「在宅勤務」「テレワーク」という言葉が一般的になって久しい昨今。私はといえば、最近は出社と在宅勤務の割合が 7:3ぐらい。長い時だと、一日12時間ぐらい自宅のデスクに座っている時もあります。前ほど頻繁ではないにせよ在宅環境はチビチビとアップデートしていて、快適に働けるように保っています。
私の席に置いてるのは、曲がりなりにも「使いやすい!」と厳選した仕事道具たち。今回はそんな相棒たち、デスク周りの環境について紹介していきます。悩めるデスクワーカーたちの一助になれば、こんな嬉しいことはありません。ぜひ最後までお付き合いください。
デスクツアー2024
DELL ALIENWARE AW3423DWF
モニターは ALIENWARE の AW3423DWF を使用中。34インチのウルトラワイド、OLED(有機EL)パネル、1800Rの湾曲と「欲しい」機能が全部入りの欲張りモニター。34インチ ウルトラワイドの高さは16:9換算だと27インチ相当で、自宅で仕事用/遊び用兼ねて使うにはピッタリの大きさです。
「とりあえず全部入りを買おう!」いう軽い気持ちで使い始めましたが、メチャいいです。コレ使ったら他のモニターに戻れない、まであります。
何といっても有機ELの美麗さ。黒が黒い!スペック面ではリフレッシュレート165Hz/応答速度0.1ms/視野角メチャ広と、VAパネル・IPSパネルのゲーミングモニターとは一線を画します。それでいてOLEDパネル採用のモニターの中ではお買い得価格というコスパの高さ。ゲーミングモニターとしては最強レベルの1台と言っていいと思います。
PBP(Picture By Picture)/PIP(Picture In Picture) はウルトラワイドと組み合わせて真価を発揮します。上画像のように、違うPCの画面を1画面上に分割して写せるわけですが、在宅環境だとコレがメチャ便利。仕事用PCを2台つなげるときや、仕事用とプライベートのPCを分割して…など、使い方色々。片画面を16:9で出せるのがウルトラワイドならではのメリットです。
DELLのモニターは保証が手厚いのも魅力。不良ドット(常時輝点1ヵ所以上 or 無輝点6ヵ所以上)と焼き付きについては3年間に渡って補償してもらえます。高額なモニターで安心して買えますね。
モニターアーム エルゴトロン LX
モニターアームを使うとデスクがスッキリするのは周知のことと思います。ウルトラワイドモニターって結構重くて AW3423DWF は6.27kgあるんですが、エルゴトロンLXの耐荷重は 3.2~11.3kg。余裕で支えてくれます。
ご覧のとおり、モニターアームでスッキリした印象に。デッドスペースが減って機能的でもあります。付属のスタンドを使うのに比べて可動域がメチャクチャ広がって、ピッチ/ヨー/ロールの回転はもちろん、高さ調整や位置変更なども片手でできます。
「自由自在に動かせるか?」はモニターアームを選ぶ時に気にしたいポイント。エルゴトロンシリーズはスイスイ動かせるので、仕事時/ゲームプレイ時/映画を見る時で、スタイルを柔軟に変えられます。
PLUSDEN のケーブルカバー
モニターアームへの配線は、PLUSDENのケーブルカバーを使ってまとめています。上の写真をご覧ください、美しくないですか?この中に HDMIケーブルとDisplayケーブルが2本、電源ケーブルとUSBケーブルが収まっています。ミニマル~!
