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【どこかなGPS2】で子供見守り口コミレビュー。高精度&半年無料でコスパ高し。大手メーカーの見守りGPS徹底比較も!

子供の見守りツール「どこかなGPS2」

 

 以前紹介した見守り用GPS「どこかなGPS」の契約が切れてしまったので、後継機である「どこかなGPS2」を購入しました。名前がド直球で分かりやすいですね…!世代が変わったことで、本体仕様から契約面に至るまで、いろいろな変更が加えられています。

 

 本記事ではこの「どこかなGPS2」を開封・レビューしつつ、初代との違いやセットアップ方法、各社がリリースしている見守り系GPSの価格・性能比較などについて紹介していきます。是非最後までお付き合いください。

 

どこかなGPSとは?

出典:https://www.dokokana-gps.jp/

 

 「どこかなGPS」はソフトバンク株式会社が2020年2月より展開している、GPSによる見守りサービスです。GPS端末はZTE社が製造、使用可能エリアはもちろんソフトバンク4G LTEエリアとなっています。

 

料金体系が少し変わっているのが特徴で、本体を購入すると一定期間無料で使えるようになっています。ここら辺は先代も同じなのですが、ちょっと内容が変更されているので後述します。

 

競合他社との比較

 

 ひと昔は選択肢に乏しかった見守りGPSですが、今や群雄割拠。各社が工夫をこらしたサービスを展開しています。主要サービスを以下にまとめました。


  どこかなGPS 2
ソフトバンク
みてねみまもり
GPS 第三世代

MIXI
あんしん
ウォッチャー

KDDI
まもサーチ3
+Style
Botトーク
Bsize
amue link
SONY
サービス
開始
2020/2 2021/3 2022/5 2020/1 2018/10 2020/12
本体 7,480円 5,280円 5,680円 5,280円 6,800円 5,980円
月額 528円 528円 539円 528円 680円
トーク不要480円
748円
1年
料金
10,648円 11,616円 12,148円 11,616円 14,960円 14,956円
測位
方法
L1/L5デュアル
バンド測位
GNSS測位 GNSS測位 GPS GNSS測位 GPS
+独自技術
スタミナ 最大1.5カ月 最大2ヵ月 最大1.5カ月 最大2ヵ月 最長1ヵ月 最大5日
重量 60g 54.5g 53g 39g 50g 23.7g
防水
防塵
IP67 IP55 IP55 IP65 IP55 IP68
本体
サイズ
52×
52×
20.2(mm)
48×
48×
22(mm)
50×
50×
18.8(mm)
49×
49×
15.5(mm)
50×
50×
21(mm)
60×
26×
12.3(mm)
特記 6カ月無料   2台目月額無料   トーク可能 トーク可能

 

 「どこかなGPS2」は、測位方法と料金にアドバンテージがあります。みまもりGPSでは初めてL5波に対応し、より高精度な測位が可能になっています。せっかくGPSを持たせても位置が狂っては意味がないので、この点は他社と比較して大きなメリットです。

 

 兄弟に持たせるなど、2台使うなら「あんしんウォッチャー」が強い。2台目は月額が無料になるので、全機種の中で最もランニングコストが安くなります。「Botトーク」は音声のやりとりが可能なので、スマホを持たせるまでの繋ぎとして役立ちます。主要メーカーの中ではSONYの一歩劣る感が否めません。ランニングコストがやや高く、バッテリーが貧弱です。

 

我が家はGPS精度を重視し、どこかなGPS2を選択しました。用途に合わせて、最適なサービスを選びましょう。SONYファンなので次回は頑張って欲しい…!

