モノバカ|モノばかり紹介するレビューブログ

ガジェットからファッション、暮らしの便利グッズなど幅広く紹介するモノ系ブログです。使ったことがあるものだけを体験に基づいてレビューします。

ピックアップ

zaitakuwork
katteyokatta2022
corefighter
corefighterco

【PeakDesign エブリデイスリング V2 3L】は最強の小型カメラバッグか?使用感レビュー。おしゃれで機能的!荷物が少ない人におすすめ

Peak Design EVERYDAY SLING V2 3L

 

  カメラを買ったら、カメラを持ち歩くカメラバッグが欲しくなります。精密機械であるカメラを保護してくれて、替えのレンズや周辺機器を機能的に持ち歩けるからです。バッグはファッション的な意味合いも強いので、デザインも妥協したくない。しかし機能性・ファッション性の両方を満たすカメラバッグは、非常に少ない。

 

 PeakDesign の エブリデイスリング 3L は、機能的ながらデザインも高いレベルでまとめている秀作です。本記事ではエブリデイスリングを舐め回すようにレビューしつつ、その長所と短所、どれぐらいモノが入るのか?どういう方におすすめか?などについて解説していきます。

 

エブリデイスリング V2 3L レビュー

基本スペック

カメラバッグとしては、かなり小ぶり

 

品名 エブリデイスリング3L ブラック BEDS-3-BK-2
容量 3L
外寸 H19×W30×D12cm
内寸 H17×W19×D8cm
重量 550g(中仕切り含む)
外装 400Dナイロン

 


 横幅30cm、高さ19cmと、一般的なボディバッグとしては標準的なサイズ。一方で、本格的なカメラバッグと比較すると非常に小ぶりです。そういう意味では、デザインも相まって普段使いでも野暮ったくなりにくいサイズ感と言えます。

 

内寸は最長辺でも20cmを切っており、大型のレンズが入らないことは諸元からもお分かり頂けるでしょう。どれぐらいの荷物を持ち運べるのか?は後述します。

 

本体レビュー

カメラバッグとは思えぬ洗練されたデザイン

 

 PeakDesignが人気の理由は、機能性もさることながら洗練されたデザインにあるでしょう。一般的にカメラバッグは実用性重視のものが多く、悪く言えば野暮ったいものが多いです。その点、エブリデイスリングはデザイン性も高い。

 

400デニールナイロン。100%リサイクル素材

 

 カラーは三色展開で、写真はブラックのモデル。外装には400デニールのナイロンが使われており、マットながらも若干のツヤがある素材感。ほぼブラック一色でまとめられた、スポーティながらもシックなデザインにまとまっています。

 

ナイロンといえばツルリとした滑らかな質感をイメージしますが、やや荒い感じのラフな肌触りで、ふっくらとした質感です。精密機械を入れてもしっかり保護してくれそうなクッション性を感じます。

 

ジッパー部分は止水加工が

 

 400デニールのナイロンで密に編まれているのに加えて止水ファスナーも採用されているので、ある程度の耐水性が期待できます。ファスナーにも PeakDesignのロゴが刻印されており、ディティールも凝っています。

 

ショルダーストラップは着脱可能

 

 ショルダーストラップにはクッション性のあるパッドが採用されています。ストラップの中ごろにはカラビナのような機構があり、フックを外すことで着脱が可能になっています。

 

左/ストラップ収納前 右/収納後

 

 余ったストラップは本体に収納でき、ブラブラしないように配慮されています。ファッションブランドから展開されているボディバッグでは見かけない仕様です。ここらへんの細かい機能性の高さがカメラバッグの長所ですね。

 

ストラップの付け根は可動域が広い

 

 ストラップと本体は可動式のボタンで連結されています。縫われているタイプと違って可動域が広いので、ストラップの長さや使用者の体形を問わず、柔軟に体にフィットします。

 

上部にはハンドルを装備

 

 バッグの上部にはハンドルを装備。写真のように持ち運ぶこともできますが、ストラップが垂れるのでこういう使い方はあまりしませんでした。中身を取り出すときに、ハンドルを持ってバッグを固定する…という使い方が多いほか、どこかに引っ掛けておくときにも重宝します。

