普段はコンタクトレンズを使っていますが、休日や就寝前はメガネで過ごします。仕事柄出張が多いのでメガネも場合によって使い分けていますが、出張や旅行に重宝するのが IZIPIZI の【#F】。シンプルなフォールディンググラスです。
本記事ではこの IZIPIZI #F を紹介しながら、どういう点がオススメなのか?着用するとどんな感じなのか?レンズ交換はできるのか?などについて詳しく紹介していきます。
IZIPIZIってどこのブランド?
IZIPIZI(読み:イジピジ)はフランス生まれのアイウェアブランド。リヨン出身のデザイナー3人によって、2010年にパリで設立されました。彼らの両親の体験から「オシャレで機能的でリーズナブルな老眼鏡を作りたい」と思ったことが設立のキッカケだそう。
おフランスのブランド、ということでオシャレさには俄然期待が持てますね!老眼鏡を主体としたブランドは少ないので、競合がいないのもポイントです。
逸話通り、IZIPIZIの主力アイテムはリーディンググラス(老眼鏡)ですが、いい意味で老眼鏡には見えないスタイリッシュさ、キャッチ―さが特徴。現在はセレクトショップをはじめとした 83ヵ国で取り扱われるほどに成長しています。
IZIPIZI #F レビュー
開封
冒頭の化粧箱を開けるとこんな感じ。
#F は前述のようにフォールディンググラスなので、4つ折りタイプ。メガネ本体とは別に、ケースと簡易的な取り扱い説明書が付属します。
IZIPIZI は豊富なカラーバリエーションも特徴の一つ。#F も7色がラインナップされています。私が使っているのは「TORTOISE」というタイプです。
IZIPIZI #F TORTOISE 外観
#F はややフレームが太めのボストンタイプ。TORTOISEは「リクガメ」の意で、ツヤ消しのべっ甲柄となっています。折り曲げて4つ折りにするので、ブリッジの部分には構造上のスキマがあります。
装飾は最小限で、テンプルの位置にワンポイントでプリントがされているぐらい。しかしこのマークはなんでしょう…ブランドロゴという訳でもなさそうですが。
写真からは分かりませんが、蝶番には柔軟性のある「バネ蝶番」を採用。外側に広がるため着脱が容易になるように工夫されています。こちらについては後述します。
コンパクトで軽量!
IZIPIZI #F は4つ折りなので、何といってもそのコンパクトさが際立ちます。ご覧のように指先で摘まめるようなサイズ。
畳んだときのサイズは 73×41×32mm。重量はわずか 21gです。500円玉が三枚分という驚異の軽さ。小さく持ち運べてコンパクトに収納できるので、持ち運びにとにかく便利。出張や旅行などでは特に重宝します。
平均的なメガネの重さは約35グラムと言われているので、#F は約40%も重さがカットされていることになります。掛けた時に耳にかかる負担も軽減できます。
クリアなフレームがオシャレ
艶消しのべっ甲柄と先に書きましたが、私が惚れたのはちょっと透過気味になっている点。クリアカラーはかけたときの印象を軽やかにしてくれます。抜け感があり、あか抜けて見せられるなどの効果も。
クリアカラーはいわゆる流行りのデザインですが、トラディショナルなべっ甲柄にクリアを混ぜるところが流石。ちゃんと押さえてますな?と思わされる素材使いです。
収納ケースはちょっと不便かも
収納ケースも付属していて、フェルト製でオシャレ。ロゴのプリントもカワイイ…んですが、ちょっと機能的とは言い難いかも。スリーブに近いケースなんですが、ホックのような落下防止はありません。フェルトが柔らかいのでホールド力が無く、カバンの中で出てしまうこともしばしば。
IZIPIZI #F で唯一気になったのは、このケース。メガネ自体は非常にデキがいいので、気になる方はケースを別で用意するなりした方がいいかも知れません。
スタイリング
デザイン性の高さは言わずもがな。艶消しのべっ甲は結構奇抜かな?と思いましたが、掛けてみると不思議と自然な印象。黒もかけてみましたが、私にはべっ甲の方が馴染みました。
軽量さは掛け心地にも影響していて、掛け心地は軽やかで快適。私は頭が大きくて側頭部が痛くなるメガネが多いのですが、IZIPIZI #Fは 調整ナシでも問題ありませんでした。テンプルの長さもちょうど良く、ズレることもありません。私にはピッタリのサイズ感でした。
フォールディング構造なので、耳へのかかり具合や蝶番の調整は「ほぼできない」と思った方がいいです。私にはフィットしましたが、メガネのフィット感は人に依るので、心配な方は必ず店頭で確認を。
恥ずかしながら「バネ蝶番」というものの存在を初めて知りましたが、「なんで全部の眼鏡で採用しないの?」というぐらい便利。柔軟に広がるのでめちゃ掛けやすい。掛け外しによるメガネの型崩れも防止できるし、スマートな掛け心地に一役買っています。
レンズ交換について(注意点アリ)
私は普通の度入り眼鏡として使いたかったので、眼鏡屋さんに持ち込んでレンズ交換してもらいました。
眼鏡市場さんに持ち込んだところ「対応可能だがオススメはしないし何かあっても補償できない」とのことでした。それでも構わないと了承して、加工料金はレンズ代込みで11,800円でした。IZIPIZI自体はリーズナブルな眼鏡ですが、度入りの眼鏡にしようと思ったら結構なお値段になることは覚悟のうえで。
JINS や zoff では「対応できない」と断られました。格安メガネでは2大巨頭のショップですが、ちょっと変わったメガネのレンズ交換は断られがち。眼鏡市場は少し値は張るものの、頑張ってもらえます。
まとめ
フランス生まれのアイウェアブランド、IZIPIZI。デザイン性が高く軽量。バネ蝶番の採用でスマートな掛け心地など、機能性も充実。なかでも #F は四つ折りのフォールディンググラスでメチャコンパクト。外出時の持ち運びに特におススメのモデルになっています。
レンズ交換して度入りメガネとして使うのもオススメ。前述のように眼鏡屋さんによっては断られたりするので注意。またフォールディンググラスの特性上、掛け方調整が柔軟でない点も留意が必要です。
加えてこの IZIPIZI #F、何と8000円程度で買えてしまうのも大きな特徴。この機能性とデザインでこの価格は驚き。まさに超コスパ。フランスブランドとは思えぬコスパです(失礼)。#F は先述のように 7色をラインナップ。ブラックやネイビーなど定番の他、べっ甲ライト、べっ甲ブルーなどカラフルなのもあります。
普段使いのメガネとは別に、持ち歩き用・お泊り用の眼鏡として用意しています。メインの眼鏡としてもサブの眼鏡としてもオススメの一本です。もう一本買おうかな~
今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。