- 神棚を買うに至った経緯。私にとっては「お札ケース」
- どこで買ったのか。そしてその決め手
- そもそも神棚とは何なのか
- 神棚の祀り方と考え方(超簡単版)
- 私の場合。神棚の気分的な効果
- インテリアになるオシャレな神棚あります
「家に神棚がある」と言うと、非常に意外がられます。あるいは少し警戒されていたりするかも知れません。
とにもかくにも、私はこの伊勢神宮で買った神棚(簡易版)を部屋に祀っています。
神棚を買うに至った経緯。私にとっては「お札ケース」
20代も後半に差し掛かったころ、妻のおばあちゃんからお札をプレゼントされました。私はそのとき、人生で初めてお札というものを自分の家に飾る(祀る?)機会に巡り合いました。
家のどこ/どの方角へ向けて貼ればいいか調べて、両面テープでペタリ。簡単なもんです。…しかし何だか剥き出しで不格好だ。
オシャレな家にしたいと願っているのに、お札がオシャレじゃないは如何なものか。絵を額に入れるように、何かに祀らないと!という使命感のもと、神棚を探し始めました。
スマホを買ったらスマホケースを買う感覚、と言ったら解ってくれる方が多いでしょうか。もはや現代病かも知れません。すげえ不謹慎ですみません。
どこで買ったのか。そしてその決め手
しかしどうせ神棚を買うなら、ご利益がありそうなものが欲しい。伊勢神宮に行ったら何か売ってるんじゃないか…と思い付きで車を三重県まで走らせてみたら、そら見たことか。あるある~!大小色々なやつが。
お伊勢さんは森に囲まれているわけですが、それらの木から切り出した神棚で~(うろ覚え)というバックボーンも聞いて、それそれ!そういうのが欲しかったのよ!と大きく頷いて、一番安くて小さいのを購入しました。
一番小さいやつでもご利益は変わらないはず。2000円という価格が神棚としてどうなのか見当もつきませんが、リーズナブルな気がしてくるから不思議です。
そもそも神棚とは何なのか
神棚とは、家や事務所などにおいて神様を祀るための棚です。そして、神棚で祀られる中心となるのはお札です。
神棚は神様を祀っているはずですが、実際に祀られているのはお札な訳です。さて、では「お札」とは何なのでしょうか?
これは祀られている神様にもよります。神様からのお恵みを受けるためのものであったり、神威(神の持つ、人を畏れさせたり、ついてこさせるチカラの事です)の象徴だったりするものが「お札」です。共通しているのは、お札を通じて神様と繋がれるという解釈です。
小難しいことはさておき、祀って、敬拝することで神の守護を得ることができる、というものが「お札」ということになります。
神棚の祀り方と考え方(超簡単版)
最初に答えを。絶対の正解というのはありません。こういう祀り方をしている場合が多い、などは当然ありますが、信仰のものなので自分で決めなければならないことも多いです。
こういうのは気になるタチなので、伊勢・出雲など数か所で確認しましたが、答えは大体同じでした。意訳が入ってしまいますが、次のようになると思います。
「アドバイスはできるが、絶対の答えはない。自分で考えて祀ることが神様と向き合うことに通じる。大事なのは親しみと尊ぶ心をもって、丁寧にお祀りすること」。
それならできそう!と思いました。同じように思う方は多いんじゃないでしょうか。
ルールでがんじがらめになりたくないですし、それは神様や神社の望むところでもないはずです。
本来なら「道具、お供え物、装飾、礼拝」等、多くのルールがあります。祀るお札よっても変わるから大変。いろいろあるだろうけど一番大事なのは尊ぶ心!と強い心で私は運用しています。
ただし「最低限守ってほしい」と言われたことルールが3つありました。以下に解説していきます。
祀る場所をキチンと考える
これまた最初に答えを。家族が親しみを持って、毎日お参りができる場所であることが最も重要です。それを第一に考えましょう。
一般期には以下のような場所が良いとされています。
- 清らかで明るいところ。トイレなどは避ける
- 静かで高いところ
- 南向き、あるいは東向き
- 仏壇と同じ部屋、向かい合うような配置でない
- 神棚の上や下を、人が頻繁に行き来しない場所
マンションなどでは絶望的な条件ですが、悩むことはありません。繰り返しですが、親しみがありお参りしやすい場所を考えたらいいのです。
集合住宅であっても戸建てであっても、自ずと「居間付近」という結論になっていくと思います。
できるだけ毎日お参りする
本来は「日拝詞」と呼ばれる、毎日のお参りに使う祝詞(のりと)を使って毎日、朝と夕方に祈りを捧げるのが良いらしいのですが…。お仕事をしている人間にはかなり難易度の高い話。もうちょっとカジュアルにいきたいものです。
音をあげたところ、提案されたのが「日々のお参り」です。
日拝詞でなくとも「日々を反省・感謝し、祈りを捧げることが重要」とのこと。それすらも時間がない場合には、いわゆる神社でやるような「お参り」だけはしてほしい、とのことでした。
お参りの方法は神社と一緒。「二拝二拍手一拝」が基本です。お札を購入するときに、どう参ったら良いのか訊くのが一番よいでしょう。
一定条件を満たしたら買い替える
私はコレが一番驚きました。お札の交換を1年で行うことは存じていましたが、神棚も交換が必要とは。なんとなく、先祖代々使っている神棚!みたいなのが良い神棚だと思っていました。
汚れたり傷んだりしたら、買い替えが必要です。汚れた神棚をずっと祀ることがないようにしましょう。また、引っ越しを行った場合にも新調して欲しいとのことでした。
ただし「神棚を清掃をするのはOK、むしろ良い事」とのことだったので、清掃不可能なほど汚れや痛みが発生することは、あまり無さそうに思います。引っ越しのタイミングで買い替ええることだけ、気にしていたら大丈夫そうです。
私の場合。神棚の気分的な効果
さて上記のことを鑑みたうえで、お札を入れて、ここだなという場所に置いてみます。
…なんだか有難みが倍増した気がするではありませんか。お伊勢さんで買ったという満足感も相まって、非常に効果が高そう(?)に思えます。信じる者は救われるのです。
私自身「神様に頼る前に自分でどうにかしよう」と思う性格ですが、得られる加護があるなら受けておきたい。凶悪なニュースもよく聞く昨今、担げる縁起は担ぎたい、守ってくれる神様には祈っときたい、というのが本心です。
前述のように、本来は作法やモノの置き方などが細かく決められていますが、諸説あったりしますし、私は私なりの解釈で扱っています。
世の中のマナー講座などと一緒で、お作法が多いと心が苦しくなります。私は負担にならない程度のお作法のみ実施しています。自分が気持ちよく過ごせるのが一番ですから。
インテリアになるオシャレな神棚あります
先に述べたように、神棚は言ってみれば「家の一等地」に祀るものです。祈りを捧げるものでもあるので、せっかくなら愛着の湧くもの、オシャレなものにしたいですよね。
あのアパレルブランド、ビームスも神具メーカーとコラボした神棚をリリースしています。
グッドデザイン賞を受賞した神棚もあります。「もこのこ」のモダンな神棚です。ちょーオシャレですが高い…!
はじめての方にはシンプルなタイプがおススメ。キッチン用品などでも活躍する山崎実業からも、ミニマルな神棚がリリースされています。画鋲でつけられるので賃貸にもおススメです。
部屋にあわせて、神棚もオシャレに祀ってみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。