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モニターアーム【エルゴトロン LX】レビュー。調整が自由自在で便利!ディスプレイの取り付け手順、必要寸法、おすすめな点もご紹介。

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ばばーん(箱)。組み立てから始まります

 

 ずっと安いモニターアームを使ってきましたが、引っ越しを期に買い替えることを決意。ついに買いました、かの有名な エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム!

 

 本記事では エルゴトロンのアームを組み立て&設置を解説、実際に使ってどうか?を写真を含めてレビューしていきます。ぜひ最後までお付き合いください。

 

エルゴトロンとは

 

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エルゴトロン公式より出典:https://www.ergotron.com/ja-jp/

 

 エルゴトロンは、米国のミネソタ州セントポールに本社を置く「テクノロジー家具メーカー」です。PCやOA機器の周辺機器、というイメージでしょうか。1982年創業の、PCの普及とともに大きくなった会社です。

 

 中でも同社のヒット商品なのが、今回紹介するモニターアームです。

 

「エルゴトロン」は、エルゴノミクスとエレクトロンを組み合わせた造語。コンピュータとユーザーを、人間工学に基づき使いやすく結びつけるような商品をリリースしています。

開封

 

 さっそく開封してみます。ドン。

 

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アーム本体と取説。別途+ドライバーが必要

 

 メタルが大好物なので「アルミニウム」をチョイス。取扱説明書は当然全て英語です。

 

とはいえ図で説明されているので、組み立て・設置で戸惑うことはありませんでした。英語が苦手な方も、ご心配なく!

設置の種類について

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出典:https://media.ergotron.com/reserved/resources/888-45-040-w-orig.pdf?_ga=2.82595861.269977013.1617627940-466706576.1617627940

 

  デスクマウント モニターアームはその名の通り、机に固定する形で設置します。エルゴトロン LXには2種類の固定方法が用意されています。机を端から挟む「クランプ方式」と、机に穴を開けて挟み込む「グロメット方式」です。

 

 クランプ方式の方がお手軽ですが、今回はグロメット方式(上図の右)を選択しました。

 

理由は「グロメット方式の方がスマートに見えるから」。どの角度から見ても外から挟み込んでいる様子が見えず、スッキリして見えます。

グロメット方式の下準備

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出典:https://media.ergotron.com/reserved/resources/dim2-056-orig.pdf?_ga=2.124475273.269977013.1617627940-466706576.1617627940

 

  グロメット方式は先述の通り、なんらかの方法で机に穴を開ける必要があります。穴の直径は 8~51mmまで、天板の厚さは57mm以下など、細かく指定されています。

 

 図面は公式にある「製品寸法(上図)」を大いに参考にしました。これに目を通しておかないと、穴は開けてもらったが取り付けられなかった…ということになりかねません。コチラから見ることができるので、事前に熟読しましょう。

 

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大工さんに開けてもらった穴!

 

新築に備え付けの机に取り付けるつもりだったので、自分で図面を書いて大工さんにお願いしました。そこが一番大変でしたね!


 ボルトを通す穴は直径8mm以上とのことでしたが、ギリも怖いので10mmに。後ろの大きな穴はディスプレイに繋ぐケーブルを下から通すために開けてもらいました。こちらは直径5cmです。作り付けの机の場合、配線孔が無いとケーブルを通せないので注意が必要です。

 

 なぜ5cmにしたのか?には理由があるんですが、後述します。

 

組み立て&設置手順

 

 クランプ方式の金具が予め取り付けてあるので、それを外すところから始まります。外したらボルトを台座に取り付けて、机の穴に差し込んで固定。

 

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出典:https://media.ergotron.com/reserved/resources/888-45-040-w-orig.pdf?_ga=2.188421931.269977013.1617627940-466706576.1617627940

 

 次はアーム先端にモニターを取り付けます。

 

 使用するのはDELLの 27インチ4KモニターのS2721Q-R。VESAマウント対応で重量は5.6kg。エルゴトロンLXは 3.2~11.3kgまでのモニターに対応しているので、十分に収まる重量です。

 

使うモニターが決まっている場合は、VESAマウントに対応しているか?を必ず確認しておきましょう。

 

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S2721Q-R。これを機に4K HDR対応しちゃうかんね

 

 元から付いていたビスを外し、エルゴトロンLXを改めてビス留めします。この作業にはプラスドライバーが必要です。

 

