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アブラとデジタルを使ってロボと女の子を描くアーティスト。フィギュアまで作ってて何か変だがとにかく絵はカッコイイ【Ashley Woodの画集】

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Ashley Wood氏の画集。好きで何冊か持ってます

 

 これまたデジタル化を逃れた書籍たち。小説やマンガの類はデジタルで何の苦も無くなりましたが、写真集や画集についてはなかなか踏ん切りがつかないのが実情です。アートは大きなサイズで見たいですからね…。

 

 これもそのデジタル化に躊躇した画集で、海外のアーティスト Ashley Wood氏の画集です。今回は彼のアートの一部を紹介しながら、Ashley Wood氏とは誰なのか?どういう活動をしているアーティストなのか?などについても紹介します。どうぞ最後までお付き合いください。

 

Ashley Woodってどんな人?

 

 アシュレイ・ウッドと読みます。1971年のオーストラリア生まれで、アメリカ、イギリス、香港などでも活躍するアーティストです。

 

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こんなタッチの絵を描いてます。カッケェ。

 

 Ashley Wood 氏は、油絵とデジタルをミックスした手法が特徴のコミックブックアーティストで、元々はコミック業界で国際的に活躍していました。その仕事はSpawnのカバーアートや、日本のゲーム[メタルギアソリッド]のコミックなど多岐に渡ります。


 現在は香港でプロダクションを設立し、自身のアートをフィギュアにして販売している、という不思議な経歴を持つアーティストです。画集やアートワークも一部ですが日本で出版されています。

 

著名なアーティストは世界に数いれど、日本語にローカライズされて出版されるのなんてごく一握りです。人気の証です。

 

Ashley Wood氏の絵について

 

 ロボット・武器やガスマスク・女の子といった構成要素が多く見られます。「日本からの影響も大きい」と本人が述べている通りで、どことなく日本のアニメ、マンガを髣髴とさせるところがあります。

 

ゾンビやロボ、女の子に日本刀、銃撃戦。パンキッシュとコケティッシュ。曇天と青空の対比、ニーソックスと戦車。そういう世界観です。

 

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う~ん、やっぱりかっけえ

 

 画風は油絵とデジタルを併用した手法を取っていて、比較的トラディショナルな油絵でありつつもジャパニーズ・オタク文化が織り交ぜられた世界観が非常に独特です。

 

 パッケージ画からラクガキまで収録されていますが、どれもがクール。ゲームクリエイターである小島秀夫氏がファンになるのも頷けます。

 

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人とロボ、ゾンビに女の子。カオスなようで判りやすい指向性

中でもおススメの本

 

 画集の中でも[ザワザワ]は本のサイズも小さく、増刷もされて手に入れやすいので、初めて興味を持った方にはお勧めです。やや高価ですが、大きさの割にページ数が多くて内容も充実しているので、決して損をするものではありません。

 

 他の写真集に比べて、アタリと思える絵が多いです。本が小さいのは本棚を圧迫しないのでメリットでもあるのですが、どうしても絵を見づらいところが若干残念。

 

しかし良い本です。なかなか海外アーティストのこういう本ってありません。出版社にも好きな人がいたんでしょうね。

 

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ザワザワは一番右。書店でも手に入れやすいです

 

 次点で「ワールド・ウォー・ロボット」です。上の写真で言うと一番左。アシュレイウッド氏の代表作と言ってもいいはずです。本も大きくて、絵のディティールをつぶさに観察できます。

 

 元々は英語版しか出ておらず、写真のモノは英語版です。今は待望の日本語版が出版されているので、そちらの購入をおススメします。

 

 

終わりに

 

 私は今でも氏のプロダクションであるThreeAの会員なので、ときどき気に入るものを見つけてはフィギュアも購入しています。これがまたイイんですよ…まさにこの絵のまま、フィギュア化されています。根強いファンがいて高値で取引されることもザラなトイです。

 

 

長くなるのでこの話は、また今度!

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。

 

 

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