富士フィルムをご存じですよね。日本を代表するカメラメーカーの一つです。しかしその富士フィルムが「化粧品を作ってる」ってご存じでしたか?そのメンズラインが、今回紹介する ASTALIFT MEN(アスタリフトメン)です。
本記事では ASTALIFT MENの使い心地をレビューしながら、何が良いのか?なぜ富士フィルムがコスメを作っているのか?などについても紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
ASTALIFT MENとは
富士フィルムは2006年に「株式会社富士フイルム ヘルスケアラボラトリー」を設立。その翌年にASTALIFT ブランドをスタートしました。ASTALIFT MENは同ブランドのメンズラインで、2019年にスタートしています。結構最近なんですね。
富士フィルムは写真分野の研究開発を通じて得た「微細な粒子をコントロールするナノテクノロジー」をスキンケアに応用。高い浸透力をウリにした製品をリリースしています。
写真フィルムの薄さは、肌の角層と同じ約20マイクロメートルである点にも着目したのだとか。フィルムのテクノロジーがコスメに応用されてるなんて不思議…!
ASTALIFT MENのラインナップ
ASTALIFTのラインナップは以下の通り。
ラインナップはコレが全て。同じブランド内でもバリエーションが超多い(高保湿/さっぱり、とか)がコスメが多数の中、ASTALIFTは非常に分かりやすくて好印象。誰でもバッチ来い!ってことでしょう。
使用感レビュー
何はともあれ、全ては使用感から。先に書いちゃいますが、洗顔は普通です。ジェリーがマジで凄くて、化粧水と乳液はジェリーと相性が良い感じ。一つずつ説明していきます。
モイストクリアウォッシュ
モイストクリアウォッシュはペーストタイプの洗顔です。100gで3,000円近くと、結構なお値段です。再度書きますが、洗顔は結構普通だったのでもっとお安いやつの方がコスパが良いと思います。
ASTALIFTは「アスタキサンチン」を共通成分として配合しています。エビやカニなどの甲殻類、鮭やイクラなど、主に海の生物に多く含まれる赤橙色の色素です。ASTALIFTが赤いのは、このアスタキサンチンを配合しているからなんですね。
香りは嫌みのないシトラスグリーンで、洗いあがりはツッパらず、潤いを残したまま洗ってくれる感じ。先に「普通」と連呼しましたが、コスパとしては普通なだけで洗顔としてはそれなりに優秀。気になる方は一度試してみてもいいかも。
決して悪い洗顔料ではないんですが、1500円ぐらい出せば同じぐらいの満足感が得られる洗顔はゴロゴロあります。コスパとしてはそっちの方が良いでしょう。
ジェリー アクアリスタ
洗顔が終わったら「ジェリー アクアリスタ」の登場。いまや当たり前になった「導入美容液」に近い立ち位置で、化粧水の前に使う美容液です。ASTALIFT=ジェリーといっても過言ではないほど、何といってもコレがスゴいんです。
ご覧の通り、まさにジェリー。こちらもアスタキサンチン配合で赤いです。くわえてヒト型セラミドをナノ化することで、高浸透・高濃度を実現しているとのこと(出典:https://ls-jp.fujifilm.com/astaliftmen/products/jelly-aquarysta/)。先述の「微細な粒子をコントロールするナノテクノロジー」というやつですね。
理屈は良く分かりませんが、効果はしっかり、すぐに実感できます。
ジェリー自体はベタベタせず、伸ばすとスッと肌に馴染む感じ。顔を一通り優しく撫でると、キレイにパール粒大のジェリーが消えます。単体でも若干の保湿力を感じますが、プレ美容液なのでもちろんコレだけでは物足りません。
しかし!化粧水や乳液と併せて使うと、ジェリーを使う/使わないで大きな差が出ます。分かるのは次の日の朝。肌が何かスゴいんです。スベスベで「潤いのベール」が張られてる感じ。べたつき・カサつきなんてもちろん無いし、普段は目立つ鼻の毛穴がちょっと目立たない気がするし、心なしか肌がキレイに見える…!こんなに即効性を感じるコスメは初めてなので、ちょっと驚きました。
このジェリーと他社の(ASTALIFT以外の)化粧水・乳液を使っても似た効果を感じました。一方で、ジェリーを抜いた状態でASTALIFTの洗顔・化粧水・乳液を使っても「潤いのベール」の感じは得られませんでした。やはりこのジェリーが大きな役割を担っているようです。
予算的に全て揃えるのが厳しいなら、ジェリーだけ買うのもアリです。ジェリー+無印のコスメでも効果はしっかり感じました。一度試してみて欲しいコスメです!
モイストローション
ジェリーを塗り終えたら次は化粧水「モイストローション」です。
こちらもアスタキサンチン効果で赤い化粧水となっています。適量は500円玉大。シャバシャバの水っぽい化粧水で肌の馴染みは良好、これまたスッと吸収されます。アスタリフトメンの製品はどれも香りが控えめですが、モイストローションは比較的シトラスグリーンが強めに香ります。
単体でも良い化粧水だと思いますが、ちょっとサッパリめなので保湿力は弱め。やはりジェリーと併せて使うことで真価を発揮します。ジェリーと使うと、スッと馴染んでサッパリめの印象なのに、次の日まで潤いが続きます。不思議な感覚です。
ジェリーは他社の化粧水と使っても効果アリですが、とはいえ一番相性が良いのはこの「モイストローション」です。ジェリーを買うなら一度は同時購入して使ってみるのをおすすめします。
モイストエマルジョン
モイストローションが終わったら、乳液「モイストエマルジョン」でフィニッシュ。結構ネッチリした粘度強めの乳液で、こちらもモチロンほんのり赤いです。
適量はポンプ1回分。写真のように「ちょっと少ない?」と思いますが、よく伸びるので十分に散布できました。こちらも使用感はサッパリめ。しっとり保湿するというより、スッと馴染んで軽やかな感じ。
こちらもローションと一緒で、ジェリーを使ったか?使わなかったか?でだいぶ印象が異なります。やはりジェリーとの相性が良い。スッと馴染んでベタつかないのに、次の朝までしっかりベールで保湿される感じ。単体で使うよりも、ジェリーと併せて使うのが断然おすすめです。
まとめ
「とにかくジェリーアクアリスタがすごい。ジェリーがあってこそ、化粧水と乳液が進化を発揮する」というのが総括。色んなコスメを使ってきましたが、朝起きて「あれ、何か違う…!?」と実感できた経験は初めて。ASTALIFTを試すなら、絶対にジェリーは外さずに買って欲しいです。
しかし、ASTALIFTは決して安いコスメではありません。紹介した4つ全てを購入すると、しめて24,000円ほどかかります。特にジェリーは 13,200円!さすがに良いモノは高い…。しかしジェリー以外の3品を買うぐらいなら、ジェリーだけ買った方がいい!それぐらいジェリーがおすすめ。
先に書いたように、化粧水と乳液は無印のものでも効果を感じたので、やはりこのジェリーがキモ。予算が無いなら化粧水と乳液をケチってでも、ジェリーは残した方がいいです。
まずはスターターキットから試すのもおススメ。ミニサイズのボトルで4品全てが揃って5000円チョイです。もちろんジェリーもちゃんと付いてくるので、次の日の「おっ、何か違うかも!」がしっかり試せますよ!
アンチエイジングとしても俄然おすすめ。当方アラフォーですが、まざまざと効果を実感しております。ジェリーがもう少し安ければ、万人におすすめできるのですが…!
本日はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。