急な雨に濡れるのが嫌いで、どんなときでも折りたたみ傘を携帯しています。とはいえ荷物が増えるのもイヤだし、小さすぎても使いにくい。色々な傘を試してきましたが、ようやくコレ!というのが見つかりました。それが コンビニエンスウェアの【はっ水おりたたみ傘】です。
本記事ではこの傘を詳しく紹介しながら、【コンビニエンスウェア】とは何なのか?どこで買えるのか?ユニクロやモンベルの折りたたみ傘と比較して何が良いのか?などを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
コンビニエンスウェアとは?
出典:https://www.family.co.jp/goods/cw.html
【コンビニエンスウェア】はファミリーマートで販売しているオリジナルブランドで、衣類・下着類、服飾雑貨などを取り扱っています。「いい素材、いい技術、いいデザイン。」のコンセプトのもと、2021年の3月から全国のファミリーマートで販売を開始しています。
デザイナーに落合宏理氏を迎え、低価格ながら機能的でデザイン性のあるアイテムを展開。ニューアイテムのリリースは春夏・秋冬の年2回。常に新しいライフスタイルを、全国のファミリーマートから発信し続けています。
出典:https://www.family.co.jp/goods/cw.html
落合氏は人気ブランド FACETASMのデザイナー。第一線のファッションデザイナーだけあって、コンビニエンスウェアのラインナップは本当にオシャレなんです!
はっ水折りたたみ傘レビュー
外観レビュー
今回紹介する【はっ水折りたたみ傘】は2022年9月よりラインナップに追加されたアイテムで、3色のカラー展開があります。今回紹介するのはブラックです。


デザインは至ってシンプル。「Convenience Wear」の文字&ロゴがあしらわれたワッペンが傘カバーの下部に縫い付けられているほか、上部からは傘本体のストラップが出ています。ブラック一色の本体かと思いきや、ストラップがファミマカラーになっているのが何気にオシャレ!
この傘のストロングポイントは、何といっても「畳んだ時の小ささ」。手元で測ったところ、全長は約17.5cmでした。折りたたみ傘は緊急時用の持ち運び用途なので、この小ささはメチャ有難い!
成人の平均的な手のひら長さは17.8cm(男性18.3cm女性16.9cm)なので、おおむね同程度。かなり小さなカバンでもスッポリ入れて運べるサイズ感です。
重さを計測すると、カバー付きで190gでした。軽量ではあるものの超軽量とは言い難い重さで、悪く言えば「普通」。一般的な折りたたみ傘程度です。
超軽量の折りたたみ傘などは100gを切るようなものもあるので、本体の小ささの割には少しモノ足りない数字かも。しかし一般的に「軽量な傘=強度が弱い」ものなので、一概にデメリットばかりではありません。
問題は「小さいのはいいが、使いやすいのか?」。世の中の小さい傘は広げても小さい場合が多くて、使いにくいイメージですよね。次項で説明していきます。
使用感レビュー
はっ水折りたたみ傘は三つ折りの構造になっています。二つ折り構造に比べて短くできるメリットがありますが、構造が複雑になるので使いにくくなる場合も。少なくとも展開はスムーズで、急な雨でも「傘が開かねェ!」となることは無さそう。折りたたみ傘の進化も大したもんです。
公称は直径92cmとなっていたので「結構小さいだろうな」と思っていましたが、開くと思いのほか大きい。筆者は身長180cmで結構ガッチリした体形ですが、問題なく全身が覆えています。
「小さい折りたたみ傘は開いても小さい」という思い込みを覆されました。これなら緊急用としてだけでなく、普通に普段使いにもできそうです。
「はっ水」とわざわざ商品名につけているだけあって、ジャバジャバ水をかけても弾く弾く。すご~い。…とはいえ、最近の傘はこれぐらい弾くのは当たり前。他のと何がちゃうんねん?という意味で言えば「東レ株式会社の超撥水素材」を使用しているのが他と違います。
普通の折りたたみ傘は撥水材を吹き付けているだけなので2ヵ月もすれば撥水しなくなりますが、上の写真は4カ月使用しての撥水具合。撥水する素材を使っているので、撥水性が長持ちしています。やっぱりすごい。
使っていて感じた唯一の欠点は、やはり他と比べて「やや畳みにくい」こと。三つ折りなので仕方ないのですが、持ち手の形状が楕円であることも影響して最初の方は特に手間取りました。慣れれば問題ありませんが、ちょっと注意を。
持ち運んでみた感想は「とにかく小さい」の一言。私は通勤にエブリデイスリングという小さいバッグを使っていますが、容量が3Lしかなくても余裕。コートのポケットなんかにもスッポリ入るので、とにかく持ち歩きには最強と言わざるを得ません。
開いた時のサイズ感とのバランスが最強で、「緊急用にいつでも持っておきたい」という方に最適の折りたたみ傘。小さいながら使用感も最大限担保されています。
モンベル・ユニクロと比較
これまで何本もの折りたたみ傘を使ってきましたが、「軽量かつ使い勝手が良い」のは モンベルのトレッキングアンブレラ と、ユニクロのコンパクトアンブレラ でした。どちらも名作と名高い折りたたみ傘です。
その2本と比べても、「はっ水折りたたみ傘」は圧倒的に短い!とにかく携帯性だけで言えばファミマの圧勝です。簡単に比較できるスペック表を作ったので、そちらでも見てみましょう。
コンビニエンスウェア はっ水折りたたみ傘 |
モンベル トレッキングアンブレラ |
ユニクロ ウルトラライトUVカット コンパクトアンブレラ |
|
価格 | ¥1,990 | ¥4,950 | ¥1,990 |
重さ | 190g | 150g | 127g |
折畳時長さ | 17.5cm | 25cm | 24.5cm |
展開時直径 | 92cm | 98cm | 90cm |
親骨数 | 6 | 8 | 6 |
表の内容をもとに、詳しく比較していきます。



