私にとって、冬場なくてはならないもの一つにブランケットがあります。暖房器具が苦手なので、肌寒いぐらいのものならブランケットで済ませてしまいます。
なかでも私が愛用しているのは Hourse Blanket Research(ホースブランケットリサーチ)のブランケットです。少し高価ですが、確かな品質を持ち頑丈。ずっと愛用しているアイテムです。
ホースブランケットとは?
ホースブランケットとは、馬が眠るとき背に掛けられていた毛布のことを指します。主にアメリカの中西部~東部にかけての寒さが厳しい地域にて使われていたこともあり、人用のものと違ってサイズが大きく厚みがあることが特徴です。
下はイギリスの馬具通販サイトからの引用画像。現在でも販売されており、その価格225ユーロ。大体29000円程度(2020年12月現在)です。
出典:https://www.dochorse.com/newmarket-traditional-wool-blanket.html
これが古き良きホースブランケット
Hourse Blanket Researchとは?
出典:https://sett.co.jp/horse_blanket_research/
Hourse Blanket Researchは、ホースブランケットを製造・販売しているブランドです。デザイナーである小林節正氏が、当時のもの、100年以上前のホースブランケットを調査/収集し再現して作られています。
出典:http://www.beams.co.jp/special/happyoutside/vol013/
小林節正氏近影
同氏はMountain Research(マウンテンリサーチ)を筆頭とする「……RESEARCH」シリーズを展開しており、Hourse Blanket Researchはその中の一つ。
同ブランドの魅力はそのリサーチに裏打ちされたモノ作りです。当時の贅沢で温かさのあるウールの使い方、色使いなどを、現代のプロダクトとして取り込み機能として消化している。それがHourse Blanket Researchの魅力です。
同ブランドの製品は全て日本製。昔ながらの製法で柔らかく作れており、空気を含みやすいのが特徴。暖かさとフンワリした肌触りに貢献しています。
私が愛用しているブランケット
私が購入したのは、ストラップのないプレーンなタイプ。羽織りたい場合には大きな安全ピンで留めることができます。サイズは168×138cmです。
往年のホースブランケットは200×200cmが主流だったようですので、ヒトが使いやすい大きさにリサイズされていることになります。
触感について。初めて触ったときは「ワイルドな触り心地」という印象でした。ゴワゴワしてちょっと硬い感じ。軍用の硬い毛布のイメージです。しっかりして厚手なんだけど、少し硬い…という感想でした。
しかし使い込んでいくうちに印象が変化。徐々にゴワゴワした手触りがなくなり、ふわふわとして暖かい感触に変わっていきます。
肉厚でシッカリした重みがあるのに、ふんわり空気を含んで柔らかく、滑らかな使い心地に。エイジングが楽しめるのもウール100%ブランケットの大きな魅力です。
そんなに肉厚でもないのにしっかりしていて暖かく、掛けていてもズレることはありません。ウール100%で肉厚なので、耐火性にも優れています。焚火の周りで使っても、火の粉で穴が開いたりすることはありません。
そして質感がカッコいい。何でしょう、このクシャっとしておくだけでカッコいい感じ。無骨でありながらどこか優しい。男女やインテリアのテイストを問わず、使いやすいデザインです。
1/2サイズのものも展開されていますが、私は断然、このフルサイズをおススメします。半分にすればひざ掛けになりますし、広げれば下半身をすっぽり覆えます。
我が家の冬は床暖房で過ごすのですが、ブランケットを使えば簡易的なコタツ代わりになって非常に暖かい。底冷えするときには掛布団カバー代わりに…という使い方もおすすめ。冬には欠かせない存在になっています。
最近はデスクヒーターと併用して使っています。コレがすごく暖かい!真冬であってもこの組み合わせで乗り切れます。非常におススメです。
おわりに
ブランケットとしては非常に高価。正直、万人におススメしにくい。しかし肌に触れるものはこだわりたい!気に入ったものを長く使いたい!という方にはぜひおすすめしたい逸品。末永く、人生通しての「冬の相棒」になってくれることでしょう。
私はジジイになるまでこのブランケットを愛用したいと思っています!
購入は公式サイトからが一番おススメです。毎年新しいデザインのブランケットがリリースされています。そのほか、楽天などでも少量ですが取り扱いがあります。
昨今人気のキャンプやグランピングなどでは大活躍してくれそうな逸品。満天の空の下、100年前の馬の気持ちに思いを馳せるのもロマンチックです。
本日はこれにて。最後までお読み頂き、ありがとうございました。