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まるで純正。【Atlas】アーロンチェア専用ヘッドレストレビュー。アメリカから個人輸入・国内通販どちらがおすすめ?

Atlas Headrest

購入から3週間ほどで到着!待ってました!

 

 自宅用にアーロンチェアを購入、愛用中です。アーロンチェアはヘッドレストの無いデスクチェアですが、サードパーティが後付けのヘッドレストを販売していたりします。ついでなので(?)前々から気になっていた Atlas社のヘッドレストを試してみることにしました。

 

 本記事では、Atlasってどこの会社?ヘッドレストとどういうものなのか?組み立て方法の説明や、実際に座ってどうなのか?公式通販で到着までどれぐらいかかったか?などについて詳しく紹介していきます。

 

Atlas社について

出典:https://atlasheadrest.com/

 

 Atlas社は米国に本社を置く企業で、アーロンチェアのヘッドレストを専門に製造・販売している、かなり風変わりな会社です。なんと元々ハーマンミラーに勤めていたエンジニアとデザイナーが集まって創業。2013年に初のヘッドレストを発表しています。

 

 Atlas社は「95%のユーザーにフィットする幅広いカスタマイズ性が特徴」と紹介しています。元ハーマンミラーの社員たちが集まり、「アーロンチェアの人間工学的な利点を拡張する」というコンセプトのもと作られたのが、Atlas社のヘッドレストなのです。

 

元開発者たちが作った、というのがガチっぽくてグッときますね…!ホームページを見ても、アーロンチェアとの親和性に妥協がないことが伺えます。

開封レビュー

 

 公式通販で購入して待つこと3週間、冒頭の写真のような段ボールが届きました。本当はもっと早いようですが、コロナ渦で起こった流通の混乱が未だに収まっていないらしく、2~3週間の遅れが生じているようです。(2022年7月現在)

 

 ともあれ、さっそく開封してみます。ドン。

 

atlas ヘッドレスト

ヘッドレスト&支柱&取説

 

 ヘッドレスト本体と、ヘッドレストを取り付ける支柱、取説と小さいボルトが入った袋で全てです。ボルトは六角穴ですが、簡易的なレンチは付属しているので工具は不要です。

 

購入したのはクラシック用の Carbon カラー。リマスターモデル向けはもちろんのこと、カラバリも豊富にラインナップされているので、自分のチェアにあったモデルが必ず見つかります。

 

タキシードモデルと比較するとこんな感じ

 

 私のアーロンチェアは、メッシュが「タキシード」と呼ばれるデザインになっています。Atlasのヘッドレストはカラバリなどは選べてもメッシュタイプは選べなかったので、ここに少し差が出てしまうことになりました。取り付けた後でも確認してみましょう。

 

通常タイプに合わせて作られているので、クラシック・リマスター問わずスタンダードなメッシュを選択していたら完璧にマッチするでしょう。事前に確認を。

 

取説は英語ですが、読まなくても取り付けられます

 

 付属の取説はペラ紙一枚。もちろん全て英語ですが、簡単な文章で書いてくれています。事項でも詳しく紹介していきます。

 

取り付け手順

アーロンチェア ヘッドレスト
ヘッドレストと支柱を合体させる

 

 ヘッドレストと支柱を固定します。まずはヘッドレスト背面にあるボルト取付位置に、支柱のコネクタ部分を接続。ガイドの穴が開いているため上下を逆さにすると入らなくなるので、間違える心配がなく安心です。

 

ボルトを締めてカバーを付ける

 

 正しくハメ込めたら、ボルトで2か所を固定します。ボルトを締めたら付属のカバーを取り付けて、さらに中央をボルトで固定します。

 

アトラス ヘッドレスト

ヘッドレスト側は完成!あとは取り付け

 

 ヘッドレスト側はこれで完成。あとはコレを、お使いのアーロンチェアに取り付けていきます。

 

aeron chair headrest
aeron chair atlas
アーロンチェアの背もたれに取り付ける

 

 アーロンチェアの背もたれ上部に、ヘッドレストの支柱に付いてるツメを引っ掛けるように取り付けます。ちゃんと中央についていることを確認した後、支柱の下部にあるボルトをしっかり締めて固定します。

 

ここの締めが甘いと、突然ヘッドレストが外れる事故に繋がるので注意!しっかり締めときましょう。チェアに傷が入りそう…と怖いなら、ゴムシートでも噛ますと良いかもしれません。

 

 これにて取り付けも完了!組み立て・取り付けまで合わせて10分もかかりません。特に力仕事もないので、一人でも問題なく作業できます。

 

調整

 

 組み立てより時間がかかるのが調整です。こればかりは座る→調整→座る→調整…と何度も繰り返してみるしかありません。

 

アーロンチェア ヘッドレスト
ヘッドレスト デスクチェア おすすめ
高さの可動域はかなり広い

 

 高さはかなりの範囲で調整可能。アーロンチェアの背もたれに隙間なく付けることも、上の写真のように「誰の座高にフィットするねん」と思うほどまで上げることもできます。私は身長180cmほどですが、大体の人が左上の写真ぐらいの位置になるのではないかと思います。

 

アーロンチェア 調整

高さが決まったらネジ止め

 

 好みの高さが決まったら、支柱背面にあるツマミ?を回して位置を固定します。このツマミは工具でなく手で締め付けるタイプですが、まあまあ強く締めてないと位置が動きます。高さをしっかり確認したら、ちょっと締めすぎかな?と思うぐらいに強く締めておきましょう。

