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デジタルバックミラー【コムテック ZDR038】レビュー。前後ドラレコ・駐車監視機能付き!見にくいって本当?夜間は?など検証

デジタルインナーミラー comtec ZDR038

 

 半ばマイカーの必須装備となった感のある「ドライブレコーダー」。ずっとミラー型を愛用していましたが、新車購入に伴って コムテックのデジタルインナーミラー ZDR038 を購入&装着しました。

 

 本記事ではZDR038を紹介しながら、その使用感やメリット/デメリット、ミラーへの装着した時のスタイリング等などについて紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

コムテックについて

出典:https://www.e-comtec.co.jp/

 

 株式会社コムテックは自動車用のデジタル機器を設計開発する企業で、愛知県に本社を置いています。ドライブレコーダーやリモコンエンジンスターター、自動車用の地デジチューナーなどが主力で、カー用品メーカーとしてはドの付く有名企業です。

 

 中でも国内におけるドライブレコーダーのシェアは6年連続でナンバーワン(BCNランキング調べ https://www.bcnaward.jp/award/section/detail/contents_type=282)を獲得。シェアは実に40%近くにものぼります。

 

出典:https://www.bcnaward.jp/award/section/detail/contents_type=282

 

ドラレコの雄・ユピテルやケンウッドを抑えてのシェア1位!私は長らくユピテル派だったので初・コムテックです。次項からその実力を見て行きましょう。

 

ZDR038 レビュー

スタイリング

 

 さっそく設置した状態から。今回は新車に設置したため、素人が自前でやってキズモノにしたくなかったので施工はディーラーにお願いしました。

 

設置した状態。バンドでバックミラーに固定されてる

 

 ご覧のとおり、デジタルインナーミラーはまるで純正かのようなスタイリング。バックミラーのボリューム感、装着状態を見ても、まるで最初から付いていたかのよう。本体はシリコンバンドでバックミラーに括りつけられているのですが車内からはそんな様子は見えず、かなりスッキリして見えます。

 

 奥に見えるのがドライブレコーダーのカメラ。デジタルインナーミラーとはセパレートになっており、前後のカメラは両面テープでフロント/リアのガラスに貼り付けられています。

 

車外から見た様子

 

 社外から見ると装着した感じが少しわかりますが、じっくり見ないと分かりません。ゴテゴテと色々つけたくない方にも受け入れられる簡素さではないでしょうか。

 

リア。車内取り付けオンリー

 

 こちらはリアカメラ。カメラは非防水のため、車外への取り付けは不可。フロント/リアガラスへの取り付けにのみ対応しています。天井裏を這わせてリアガラスまで配線を行う必要があります。

 

 リアガラス設置時には、ちゃんとデフロスター(電熱線)を避けるように配慮しましょう。デジタルインナーミラーにもバッチリ映っちゃうので、確認しながら設置するとベター。ディーラーなどにお願いする場合は、電熱線避けといてくださいと念のため言っておくといいでしょう。

 

自信がなければディーラーやカー用品店に任すのが吉。私は新車の内張りを剥がす勇気が、どうにもありませんでした…!

 

バック・フロント共に画質良好

動作状態。画質はクリアで見やすい

 

 デジタルインナーミラーは11.88インチで、標準的なルームミラーと比較してやや大きめで見やすい。カメラの総画素数は200万画素と標準的で、録画サイズとしては FullHD(1920×1080)、HD(1280×720)に対応しています。

 

 ミラーと異なり焦点が近くなるので視差がキツいかな?と懸念してましたが、思った以上に違和感なく使えました。広角のカメラで撮影しているので肉眼で見るよりモノがやや遠くに見える感じはありますが、こちらも問題は感じません。むしろ確認できる範囲が広いというメリットの方が大きいです。

 

デジタルインナーミラーで移す範囲の設定

 

 画質は最高!という程ではないものの、クリアで見やすく調整されています。PCモニターなどと比較してやや画素が荒い印象なのは、実際の映像から一部をトリミングしてミラー側に表示していることも影響しているでしょう。

 

撮影した映像から、どの部分を切り出してミラーに表示するかは設定が可能。左上写真の赤部分をトリミングすると、右上のように表示されます。撮影方向の微調整にも使えるので、いちいちカメラの設置角度を物理的に変更しなくて済むので便利です。

 

ZDR038はタッチパネル採用なので、画面を触って直感的に操作が可能です。メニュー画面なども説明書を読まずとも扱えます。便利~!

 

カメラ反転アイコンでフロントカメラに切り替え

 

 カメラの反転アイコンを押すと、リアカメラとフロントカメラが切り替わります。運転時にこの画面を確認したいことはほぼないので、ちゃんと録画されているか?適切な方向にカメラを向けられているか?など専ら確認用になるでしょう。

 

夜間でも確認しやすい

夜間の映像。画質は下がるが確認しやすい

 

 「夜間は画質が荒く確認しにくい」との口コミを見ていたので少し不安でしたが、全然問題なく感じました。上の画像は夜間に撮影したものですが確かにノイズが増す感じ。カメラのISO感度を上げすぎた状態に似ています。画質としては確かに落ちますが内容はしっかり確認できますし、肉眼で見るより確実に情報量は多いです。

 

追従車両がハイビームでも眩しくないし、個人的には昼より夜の方がデジタルバックミラーの恩恵を感じます。外の光が写り込むこともなく視認しやすいです。

 

www.youtube.com

 

