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SOUNDPEATS Capsule3 Pro レビュー。イコライザー設定で超良い音!ノイキャン・ハイレゾ対応、超コスパのカナル型ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Air4もご提供頂きレビューしました!記事はコチラ。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro をご提供頂いた

 

 Air3 Deluxeをご提供頂いて以来、インナーイヤー型も良いねえ…と愛用しています。しかしこれほど良いのなら、SOUNDPEATSさんのカナル型も試してみたいねえ…と思っていたところに朗報!SOUNDPEATS Capsule3 Pro をご提供頂きました。ノイズキャンセリング&ハイレゾ対応というハイエンド機です。

 

 本記事では Capsule3 Proを紹介しながら、音質・ノイズキャンセリング性能・ハイレゾ音源の聴き比べや、Air3 Deluxeに比べてのメリット・デメリットなどを紹介していきます。最後までお付き合いください。

 

Capsule3 Pro レビュー

 

 良い点・悪い点は下記のとおり。一つずつ解説していきます。

 

良い点
良質なサウンド ANC搭載 ハイレゾ対応 メチャ安い
 
悪い点
イコライザーほぼ必須 ワイヤレス充電・マルチポイント非対応 アプリがイマイチ

 

スペック

 

 まず簡単にスペックからご紹介。ノイキャン搭載のカナル型といえば最初に浮かぶのはAirPods Pro、ということで両者を比較してみます。

 

  Capsule3 Pro
SOUNDPEATS
AirPods Pro(第2世代)
Apple
定価(税込み) 8,480円 39,800円
本体寸法 50.07×67.31×25.9mm
(ケース込み)
45.2×60.6×21.7mm
(ケース込み)
重量 イヤホン片側:5g
ケース込み:48g
イヤホン片側:5.3g
ケース込み:61.4g
防水規格 IPX4 IPX4
最大連続再生 約8時間
ケース併用時:52時間
約6時間
ケース併用:30時間
ノイズキャンセリング あり あり
外音取り込み あり あり
マルチポイント なし あり
ワイヤレス充電 なし あり
充電ポート USB Type-C Lightning
Bluetoothバージョン 5.2 5.3
対応プロファイル HSP,HFP,A2DP,AVRCP HSP,HFP,AVRCP,A2DP
対応コーデック AAC,SBC,LDAC SBC,AAC

 

 大きく違うのは、もちろん価格。値上げもあった AirPods Proはもう4万円台が目前。対してCapsule3 Proは1万円を切る価格設定です。価格差4倍以上のアイテムを比較するのは最早どうなのだろう?という気すらしてくる差ですね…。

 

機能で言えばマルチポイントとワイヤレス充電の有無が大きなポイント。多くのガジェットを操る方には少し痛いかも。ワイヤレス充電にも非対応です。

 

 一方で連続再生時間は AirPodsを圧倒しており、イヤホン単体の重さも僅かながら Capsule3 Proの方が軽いです。またLDACによるハイレゾ再生に対応しているのもポイントです。これについては検証がてら後述します。

 

開封

 

 それでは開封してみます。ドン。

 

Capsule3 Pro パッケージ内容

 

 パッケージ内容 

Capsule3 Pro本体+ケース

USBケーブル(TypeA to C)

交換用イヤーピース×2セット

取扱説明書

 

カナル型なのでイヤーピースのサイズ違いが付属。本体に最初から装着されているのがMサイズで、それに加えて一回り小さい/大きいSサイズとLサイズが付属します。

 

本体レビュー

カラーはブラック。マット処理されている

 

 本体はホワイト・ブラックの2色展開で、今回はブラックをご提供頂きました。マットブラックとブランドロゴが配されたブロンズのツートンカラーがオシャレ。SOUNDPEATS が展開している他機種にも見られる色使いです。

 

耳栓のような形状である「カナル型」を採用

 