 

収納部

付属の仕切り板。2枚構造になっている

 

 エブリデイスリングには仕切り板が付属していて、バッグの収納部を任意に仕切ることができます。仕切り板の上部は2枚構造になっており、右画像のようにセパレートすることも可能です。

 

仕切り板を取り付けたところ

 

 バッグと仕切り板はマジックテープで接続するので、柔軟に位置を変えることができます。けっこう強力にくっつくので、移動中に外れて…ということは心配しなくて良さそうです。

 

両サイドにはポケット

 

 メイン収納の両サイドにはポケットがあります。柔らかい素材で作られているので、使わないときでも邪魔にならないようになっています。

 

収納として大きいものではありませんが、伸縮性があるので見た目以上の収納力があります。

 

中で更に小分けになっている内ポケット

 

 さらに開口部付近に、横長のジッパーポケットが。ポケットの中にもさらにポケットが3つ用意されていて、コマゴマとしたものを入れるのに適した収納になっています。こちらも伸縮性アリです。

 

フロントにはジッパー式のポケット

 

バッグのフロントにはポケットを装備。こちらも止水ジッパーになっていて、水やホコリの侵入を防いでくれます。ジッパーを全開にしてもポケットがおちょぼ口なため、収納するアイテムを選びそうです。こちらも後述します。

 

どれぐらい荷物が入るのか

小ぶりだが、必要最低限は十分入る

 

 3Lという容量は余裕があるとは言い難いですが、ごらんのようにAPS-C機+替えのレンズ一本は余裕で入ります。それに財布と充電機、替えのバッテリーに、SDカードケースを入れても若干の余裕があります。

 

きちんと整理された状態で収納できる

 

 重要なのは、それらがちゃんと整理された状態で収納できること。揺れても中身がガチャつくことはありません。クッション性があり、多少の衝撃が加わっても大丈夫。小ぶりながら「収納」としての機能性が優れているのが、エブリデイスリングの魅力です。

 

ちょっと出かけてカメラ撮影するには最適の容量とサイズ感。「たくさん入る」のではなく、「最低限のものがキッチリ機能的に収まる」という方がシックリきます。

 

実は三脚も持ち歩ける?
付属のフックベルトで拡張も可能

 

 エブリデイスリングにはフックベルトが付属していて、実はそれを使えば収納力を上げることができます。バッグの下部にあるループ部分にフックを引っ掛ければ、バッグに括りつけるようにして携行することができるんです。

 

頑張れば三脚も運べる

 

 細長い三脚も、この通り固定可能! …なんですが、この状態で運ぶのは勇気が要りますね…横に長いですし。

 

かなり使う機会が限定される機能で、私は使ったこと一度もないです。PeakDesignは結構この機能、推してるみたいなんですけどね…

 

使用感レビュー

ガシガシ日常使いしてみた

 

 実際に使ってみました。カメラバッグとしてだけでなく、通勤や休日用のバッグとしても使用。バッグを何個も持つのは個人的に好きじゃないので、マルチに使えるかどうか?も試しました。

 

 まず感じたのは、肩にかけたときのフィット感の良さ。先述の「ストラップの付け根の可動域の広さ」のお陰か、長く肩にかけていても自然。スリングバッグやショルダーバッグでありがちな痛みや、肩のコリなどは全く起こりませんでした。

 

カラビナも超便利。着脱簡単!

 

 ストラップのデキが本当に良くて、ユーザー目線で考えられてます。中ほどについているカラビナも、ストラップの着脱もカンタンにしてくれる便利な存在。鞄を肩から外すときに、頭を潜らせる必要がありません。左右の掛け替えをしたいときや、車内など狭い場所でカバンを外すときにとってもスマート。

 

このリングが地味に凄い

 

 そしてこのリング。ストラップのバックル部分にあるリングなのですが、これがかなり便利。めちゃめちゃよく使ってます。

 

ストラップ長さを一瞬で調整できる

 