 こちらは公式がアップしている、ZDR038で実際に撮影&SDカードに保存された映像です。ご覧のようにルームミラーの画質よりもキレイ。ナンバーもしっかり確認できます。室内設置タイプなのでフロント・リヤ共にガラスの映り込みがありますが、映像を確認するときの妨げにはならないレベルです。

 

最近のドラレコでは当たり前になってきたHDRにも当然対応。急に明るくなった時のホワイトアウト(白つぶれ)などにも強く、ドラレコとしてのスペックは十分です。

 

普通のバックミラーとしても使える

 

 晴天の昼間だと、外の光がミラーに映り込んで「ちょっと見にくいな」と思う時がありました。そういう時はカメラの画像をOFFにして、普通のミラーとして使うこともできます。

 

ボリューム横のアイコンで普通のミラーに

 

 ミラーをタッチすると出てくるメニューで、ボリューム横にある〼のようなアイコンを押すと液晶がオフ状態になります。液晶の表面には反射加工が施されているので、液晶がOFFになると普通のインナーミラーになる…という寸法です。

 

これでも問題なく普通に使える

 

 普通のインナーミラーと比較すると「やや暗いかな?」という気はしますが、特に問題なく使えます。やや大きい普通のインナーミラーという感じ。もちろんこの時にも前後のカメラは周囲の映像を撮っているので、ドラレコとしては動いている状態なので安心です。

 

カメラに何らかのトラブルが起こるなどもあり得るので、普通のミラーとしてちゃんと使えるのは重要なこと。普段からしっかり角度は調整しておきましょう。

 

駐車監視機能つき!(オプション)

オプションで駐車監視機能が使える

 

 ZDR038は「当て逃げ」なども記録してくれる駐車監視機能つきです。ただしオプションである HDROP-14 を別途購入&接続する必要があります。コレで接続するとシガーソケットからの給電が不要なので、ケーブルの取り回しがスッキリするというメリットもあります。

 

高いものでもないので同時購入しておくのがおすすめ!私はZDR038と一緒にディーラーへ渡して接続をお願いしました。

 

出典:https://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/zdr038.html

 

 モードは大きく3つから選択でき、「衝撃クイック録画」「常時・衝撃録画」「タイムラプス録画」があります。タイムラプス録画は1秒に1枚の静止画撮影を行う機能で、長時間の常時録画・衝撃録画ができるようにしたモードです。

 

もちろんおすすめは「衝撃クイック録画」。通常時はスリープしており、衝撃を検知した時に起動して映像を記録してくれます。消費電力が抑えられるので長時間の記録が可能でバッテリーにも優しい設定です。バッテリーの電圧が一定以下まで下がったら自動で記録をやめる仕組みも搭載しているので、バッテリー上がりの事故も起こりにくく設計されています。

 

週末ドライバーにはワンタイム駐車監視という手も

 

 毎度の駐車監視はバッテリーに優しくなさそう…という方には、もワンタイム駐車監視というモードも用意されています。駐車後、下部中心にあるボタンを長押しすることで、1度限りの駐車監視を開始。ボタン長押し後、音声によるアナウンスが流れたら車外に出るだけです。

 

駐車後、何時間監視するか?の設定画面

 

私は「駐車後6時間」の設定で使用中。自宅で当て逃げは考えにくい環境なので、コレで大体賄えます。ショッピングモールなどに駐車するときの安心感が違います!

 

デジタルミラーは状況によって超便利!

私がデジタルインナーミラーを導入した理由がコレ

 

 デジタルインナーミラーの長所は、後ろが見えにくい状況でもしっかり後方が確認できるようになることです。新車では後部座席用にフリップダウンモニターを設置したのですが、コレがあるとかなり後方が見にくい。ミラーだと半分以上がモニターで隠れてしまう状況でした。

 

後方の視界がいつでもクリア

 

 荷物をたくさん積んでいるだとか、後部座席に座っている人の頭で後方が見えないとか、私のようにフリップダウンモニターが邪魔だとか、それらの問題はインナーミラーで解決します。ミニバンなどはシートと荷室が同じ空間にあるので、特に恩恵が大きいでしょう。

 

逆にデジタルが見えにくい時は前述のように普通のミラーとしても使えるので、どのような状況でも後方が確認しやすい汎用性が強みのオールラウンダーです。便利!

 

まとめ

万人におすすめしやすいオールラウンダー

 

 ZDR038はデジタルインナーミラーってどうなん?と訝しんでいた私にも納得の使い心地でした。見た目スッキリでドラレコとしても優秀。駐車監視機能付きだし設定も細かくできるのでスキのない一台です。後方を確認できる手段を複数持っていると使い分けられるのが大きな長所。いつでも後方をクリアに確認できてストレスフリーです。

 

 アウトドアが趣味など荷室にたくさん荷物を積む方、後部座席によく人を乗せる方、フリップダウンモニターを検討している方などにイチオシです。ドラレコとデジタルインナーミラーの2in1と考えれば価格もかなりリーズナブルなので、価格的にもおすすめの一台です。

 

 駐車監視機能をお求めの方は、別売の HDROP-14 をお忘れなく。シガーソケットからの給電が不要になるので、配線をスッキリさせたい方にもおすすめ。2000円チョイ(amazonが安かったです)と安価なので、同時購入するとスムーズでしょう。

 

前後ドラレコと駐車監視機能付きで、安心して新車に乗れています。安全のためなので、ここら辺の装備はケチらず良いモノを導入することをおすすめしますよ~

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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