 先に書いた通り、イヤホン形状はいわゆる「カナル型」、耳栓のようにイヤーピースを突っ込んで使うタイプです。遮音性に優れているので、アクティブノイズキャンセリング(ANC)と相性が良いのがこの形状です。

 

ゆえに競争相手は多く、先に挙げたAirPods、SONYのWF-1000XMシリーズ、BOSEのEarbudsなど超大手が毎年製品を送り込んでいます。

 

端子ヨコにペアリングボタン

 

 ケースもイヤホンと同じくマットブラック。指紋が付きにくい設計になっており好印象です。下部には USB Type-Cを装備。端子の横にはペアリング用のボタンがメチャ目立たないように配置されています。

 

マグネットの吸引が小気味よい

 

 今では珍しいものではありませんが、イヤホンはマグネットによって吸引されます。充電時にはパチッと小気味よくハマってくれますし、逆さにしても落下することがなく安心です。

 

Qiなどワイヤレス充電には非対応。価格的には仕方ありませんが、マルチポイントとワイヤレス充電に対応すればマジ最強なのに…!と惜しい気持ちになります。

 

使用感レビュー

 

 ペアリングの方法は他機種と同じ。フタを開いた状態でケース下のボタンを3秒以上長押しするとペアリング状態になるので、あとは任意の端末からBluetooth接続するだけです。

 

装着感は良好。カナル型だが耳が痛くなりにくい

 

 イヤーピースを装着するステムは短めなので、耳の奥まで突っ込むというよりは耳の入り口を塞ぐように使います。私はカナル型を使うと耳が痛くなりがちでイヤーピース選びには慎重になるタチですが、Capsule3 Proの装着感は至って良好。Lサイズへ交換してピタリとハマり、3~4時間使っても耳に痛みは出ませんでした。

 

「頻繁に切断される」という口コミも散見されましたが、私の使用環境では一度も起こらず。それなりに混む京都の地下鉄に乗っていても、接続は良好でした。

 

イコライザーは半ば必須

アプリでの調整は必須に感じました

 

 音質はバッチリ最高!…と思ったら…アレ?何かすっごい籠ってるんですけど…?デフォで聴くと、低音がやたらに強くて中音と高音が籠りがち。クリアな音質、とはちょっと言い難い感じでした。せっかく音質がいいイヤホンなのに初期設定の味付けが結構イマイチ(すいません)なので、イコライザーは半ば必須と思いました。

 

個人的なお気に入り設定。参考まで

 

 という訳で公式アプリをインストールしてイコライザーをイジります。プリセットの中にもシックリくるものがなかったので自分で調整。低音をほどほどまで下げて、中音を高めに、高音をかなり高めにして、ようやく「おっ、いい音」という感じに。あくまで主観的な設定ですが、お悩みの方は参考まで。

 

ANCオンでも上々の音質

 

 さて改めて試聴します。イコライザー調整込みの結果とはいえ、音質は良好。低音はしっかり出て音割れはなく、高音の解像度も高め。ANCオンの状態だと、特に中音がどうしても滲むというかボヤける感がありますが、この価格帯だと無理もないでしょう。

 

ANCはこの価格にしては上出来!

 

 ANCは1万円を切るイヤホンとは思えないほど効きます。かなり健闘してます。

 

 前提として、ANCイヤホンはヘッドホンに比べるとノイキャン性能は低いです。そしてカナル型はそもそもが耳栓みたいなものなので外音が入りにくく、キャンセルするほどノイズが入らなくね?みたいな話もあります。SONY・Apple・BOSEの御三家ですらイヤホンタイプのノイキャンは「そこそこ」レベルです。

 

ANCのお陰で、静かな曲も低ボリュームで楽しめる

 

 そこにきてCapsule3 Proは、その「そこそこ」に足を踏み入れつつあります。1万円以下の価格帯で、ですよ。御三家のイヤホンに比べればホワイトノイズはやや多め、キャンセル性能も若干劣りはしますが、値段が4倍以上違うんだから当たり前。値段から考えれば、Capsule3 Proのノイキャン性能はちょっと驚き。コスパで言えば圧倒的です。

 

静寂!とまでは言えずとも、カナル型の恩恵も相まって通勤途中でも小さな音でちゃんと聴けます。電車の走行音も結構上手にキャンセルしてくれますよ!