モニターアームがクロームなので、トータルコーディネートでケーブルカバーはグレーをチョイス。少し光沢のあるグレーなので、親和性は抜群。カッコよくスッキリまとまって、見るたび気持ちが良い…。使い方もカンタンなので、おすすめしたいケーブルカバーです。
メインPC ROG Flow Z13 (2023) GZ301
ROG Flow Z13 は世にも珍しいタブレット型のゲーミングノートPC。軽量&小型、取り外しできるキーボードでタブレットとしても使えます。上画像のように液タブ代わりに使えてクリエイティブも捗ります。それでいて Core i9-13900H と GeForce RTX 4060搭載でハイパワー。頼れる相棒です。
仕事用/プライベート用/ゲーム用/読書用とかで端末を分けたくない私にはピッタリの端末。これで全てやってます。GPUパワーアップして定期的に出してほしい。
いつもは「なんちゃってデスクトップ」として使っていますが、単体でパワーがあるのでこんな使い方も。画面とコントローラーだけで、要求スペックがそこそこのゲームまでプレイできちゃう。ミニマルの極致のようなゲームスタイル。家では有機ELウルトラワイドで、出先ではミニマルで。スタイルが柔軟なノートPCです。
デスクトップPC代わりにもなるし、持ち出しても単体でハイパワー。出先でも動画編集くらいなら余裕。こういうPCってなかなか無くて、替えの効かない存在です。
ドッキングステーション BenQ DP1310
ROG Flow Z13をデスクトップPC代わりとして使っているのは前述の通りですが、ケーブル一本で全ての周辺機器に接続するようになっています。外部モニター、有線LAN、外付けGPUまで全部です。接続先は、BenQより賜ったドッキングステーション DP1310。ケーブル一本で3画面出力できるドックです。
色んな外部危機に接続できるとか、ハイパワーで充電できるとか、安定性が高いとか、ドッキングステーションに欲しい機能は一通り入ってます。それとは別に特異なのが「映像切替」ができる点。モスグリーンのボタンを押すと入力を切り替えることができます。
接続機をガラリと入れ替えられるので、仕事と遊びの切り替えがワンタッチ!私のような効率的にサボりたい仕事もゲームもエンタメも同じ環境でやりたい人にオススメのドックです。
PBPも組み合わせてこんなことも。外部モニター1つで、なんちゃってトリプルモニター。映像切替ボタンを押せば、短画面出力に戻ります。これまた「柔軟」。記事書いてて気が付きましたが、私は柔軟に色々できる機器が好きなんだな。
スクリーンバー BenQ ScreenBar Halo
こちらもBenQより賜りしスクリーンバー、ScreenBar Halo。デスクの手元を照らしてくれるのに加え、バックライトでよりオシャレに。オシャレなだけでなく、モニターと壁の明度差が埋まることで、疲れ目になりにくくなる効果が期待できます。
Haloになってワイヤレスリモコンがつきました。明度や色温度を変更できます。ワイヤレスになったので、見えないところに仕舞っておけるのが一番のメリット。
疲れ目がどうとかはさておき、とりあえずオシャレだわな!あと私は割と薄暗いほうが集中できるネクラなので、「部屋の電気は消しておきたいけど、自分の周りだけちょっと明るくしておきたいな」というニーズにピッタリ。明るさがちょうどいいんです。そう言ってる人を見たことないですが、みんなそう思ってるんじゃないかな~。
GROVEMADEのデスクマット
デスクマットはGROVEMADEのものを使用。アメリカの企業ながら、日本人の方が代表を務めているメーカーで、作っているものがイチイチおしゃれ。わざわざ海外通販して購入しました。薄っすら高価ですが、海外モンなら仕方あるめえよ。
フェルトって何かオシャレよね!ぐらいの軽い感じで購入しましたが、気に入っています。ほど良いクッションがあって、パームレストとしてもマウスパッドとしてもそれなりに優秀です。
何を隠そう、私がデスクマットにフェルトを選んだ理由は「洗えるから」。肌に直接触れるものはできるだけ洗いたい性分なんです。マウスやキーボードはウェットティッシュで拭いて我慢してますが、デスクマットはドライ洗いでガンガン洗ってます。紐で縛って洗えば型崩れもせずメチャ快適。健やかに生きれてる感じがする。
キーボード HHKB Professional HYBRID
キーボードはお馴染み HHKB。Type-Sは打鍵感がピンとこなかったので、無印の Professional HYBRIDを使ってます。同じ環境で仕事も遊びも…と考えた時、機器の親和性を考えると日本語配列が最適でした。打鍵感が最高で、ミスタイプが減りタイプ効率が向上します。