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4か所をビス留め。ここで+ドライバーが必要になる

 

 これでアーム先端の作業は完了。いよいよ台座に取り付けます。台座のポールを、アーム先端の穴に通すだけ。モニターを落下させたら大変なので、慎重に取り付けます。

 

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台座とアームを合体!配線はまだだが形になった

 

 高さを微調整して、付属の六角ドライバーで固定。アームの開孔部に付属のキャップをはめ込みます。

 

 次に配線です。エルゴトロンの素晴らしいところは、アームに配線を隠す機構が備わっているところ。モニターに接続する各種ケーブルを、結束バンドを使ってアームに沿わせて収納することができます。

 

同梱の結束バンドは数本のみ。配線を変更したくなったときのため、100均などで予め買い足して備蓄しておくと安心です。

 

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配線したところ。うーん美しい

 

 最後に、各ジョイント部の硬さを六角ドライバーで調整します。硬すぎると動かしにくく、緩すぎるとモニターの重さで動いたりするので、ちょうどよい塩梅を探ります。ケーブルの収納をギチギチにしすぎるとアームの動きを妨げるので、少し緩めるなりして調整しましょう。

 

 調整が終わったら設置完了!おつかれさまでした!

 

所要時間は調整含めて40分程度でした。対してチカラも必要なかったので、一人で問題なく組み立て&設置ができるでしょう。

余談・ケーブルの処理

 

 エルゴトロンから配線孔までの間に、ケーブルがチョロッと出てるのが気持ち悪いのでケーブルチューブで処理するとキレイです。

 

 

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後日このように処理。ウム、美しい!

 

 私が配線孔を直径5cmにした理由は、使いたい市販の「配線孔キャップ」があったからです。エルゴトロンのシルバーと合わせるつもりで購入していました。

 

 

予め好みの配線孔キャップを探しておき、キャップの径に合わせて配線孔を開けるとスムーズです。

エルゴトロン LX レビュー

 

 まずは外観から。

 

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エルゴトロンLXを使った自席の様子。機能美!

 

 配線もかなり隠されて、スタイリッシュな見た目になりました。ディスプレイの下が広く使えるので、ノートPCとのデュアルディスプレイが非常に捗ります。

 

 シルバーとブラックのツートンにしたかったので、うまく理想通りになりました。PCと周辺機器、エルゴトロンがトータルコーディネートとして引き立っています。

 

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ヨコから。壁面に沿わせるとこんな感じ

 

 ヨコから見てもゴチャ付きがなくイイ感じ。徐々にワイヤレス製品が増えているものの、まだまだケーブルが多いのがデスク周りの現実。エルゴトロンのようなケーブルを収納できるアイテムは非常に有難い。ユーザー目線がありますね。

 

 エルゴトロンの真骨頂は、モニターを動かすのが簡単になるところ。モニターの位置を片手で簡単に、望みの場所へ移動させることができます。

 

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片手で動かせる。こうやって近くで見る…とかできる

 

 在宅勤務では家族に見せてはいけないデータなども扱う都合上、上の写真のように、家族が通りがかりに目にすることがないようにして作業しています。オンライン会議のときにも背景を壁にできるなどメリットが多いです。

 

 もちろんタテにすることだって簡単。作業に応じてモニターを自由自在に移動させられる、これぞエルゴノミクス。これぞエルゴトロン。

 

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タテにしてみる。コーディングはコレでも捗りそう

 

 アームは至って頑丈でガタつきや揺れはありません。それでいてスムーズにモニター位置を移動することができます。まるで歯医者で見かける、口の中を照らすライトのようです。

 

作業に応じてモニターの角度や場所を変えられて、デスクの上もスッキリ。予想していた以上に便利です。

おわりに

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スッキリした我が机。在宅勤務も捗りそう(たぶん)

 

 私はアルミニウムを選びましたが、他にもブラックとホワイトがラインナップされています。どちらもオシャレ!Amazonでは10%割引のクーポンが配布されていました。

 

追記:2022年3月現在でも配布されているようなので、Amazonなら半ば恒久的に10%OFFの模様です!

 

 デュアルディスプレイのモデルもありちょっと悩みました。縦に並べたり横に並べたり変幻自在。自宅の環境としては私にはオーバースペックかなあと今回は見送りました。会社コレにしたいなー。

 

 今回はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

 

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