 

お馴染みタッチ操作は慣れれば快適

 

 タッチ操作については他機種と同様、慣れは必要なものの、慣れさえすれば快適です。曲の送り/戻しや音量調整だけでなく、ANCオン/外音取り込みモード/ノーマルモードの切り替えもタッチで行うので、取扱説明書はザッと読んでおいた方が良いです。

 

LDACについて

LDAC対応機、Kindle Fireしか持ってなくてですね…

 

 詳しくはAir3 Deluxeの記事で書いたのでザッと。LDACはハイレゾ音源に対応したコーデック(機器間のデータ送受信に使う暗号のようなもの)です。要はLDACに対応したイヤホンとスマホがあればいい音で音楽が聴ける!というやつです。

 

 ただLDACに対応した端末がメチャ少なくて、Appleは全機種非対応。一部の高級Android機やウォークマン、Kindle Fireに入っているので、ギリそれで楽しめますが、ハードルとしてはまあまあ高いのが現状です。

 

amazon musicの「ULTRA HD」で試聴

 

 Kindle Fireにて、Amazon music HDの「ULTRA HD」を視聴。最大24bit / 192kHz、最大3730kbpsというロスレス音源です。確かに音はかなり変わりますしクリアになったような気もしますが、良くなったか?で言われれば実はよくわからん、というのが本音。SDでも十分な音質なので、対応機を持ってない方もあまり気にしなくてよいと思いました。

 

やっぱりゲームモードが良い

SOUNDPEATS機はゲームに強い気がする

 

 Air3 Deluxeでも搭載していたゲームモードですが、やっぱり良いです。ワイヤレス接続ながら0.06sという低遅延でプレイが快適。ONとOFFでは体感できるほどに違います。

 

 ゲーム用語的に言えばON時/OFF時で4、5フレームは違うと思いました。手持ちの他のワイヤレスイヤホンと比べても判るぐらい早い。RPGやRTSなどをやっている分には分かりませんが、FPSや格闘ゲームをプレイすると確実に分かります。

 

ノイズキャンセルでSEに集中できるので、銃声や敵の足音など「戦局を左右する音」を聞き逃しません。ゲーミングイヤホンとしての使い勝手は高いです。

 

まとめ

超高コスパ・ノイキャンイヤホンでっせ

 

 Capsule3 Proの良い点は、やはり抜群のコストパフォーマンス。マルチポイント・ワイヤレス充電に非対応なのはやや残念ですが、良好な音質でANCを備えて一万円以下というのは圧倒的と言わざるを得ません。ゲームモードも備えており、ゲーミングイヤホンとしても優秀。ANCと相性良いですしね。

 

 SOUNDPEATS製品はいずれの大手通販でも取り扱いがありますが、Amazonだと頻繁にセールがかかるのでおすすめ。クーポンも定期的に配布されているので、お得に手に入れることが可能です。

 

 カナル型はちょっと…という方は、インナーイヤー型である Air3 Deluxe HSがおすすめ。ANCは無いものの高音質、軽やかな装着具合で耳の負担が小さいです。もちろんコチラももリーズナブル!

 

やはりカナル型は没入感が強くて良き。お買い得なノイズキャンセルイヤホンをお求めなら最右翼です。高級イヤホンは紛失が怖いので、コレを外出先で使うのもいいかも!

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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 最新機 「AIR4」もご提供頂きました。オープンイヤーでノイキャン付き、ロスレス対応のハイエンド機です。以下の記事で詳しく紹介しています。