 

アーロンチェア 頭
アーロンチェア ヘッドレスト
ヘッドレストの前後位置調整

 

 次は前後位置の調整、これまた可動域が広いです。姿勢よく作業しているときに、少し首を支えていてほしい…という方は前に出した方が安定します。逆に休憩に使うならば一番後ろに下げた状態が寝やすいです。用途に合わせて調整するのが良いでしょう。

 

アーロンチェア ヘッドレスト おすすめ

こちらも手動で締め付け

 

 こちらも支柱上部にあるツマミを締め付けて固定します。さきほどと同じく、こちらも強めに締め付けを。これにて調整も完了!お疲れさまでした。

 

本体レビュー

アーロンチェア ヘッドレスト atlas

スタイリングはまるで「純正」

 

 俯瞰で見てみると、まるで最初からヘッドレストが付属していたかのような、ごく自然な面持ちに驚きます。後付けとは思えない一体感。ハーマンミラーの元社員が携わっただけのことはある、と思わせるスタイリングです。

 

 気になっていたメッシュデザインの違いですが、思っていた以上に気にならず一安心。とはいえ、タキシードデザインも販売してくれていたら一番嬉しかった…。スタンダードメッシュタイプのアーロンチェアに着ければ、より自然な仕上がりになるでしょう。

 

ほぼデザインで選んだので、この時点でかなり満足!競合製品と比べるて1、2ランク上のデザインと質感なので、カッコに拘るならAtlas一択でしょう。

 

ヘッドレスト おすすめ
アトラス ヘッドレスト
他社製と比べるとサイズが大きく頼もしい


 アーロンチェアのヘッドレストは数社がリリースしていますが、Atlasのヘッドレストはその中でもかなり大きめ。おそらく最大サイズだと思います。ヘッドレストが大きい方がデザイン的にもバランスが良いですし、何より頭を預けるものなのでこのサイズ感は頼もしい。

 

 頭が接触するメッシュ部分はラウンド形状になっており、メッシュが程よいテンションで張られています。ヘッドレストは上下にも角度が変えられるので、ヘッドレストのこの曲面をどう頭に沿わせるか?でも、かなり頭の預け方を変えることができます。

 

チェア ヘッドレスト 位置

頸椎に沿わせるとすこぶる快適!

 

 ヘッドレストの位置は迷うところですが、やはりスタンダードに後頭骨~頸椎のあたりに沿わせるのが快適です。上の写真のように首の後ろ、頭蓋骨の少し下あたりにヘッドレストを置くことで、頭蓋骨をヘッドレストで支える形になります。

 

 人間の頭は4~6kgあるので、ヘッドレストが頭を少し支えてくれるだけでちょっとした休憩になります。逆にヘッドレストが肩に当たってしまうと収まりが悪く不快だったので、やはり「自分に合ったポイント」を探すのがまずは重要でしょう。

 

アーロンチェア 昼寝

体を預けても大丈夫。マジで寝れる

 

 全開までリクライニングしてもご覧の通り、しっかり頭を支えてくれています。もともとアーロンチェアはバリバリの作業用のチェアなのでヘッドレストは不要!ということで純正リリースされていないのでしょう。

 

 しかし誰が何と言おうと、私はアーロンチェアでも休憩したい。何なら寝たい。そしてAtlasのヘッドレストなら、寝られます。

 

リクライニングに注力したチェアとは比べられませんが、小休止や数十分の仮眠なら十分。作業の合間や昼下がりに少しうたた寝するだけで、午後の仕事の効率が違います。

 

アーロンチェア リクライニング

リクライニングを切れば体を預けながらの作業も

 

 リクライニング機能をレバーで調整すれば、アタマを支えながらの作業も。ちょっと寄りかかるだけでも、フッと力を抜くことができて意外とラクなんです。緻密な作業には向きませんが、資料を俯瞰で眺めたり、ネットサーフィンするようなときには非常に快適。姿勢も自然と良くなり、モニターも見やすいです。

 

 賛否両論ある「アーロンチェアにヘッドレストは必要か」議論。要らないから付いていないのだ、という原理主義者もいるほどです。私も半信半疑でしたが、思った以上にヘッドレストは使える!というのが正直な感想でした。

 

デザインも損なわず、作業中に邪魔になることも無いので、予算に余裕があるなら(騙されたと思って)一度つけてみてほしい…!おすすめです!

 

おすすめ購入先

atlas ヘッドレスト 価格

公式で買ったときの領収

 

 公式通販は日本への発送に対応していたので、私はそちらで購入。5ドル引きクーポンを使って 211.57米ドルでした(2022年7月現在も同様)。購入時の為替は1ドル114円程度だったので、日本円にして24000円チョイ。加えて先述の通り到着まで3週間ほどかかるので、まあまあハードルは高めです。

 

 国内であれば amazon で販売しているのを見つけることができます。価格も、ポイント取得分と相殺すれば公式と同程度、在庫が国内にあるので数日で届くメリットもあります。カラバリなどの品ぞろえが公式に及ぶべくもないのが欠点でしょうか。

 

やはり高価なのが唯一の欠点。後悔したくないのでAtlas製を選びましたが、価格がネックなら安価な他社製品もあります。レビューを見る限り品質も悪くなさそうです。

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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