ほんとはフルサイズのほうが使いやすいんでしょうが、机の上をスッキリさせたいという理由で HHKBを使ってます。打鍵感とミニマルさだけがHHKBの良いところで、存在意義の全てと言っていいでしょう。自分好みにキー配列をカスタマイズして、「俺が一番HHKBを使いこなしてるんじゃね?」と酔ってくるのも魅力の一つ…かも。
マウス Microsoft エルゴノミックマウス
Microsoftのプレシジョンマウスを愛用してるのですが、先日逝去。新しいの買うか~と探してみたら、なんとプレシジョンマウスのブラックがどこも売り切れではないですか!なんで…!?仕方ないので弟分であるエルゴノミックマウスの黒を使ってます。
精度の高さやサイドボタンの押しやすさ、配置の良さは当然のこと、「ちょっとデカめ」というのがいい。私は手が大き目なので、コレぐらいが握りやすくて最高。MagicMouseとか使って「えっ小っちゃくない…?」って思った同士にはオススメ。
ゲーミングマウスって妙に高ぇ。安いマウスは精度が良くねえしボタンが少ねぇ。中間がねぇ!そういう訳でプレシジョンマウスはめちゃ丁度いい。もっとMicrosoftはプッシュしてほしい。
収納ラック IKEA KVISSLE
あまりラックを置いてゴチャゴチャさせたくないんですが、必要に迫られてコレだけ置いてます。仕事用の SurfaceBook3、骨伝導ヘッドホン、書類やコピー用紙、メモに筆記用具はここら辺に置いてます。IKEAのKVISSLEが金属製でガンガン物を入れても型崩れしなさそうだったので使ってます。便利です。
デスクは作り付け
デスクは新築時にオーダーした作り付け。「市販品を購入すると脚が無くせない」という理由だけで作り付けにしました。流行の高さ調整できるデスクとは無縁ですが、狙い通りミニマルなので満足してます。とにかく、安定性については他の追従を許しません。超頑丈で超安定です。
大変なのは最初のオーダー。先に紹介したエルゴトロンはクランプ方式でなくグロメット方式(穴に通して挟み込む方式)で取り付けるのが私の夢だったので、予め大工さんにオーダーして穴を開けてもらいました。なかなか伝わらず苦労しました…
机の下の収納。机のフチをL字のようにしてもらって、そこに隠れるようにティッシュや収納トレーをマグネットでくっつけています。すぐ使いたいコントローラーやヘッドホンはフックにかけて、棚には収納力のあるボックスをズラリと陳列。スッキリさせたいけど収納力は諦めねえ…!という執念をご覧ください。
ミニマルにしたからと収納力が犠牲になっては何の意味もないので、利便性と両立するように設計しました。結構うまくいってるんじゃない?と自画自賛。ぜひパクッてください。
ハーマンミラー アーロンチェア
私の腰を一日10時間も預けているのは、ご存じハーマンミラーのアーロンチェア。中古で購入したものを、消耗品を交換して使っています。やはり良いものは良い。中古だと値段がかなり下がるので、私のように状態の良いものをメンテして使うのもおススメです。
フローリングに傷がついちゃうので、キャスターはウレタンのものに変更。人気のチェアなので、色々互換品を売ってるところが良いところの一つですね。
ヘッドレストは純正が無いので社外品。元ハーマンミラーの社員が作ったヘッドレストとのことで、スタイリングも使用感もバッチリ。寝れます。
おまけ
仕事してると心が死にそうになる時があるので、心の癒しになるものを机の近くに置いてます。
代表格はもちろんグリーン。デスクの周りにたくさん置いてますが、中でも小さな盆栽がお気に入り。手がかかるやつですがカワイイ。京都の Maestroというお店で購入しました。苔の管理が結構大変ですが、形容し難い「ならでは」の良さがあります。
一応ゲームクリエイターなので、最新のゲームは遊ぶようにしてます。相棒は Xboxワイヤレスコントローラー。Xbox Design Labでセミオーダーした逸品です。トリガーにアサインした挿し色のオレンジがチャームポイント。かわいいっしょ。
まとめ:快適と快楽を求めたデスク
調べに調べて「コレに決めた!」と購入したデスク周りのアイテムたち。利便性もさることながら愛着もひとしおです。自分のお気に入りのアイテムに囲まれて過ごせるのは、実に幸福なことです。長い時間を過ごすデスクなので、環境が与えるパフォーマンスへの影響はバカにできないと思います。
皆様もデスク環境を今一度、見直してみては。本記事がデスク環境を見直すキッカケになれば幸いです。オシャレなもの、便利なものを見つけたら、私にも教えて欲しいです!
今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。