 このリングを引っ張れば、一瞬でストラップの長さを調整できるんです。手前に引くようにすればベルトを長く、持ち上げるようにすると短くなります。タウンユースのときはゆったりめに、ちょっと歩くときはキュッと締めて体にフィットさせる…など、シーンに合わせてストラップ長を一瞬で変えられます。すげえ。

 

ストラップの太さ、硬さも完璧。バッグとしてのフィット感、ストラップの使い心地は文句の付け所がありません。今まで使ってきたどのバッグよりも機能的です。

 

狭いながらも使いやすいメイン収納

 

 3Lという容量は、決して多くない…どころか、かなり少なめ!ペットボトルや長財布、折りたたみ傘の収納ですら、ちょっと苦しいです。そのぶん使う人を選びますし、入れるものも選択を迫られます。自信が無い方は素直に6Lモデルを買った方が幸せになれるでしょう。

 

 しかし3Lモデルの良さは、その軽やかさ。入れる荷物をちゃんと選んで使えば、これほど軽快なバッグはありません。ジッパーを全開にすれば中身をしっかり見ることができて取り出しやすいので、荷物の出し入れの部分で不満が出ることはないでしょう。

 

ストラップの使いやすさも相まって、お会計時に財布を出すのもスムーズ。ちょっとした荷物を入れて歩き回るバッグとしては最高です。

 

フロントポケットは超薄いモノしか入らない


 ちょっと不満が残るのはフロントポケット。「おちょぼ口」と先述しましたが、入れ口がかなり狭く収納力はかなり限定的。もうちょっと口が大きく開くだけで全然違ったんですが…。長財布も入らないので、小さいサイフかカードケース、スマホを入れるのがベタな選択でしょう。

 

スタイリング

普通にバッグとしてカッコいい

 

 PeakDesignに行きつく人のほとんどが「デザイン性」…つまり、カッコいいよね!ってことを気にしてのことと思います。写真じゃよくわからんな~と思ってましたが、ファッション好きの私から見ても、確かにカッコいい。素材といいデザインといい、どことなく cote&ciel(ジョブズが使ってたブランド)っぽい。

 

私は身長180cmでガッチリした体形ですが、写真のように「やや小ぶりのスリングバッグ」という印象になります。タウンユースでも全然イケますね。

 

タウンユースなら間違いなく3L推し

 

 先述のように3Lという容量は人を選びますが、タウンユースでカッコよさだけで選ぶなら間違いなく3Lが良いでしょう。6Lという容量はカメラバッグなら普通ですが、スリングバッグとしてはかなり大きい。大きいバッグはどうしても「実用感・業務感」が出るので、バッグとしてのカッコ良さ重視なら3Lモデルをおすすめします。

 

私はちょっとお出かけ用&カッコよさ重視だったので、使い勝手にも納得して満足しています。実用重視なら6L以上がおすすめです!

 

女性にもジャストフィット

 

 小ぶりなバッグなので、もちろん女性にも。身長155cmの女性が背負うと写真のようになります。でかいメンズが使うのと比較すると「やや大きめのスリングバッグ」という印象に変わります。3Lモデルは女性にもおすすめしやすいサイズ感です。

 

使いやすく、軽い素材で体にフィットするデザインなので、普通にバッグとしても推せます。ライトユーザーにもおすすめできる、「気さく」なカメラバッグです。

 

まとめ

使いやすくカッコいい。容量は吟味を

 

 デザインは文句ナシ、使い勝手良し。特にストラップの完成度が高く、スリングバッグとしての使い勝手が秀逸。3Lモデルは普段使いに適したスタイリングながら、荷物は厳選する必要アリ。用途にフィットするなら俄然おすすめできるカメラバッグです。

 

取り回しの良いバッグなので、自転車通勤や家族でのお出かけ時、レジャーにも使っています。アクティブに使う方にこそおすすめです!

 

 

 普段から荷物が多い方は6L以上のモデルにした方が良いでしょう。6Lモデル、10Lモデルがラインナップされています。

 

 

 自分にあうエブリデイスリングを使って、より良いカメラライフを!本日はこれにて、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

あわせて読みたい