 

どこかなGPS2 レビュー

開封レビュー

 

 それではさっそく開封してみます。ドン。

 

本体、充電ケーブル、取説類のみ

 

 パッケージ内容 ・どこかなGPS2本体
・USBケーブル(Type-A to C)
・クイックスタートガイド
・お願いと注意事項 兼 保証書

 

同梱物は初代機とほぼ同じ。充電アダプタは自前で用意する必要があります。本体がUSB Type-Cでの充電に対応したので、USBケーブルもそれに併せて変更されています。

 

本体レビュー

初代より一回り大きいがデザインの方向性は同じ

 

 本体はホワイトを基調とした丸みのあるスクエア型。初代機よりも一回り大きくなり、GPS BoTやあんしんウォッチャーなど競合他社製品と似たサイズ感になりました。初代との比較については後述します。

 

 本体の上面部は特にプリントも何もなく、非常にミニマル。中央から少し外れた位置にある小さな穴はLEDが内蔵されていて、動作状態やバッテリー状態を表すインジケーターの役割を果たします。

 

左/充電端子部 右/メインボタン部

 

 充電端子にはUSB Type-Cを採用。端子のすぐ横には電源ボタンとリセットボタンが配置されています。反対側にはメインボタンが配置されており、こちらはセットアップ時に使うほか、後述の「いまここ連絡」に使うことができます。

 

初代どこかなGPSと比較

初代と比べると一回り大きくなった

 

  どこかなGPS どこかなGPS2
初期投資 13,200円 7,480円
月額 440円 528円
無料期間 24カ月 6カ月
測位方法 L1バンド測位 L1/L5デュアルバンド測位
スタミナ 最大7日間 最大1.5カ月
充電時間 約90分 約300分
充電端子 USB Micro B USB Type-C
重量 34g 60g
本体サイズ 47×47×15.5(mm) 52×52×20.2(mm)

 

 先代と比較して良い点は、何といってもバッテリー持続時間。初代は実際に使うと3日程度で電池が切れてしまい、ここが最も不満でした。しかし2世代目は連続1.5カ月ものスタミナに成長。併せて充電端子がUSB Type-Cになっていること、L5派に対応したことによる精度の向上がメリットです。

 

 デメリットは利用料金の値上げ。初代は13,200円の本体代のみで2年間使えましたが、どこかなGPS2では見直されています。2年使うと考えれば 16984円なので、3800円程度ランニングコストが上がっています。また本体が大きく、やや重くなりました。

 

スタミナがかなり向上しているのが嬉しい!性能が上がっているので、値上げもサイズアップも仕方ないか、と思いました。

 

本体セットアップ

利用するにはiOS、Android対応端末が必須

 

 本体のセットアップを始める前に、お手持ちの端末にアプリをダウンロードする必要があります。どこかなGPSを利用するには iOSもしくはAndroid搭載の端末が必須で、PCからの閲覧やセットアップなどには対応していません。セットアップをするにもアプリがないと始まらないのでご注意を。

 

メニューから「GPSの追加」→「初期設定」

 

 アプリを開いたら左上にあるハンバーガーボタンからメニューを開いて「GPSの追加」をタップ。次の画面では「初期設定」をタップします。

 

メインボタンを長押しすると接続完了

 

 画面に従ってメインボタンを数秒長押しするとLEDが点滅し始めます。するとすぐに画面が切り替わって、スマホとGPSの接続が完了した旨が表示されます。

 

 

 

 次の画面からは具体的なユーザー登録が始まります。氏名や生年月日、メールアドレスと電話番号を入力する必要がありますが、Yahoo!JAPANのアカウントでログインすれば登録がカンタンになります。

 

 ユーザー登録が完了したら支払い方法の選択です。半年後から528円の支払いが発生する旨にあわせて、支払い方法の選択肢が出てきます。クレジットカードかPayPayか、ソフトバンクと既に契約している方は支払いに合算する手もあります。

 

設定完了!お疲れさまでした。

 

 アプリの地図上で表示されるアイコンと名前を設定したら、セットアップは完了。所要時間は5~10分というところでしょう。特に難しいことはなく、誰でもサクサクと登録できると思います。

 

シェアも簡単!

 

 2台以上の端末から、同じGPSを見守りたい…というときのセットアップも簡単です。今回は妻のスマホでもGPSを見守れるように設定していきます。もちろんアプリが必要になるので、まずご利用のスマホにアプリをインストールしておきましょう。

 

バーコードを管理者から読み取る

 

 新たに追加する端末でアプリを開き、ハンバーガーメニューから「共有してもらう」を選択します。するとQRコードが出てくるので、これを管理者アカウント側から読み込みます。共有したいGPSを選択すると、新たに追加する端末にメールが飛びます。

 

 

 新たに追加するスマホから届いたメールを確認し、招待を承諾すれば完了です。

 

無事に見守れるようになりました

 

 無事に2台のスマホから同じGPSを見守れるようになりました。1台のGPSにつき、4アカウントから見守ることが可能です。今回は私と妻の分を登録したので、あと2台のスマホやタブレットから見守ることが可能ということになります。

 

兄弟同士でとか、おじいちゃんおばあちゃんからも見守れるようにするなどもありますね。子が小さいうちは何人で見守っても不足と言うことはありません!

