カメラやレンズは湿気が大敵。湿度が高いとカメラの内部やレンズ内にカビが繁殖してしまい、機材がダメになってしまうことも。それを防ぐために防湿庫などに機材を入れて保管するわけですが、サイズが大きいし… など、カメラの収納はなかなか頭が痛いもの。
今回は HAKUBA のドライソフトボックスをご紹介。安くって簡素な作りながらも「この手があったか～」と思わされるアイデア商品なんです。本記事ではドライソフトボックスの収納力、使い方などについて詳しく説明していきます。最後までお付き合いください。
組み立ては一瞬
組み立ては簡単、というか組み立てるような要素がほぼありません。中敷きと仕切り板を任意の場所にマジックテープで接着して、メッシュポーチに除湿剤を入れます。
ポケット収納はこの１点だけで、除湿剤の他はレンズペンぐらいしか入らないミニマル設計。でも、そこがいいんです。
中敷きをスタッフバッグの下に敷いたら、収納したい機材を入れます。あとは口をクルクルと閉じていき、バックルをパチンと閉じたら保管完了。除湿剤が入っているから湿気やカビ対策はバッチリなので、この状態で好きな場所へ保管するなり持ち運びするなりするだけです。
非常に作りがシンプルで分かりやすく、場所を取らなくてココロの負担が小さいです。機材が少ない方の保管用にもおすすめですが、持ち運び用途にも使いやすいので、全てのカメラファンにおすすめできるアイデアアイテムです。
Mサイズの容量
今回紹介しているのはMサイズで、最も小さいサイズ。内寸法は公称で約W225×H110×D135mm、重量は210gとなっています。容量にして3.3リットルといったところでしょう。
上の写真は実際の使用例。レンズを着用した状態のα6400と替えのレンズ一本、そしてハンディカムが入っています。APS-C機（少し小さめのミラーレス一眼）でこれぐらいなので、フルサイズなら本体と替えのレンズ一本がせいぜいでしょう。
逆に小さいカメラや小型のハンディカム、go proなどのVlogカメラを収納するなら十分な容量です。機材が少ない方なら、保管用途ととしてもおすすめ。
インナーバッグとしても活躍
ドライソフトボックスの利点は、保管だけでなく持ち運びができることにもあります。バックル部分を持てばそのまま手提げになるので手持ちにも便利。
PVCコーティングポリエステル製で汚れに強いので、多少の水がかかったところで問題なし。このドライボックスに機材を入れておくだけで、安全に持ち運びが可能になります。
もちろんバッグインバッグとしても。ドライバッグに入れた状態が小分けした状態になっているので、そのまま旅行カバンに放り込めます。持ち手にヴィヴィッドな橙色が配されており視認性を高いので、カバンの中で迷うこともありません。
保管庫に入れてる場合、移動時に別のドライボックスに移す必要がありますが、コレなら保管時も移動時も一つにまとめられます。
ドライボックスの欠点とシリカゲル
ドライボックスの欠点は「湿度が安定するまで時間がかかる」ことと、「乾燥のし過ぎを防げない」こと。センサーで細かく湿度を調整する防湿庫と違って乾燥剤任せなので、ここら辺は仕方ありません。
カメラなどの機材に適正な湿度は40～50%と言われており、60%以上はカビの危険が、逆に30％を切るとゴムやグリスなどの劣化が起こるとも言われてます。ただこの劣化は長期間の乾燥状態に置かれたらの話で、普通に使ってれば心配するようなことはほぼありません。
HAKUBA公式の乾燥剤である「HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ」は約11カ月間ほど効果が持続するロングライフ設計。3パック入ってるので、使用状況にもよりますが2年半で500円ほどのランニングコストということになるでしょう。
まとめ
アレ？乾燥剤さえ入れれば普通のスタッフバッグでも代用が効くんじゃ…？と思った貴方、鋭い。そのとおり、代用可能です。ドライソフトボックス独自のの利点としては、クリアな小窓が付いており中身の確認が便利…ぐらいのものでしょうか。
身も蓋もない話ですが、それぐらいシンプルなアイデア商品。心の負担が小さいカメラ収納アイテムです。機材が少ない方や、出先にも機材を持って行く機会が多い方には特におすすめ。カメラと替えのレンズ１～２本ならＭで、それ以上を収納したいならＬサイズが良いでしょう。
HAKUBAが作ってるから、カメラを任すにも何か安心！というのもありますね。私のようなズボラなカメラ好きには特におすすめします！
本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。
