ使おう!と思ったら壊れてて使えなかった… などなっては目も当てられません。悪条件でも使えるとさらに安心です。
ANKERのPowerCore Solarという選択
ANKERというメーカーについて改めて説明する必要はないかと思います。最近はコンビニでも取り扱うようになってきた、米国のガジェット・周辺機器メーカーです。使ったこともある方が多いと思いますが、非常に制度高く作られており信頼性があります。
色々なANKER製品を使いましたがハズレを引いたことがなく、堅牢に作られているので壊れにくい。防災用品としても信頼性があります。
サイズ感について
サイズはやや大きめのスマホ程度。厚みは約2cmと、小型化が進むモバイルバッテリーと比較すると大き目です。
しかし小さすぎるとソーラーパネルによる発電量が小さくなりますし、後に説明するような「防水・防塵性能」を備えていることを考えれば、少しサイズが大きくなるのは仕方ないこと。被災時に重要なのは「とにかく動くこと」と割り切っています。
容量について
容量は10000mAhと、スマホを2度ほど充電できる程度。災害時の容量としてはもう少し欲しいところですが、気軽に充電できる製品だと考えればバランスのよい容量だと思います。
PowerCore Solarのおすすめな点
本製品の「災害時の備え」たる良い部分を解説していきます。
曇天でもソーラー発電が可能
もちろん、これが一番の強みです。
晴天下でなく、少し曇っているぐらいの天気でも発電が可能なのが嬉しい。少しでも陰っていると発電できない製品も多いですが、このモバイルバッテリーは比較的充電しやすい類で安心しました。
晴天時に一日ダッシュボードに置いていて、4つある容量インジケータが1つ増えるか増えないか、ぐらいの発電量です。調子が良くて12時間ほどで2500mAh程度の発電量、ということになるでしょうか。
防水・防塵性能 (IP64対応)
防水規格「IP64」に対応。具体的に言えば完全防塵かつ、水の飛沫に対しての耐性を備えています。砂などは完全にシャットアウトしつつ、軽く水がかかるぐらいであれば全然大丈夫な性能です。
アウトドア環境下であったり、あまり清潔でない場所においても、ソーラーパネルでの充電が可能です。しかし端子類などがむき出しになると弱いので、あくまでソーラー発電だけなら環境が悪くても可能、ということになるでしょう。
どんな環境になるか分からない被災時というシチュエーションにおいて、非常に頼りになる性能と言えます。
LEDライト完備
LEDライトを装備しており、非常時の明かりとしても活躍が期待できます。試しに1時間ほど付けっぱなしにしてみましたが、容量は4目盛りのうち1目盛りも減りませんでした。長時間使用でき、自家発電できる明かりとしても使えるでしょう。
足元を照らせるぐらいの光量があります。室内でランタン代わりに使うことも十分可能。アウトドアでのテント内の明かりとしても使えます。
注意点
最近はケーブルを内蔵したタイプも多いですが、本製品はケーブルを別で持っておく必要があります。
いざ充電!というときに対応するケーブルを持ち合わせていない…! ということが起こらないように注意しておく必要があります。
おわりに
普段使いするには少しクセのあるモバイルバッテリーですが、災害時のときには心強い性能を備えた製品であることがお判り頂けたと思います。
同様の製品は色々ありますが、信頼性、機能面のバランスの良さからANKERを選択しました。お読みいただいているアナタのお家にも一台、備蓄としていかがでしょうか。
本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。