 

使用感レビュー

精度はかなり良好。初代より優秀

 

 肝心の使用感。GPSの精度については初代から特に不満はありませんでしたが、さらに高精細になったように感じます。誤差は平均で20m以内なので、精度にはかなり満足。

 

 特に初代で起こっていた、ときどきピッと1~2km座標がズレる問題が起こらなくなったのが有難い。アレが起こると「校区から出てる!」とか「車に乗った!?」と焦りますし、慣れると本当に何かあったときに初動が遅れるので、見守りGPSとしては結構イヤな問題でした。

 

左/範囲設定画面 右/実際の通知

 

 「特定のエリアに入ったら/出たら通知」など、初代からある機能は相変わらず便利。体感できるようなメールの遅延もなく、自宅到着メールが届くのと、家のチャイムが鳴るのはほぼ同時です。

 

 我が家では「自宅から離れたら/近づいたら」「学校に近づいたら/離れたら」「校区から出たら(これは緊急事態ですね)」の3つを登録していますが、遊びにいったときも大体の様子がメールで分かって便利です。電話などをせずとも様子を知れるのは、見守り系GPSのメリットですね。

 

欲を言えばプッシュ通知にして欲しい!初代からそうなんですが、メールだと確認が少し遅れるので、そこが唯一不満です。

 

いまここ通知。待ち合わせや、もしもの時に

 

 メインボタンを押すことで発動する「いまここ通知」は、使い方を取り決めて運用しています。子が遊びに行ったときに「遊び終わったら迎えにいくから『いまここ通知』で呼んで」というように使っていますが、一方通行でなく子の方から連絡手段があるというのは便利です。

 

加えて「もし何かあったらココを押せ、すぐ駆けつけるから」と子には伝えてあります。親への連絡手段があるのは、子だけでなく親の視点でも安心感があります。

 

とはいえ、どこかなGPS2では「押された」ことしか分からないので、もう少しやり取りできる情報量を増やしたいなら先述のBotトークが候補に挙がるでしょう。それでも足りなそうであれば、キッズケータイを持たせることを検討した方が良いかも知れません。

 

スタミナ十分なので、見守りも安心

 

 精度が上がったのはもちろん嬉しいですが、やはり電池容量が増えたのが一番嬉しい。初代では最もストレスに感じていたので、コレだけで買い換えた甲斐があります。1週間使ってもバッテリーが数パーセントしか減ってないのを見ると、それだけでジーンとします。進化したなあ。

 

通知メールにバッテリー残量が表示されるようになったのが地味に嬉しい!アプリを開かずとも残量がリマインドされるのは良い工夫だと思いました。

 

まとめ

ランニングコストが安く高精細「どこかなGPS2」

 

 どこかなGPS2 は大手の中ではトップクラスにランニングコストが安価。それでいてL5波に対応しているので、他社と比較してGPSの精度にアドバンテージがあります。初代から電池のスタミナがアップして、見守り系GPSとしては一つの到達点に達した感があります。

 

 定価 7,480円ですが、Amazonでは5,980円で販売中。さらに1,000円引きクーポンが配布されています。どこかなGPS2は最初の6カ月は使用料が無料なので、実質4,980円で半年間使うことができることになります(7カ月目からは月月598円)。安い。

 

 次点でおすすめなのが、2台目のGPSが月額料金無料で使える「あんしんウォッチャー」。お子様が2人いるなど、GPSが2台必要なら断然コストが安くなります。

 

実は2人目が成長したら「あんしんウォッチャー」に乗り換え予定です。あんしんウォッチャーに乗り換えました!みまもりGPSには各社特色があるので、皆様も自分の用途に合わせてお選びください~!

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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