大きさはモンベルに軍配。展開時の直径が98cmなので、普通の傘と変わらないぐらいの大きさがあります。逆にユニクロのコンパクトアンブレラがかなり小さく、ファミマはその間にいる感じです。



実際に差してみると、モンベルがゆったりなのはもちろんとしてファミマも健闘。直径92cm以上の大きさを感じます。親骨がやや長めで深さがあるのが影響しているのかも知れません。逆にやはりユニクロは「緊急用」感が少し拭い切れない印象。



たたみ易さは前述の通り、やはりファミマが一歩譲ります。2つ折りの二機種は一般的な構造なので比較的たたみ易く、ファミマは慣れていないと少しモタつきます。



親骨の数はファミマとユニクロが6本、モンベルが8本です。骨が多くなると傘が頑丈になる+直径が大きくなるメリットがありますが、重くなるデメリットがあります。モンベルはトレッキングを想定しているだけあって骨を8本装備。それでいて重量150gは驚異ですね。
ファミマとユニクロは骨が6本ですが、使っていて壊れたことはありません。タウンユースの耐久力という意味では6本でも十分です。
比較まとめ
コンビニエンスウェア はっ水折りたたみ傘 |
モンベル トレッキングアンブレラ |
ユニクロ ウルトラライトUVカット コンパクトアンブレラ |
|
価格 | ◎ | △ | ◎ |
携帯サイズ | ◎ | ○ | ○ |
重さ | ○ | ○ | ◎ |
展開サイズ | ○ | ◎ | △ |
畳み易さ | △ | ○ | ○ |
強度 | ○ | ◎ | ○ |
携帯性に優れたファミマ、平均点が高く頑丈なモンベル、軽量なユニクロ、といったところ。どれも良い傘ですが、デイリーに持ち歩くならファミマがイチオシ。コンビニで同じものがすぐに買える点もポイントですね。
まとめ
ファミマ、もといコンビニエンスウェアの【はっ水折りたたみ傘】の長所は、携帯時の小ささ。常に折りたたみ傘を持っておきたい、という方には特におすすめです。小さいカバンや上着のポケットにも入り、携帯にストレスがない折りたたみ傘です。
全国のファミマで取り扱いがありますが、折りたたみ傘を置いてない店舗もチラホラ。私は3店舗目でようやく見つけました。折りたたみ傘は3色展開で、「くろ」の他に「ブルーグリーン」「グレー」の展開があります。取り扱い店舗がお近くにない時は、通販で買う手もあります。
比較に登場してもらった、モンベルのトレッキングアンブレラもおすすめの折りたたみ傘です。登山などに持って行くなら断然コッチ。頑丈なので緊急時用だけでなく、普通の傘代わりに使うのもアリな良い傘です。
なかなか良い折りたたみ傘が無い…という方は一度ファミマに寄ってみては?1980円(税別)と安価です。サイズも心の負担も小さい、グッドデザインな傘ですよ~!
本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。