仕事においても私生活においても、書類の整理というのは難しい。放置していたらすぐに溜まっていくし、うっかり捨てないように注意が必要。子どもが小学生になると「お知らせ」をドッサリ持って帰るようになるし、さあ大変。家を片付けるときは書類の整理からと言っても過言ではありません。
今回は IKEA のウォール新聞ラック KVISSLE でデスクの整理を行っていきます。本記事では KVISSLEの組み立て方や、実際壁にかけてみてどうなのか?注意点は?などを解説していきます。
組み立て
開封
開封してみます。ラック部分が5つと、壁に引っ掛けるためのバーが1つ、そして取説。IKEA製品の多くがそうであるように、余計なものが何一つありません。
壁に引っ掛けるには別途、ネジなどの用意が必要です。また作業途中でマイナスドライバーが必要になるので用意しておきましょう。
ラック部分が5つ入っているのは前述の通りですが、全部使う必要はなかったりします。設置場所の都合で5つ繋げて使えない、という場合には必要な個数だけで組み立てることができます。設置先を事前に確認してから組み立てを開始しましょう。
取説確認
取説は同梱されており、言葉はなく図だけで説明されているのでグローバルスタンダードな感じです。…が、うっすら判りにくい…。くわえてツメの形状が異なっている(モデルチェンジしたんでしょうか)ので、少し迷いました。
というわけで事項から写真付きで解説していきます。
ラック同士をつなげる
ラックの必要個数が決まったら、ラック同士を重ねてつなげていきます。まずは上の写真のように、ラックにラックをスタックするように重ねましょう。
ラック(下)の上部にあるツメを、ラック(上)の一番下にある穴に差し込みます。言葉にすると難しいので、上の写真を見てもらったほうが早いでしょう。
ツメと穴は左右にあるので、同じように差し込みます。左右同時にやらなくても、片方ずつハメていけばいいので焦らず慎重に。
無事に左右のツメが差し込まれたら、ツメの上にあるストッパー(パンの袋を留めるクロージャーみたいな形状のやつ)を折り曲げて、ラック同士を固定します。素手で折り曲げるのはほぼ不可能なので、少し大きめのマイナスドライバーなどを差し込んで折り曲げると楽ちんです。こちらも左右にあるので忘れずに。
ストッパーは一度折り曲げると元に戻すのが難しいので、組み立ては確認しながらやりましょう。ドライバーを使うときはケガをしないように!
どちらも折り曲げ終わったら、ラック同士の接続は完了。あとはこれをラックの必要個数分だけ繰り返します。
一番上にバーを取り付け
バーは、ラックを壁に取り付けるために必要な部分。組み立てたラックの一番上部に取り付けます。取り付け方はラック同士の接続と同じ。左右のツメを差し込んで、ストッパーを折り曲げます。
完成!
バーを取り付けたら、KVISSLE は晴れて完成!所要時間は10~20分程度、チカラに自信が無い方でもちゃんと作れると思います。
取り付け
KVISSLE は引き出しのなかに入れても使えるとのことですが、今回は壁にかけて使います。そちらの方が大多数でしょうね。
取り付けたい場所に、2か所ネジを取り付けます。ネジ同士の距離は、ネジの中心から測って約26cm。実際に KVISSLE を壁につけて、ペンなどで壁に印をつけてから作業するのが一番確実でしょう。
壁に穴を開けにくい賃貸などでは、石膏ボード用のフックを使いたいところ。しかし KVISSLE 自体が重い (2.23kg)上に、紙って結構重い。ガンガン使うためにも思い切ってネジなどガッチリ保持できるものを使ったほうが良いと思います。
壁にしっかりネジを取り付けたら、あとはKVISSLE をひっかければ終了!晴れて収納として使うことができます。お疲れさまでした。
実際つかっているところ紹介
第一印象は、評判通りオシャレ! あまり壁にモノを取り付けたくなかったんですが、壁面と一体化するような目立たないデザインで思った以上に気になりませんでした。良かった~。
KVISSLE の魅力はミニマルながらモダンなデザインにあります。ビシッとして美しい。金属製ですがオフホワイトの塗装が優しくて、圧迫感がありません。
サイズは横34cmで、A4のファイルはしっかり収まります。一つのポケットは18cmほどの深さで、A4の紙を入れると3cmほど飛び出ることになります。新聞ラック、マガジンラックとしては標準的な深さですし、A4のドキュメントなどとしても使いやすい寸法です。
高さは46cmですが、前述の通り連結するラックの数を調整すれば短くすることは可能です。圧迫感があったら3連結とかで使おうかなと思ってましたが、画像のようにそれほど気にならなかったのでフル連結で使用中。
実際に使用すると、金属製のメリットが見えてきます。布のウォールポケットなどだと重みで形状が安定しませんが、KVISSLEは金属製なので頑丈そのもの。重みのあるものを入れてもしっかり保持されます。紙は意外と重いので、このタフさは頼もしい。
「金属製で本体が重い」点は、この頑丈さとのトレードオフ。しっかり壁に固定して、重さを気にせず使う方が KVISSLE の強みを活かせると思います!
ポケットのマチは2cmほど。一般的なコピー用紙であれば200枚ほど収納できることになります。厚みがあるものは入りませんが、マチが小さいぶん入れた書類が安定しやすいです。
メモや手帳、仕事用の書類に加え、タブレットPCなどもここに収納してます。デスク上にモノを置きたくないので、サッと取り出せるウォールラックは非常に重宝します。
おまけ・ペン立てにしてみる
しばらく使ってみて「ここに文房具も入れられたら便利だなあ…」と思いました。しかし深さがありすぎるので、そのまま収納はできません。そこで適当な空き箱と強力マグネットで、ペン立てを自作しました。
箱はダサいですが、外からは見えません。厚さ2cmまでの箱で作ればキッチリ収まります。ハサミやペンなどが入れられてさらに機能的に!おすすめのDIYです。
おわりに
今回はデスク脇に設置しましたが、使い方と設置場所で活用方法はいろいろと広がります。玄関に置いて郵便物の整理に、リビングに置いて子どもたちが通う学校の書類整理に、寝室にマガジンラックとして使うなどなど。
主張しないデザインなので、部屋に違和感なく馴染みます。「重い!」と聞いて購入を躊躇してましたが、買ってよかった。便利!
IKEAで直接買うのがベストですが、遠方ならIKEAのオンラインストアがあります。KVISSLEの定価が2500円(2022年6月現在)、送料が300~700円です。私が購入したときはamazonで購入した方が安かったです。大手通販サイトでも販売している業者が見つかるので、そのときどきで一番お買い得なところで買うのが良いでしょう。
本日はこれにて。最後までお読みいただき、有難うございました。