主にゲーム用、そして仕事用に Logicool のゲーミングキーボード G512を購入しました。ゲーミングキーボードとしてはエントリー~ミドルクラスの価格帯で、大手通販サイトなどでも売れ筋の有線キーボードです。
本記事ではG512を開封・実際使用してレビューしつつ、良い点・悪い点、打鍵感やゲーミングキーボードとしての使い心地はどうなのか?などを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
開封
さっそく開けてみます。ドン!
余計なパンフやアダプタなどが入ってなくて好印象です。ステッカーは最近のLogicool製品には入ってたり入ってなかったりするんですが、いったい何なんでしょう…。いつも子どもにあげてしまいます。
本体レビュー
対応OS | Windows10、8.1、8、7 |
サイズ | 132×445×33.5 |
重量 | 1130g (ケーブル除く) |
ケーブル長 | 1.8m |
アクチュエーションポイント | 1.9mm |
押下圧 | 50g |
キーストローク | 4.0mm |
接続タイプ | USB 2.0 |
ポート | 内臓USBポート(2.0) |
バックライト | あり |
スペックとしては至って普通のフルサイズキーボード。キータイプはメカニカルで、クリッキー(青軸)タクタイル(茶軸)リニア(赤軸)がラインナップされています。
本体はアルミニウム。削り出しのような見た目をしていますが、手触りはスムースです。「航空機にも採用される 高耐久アルミニウム合金」とのことで、ハードな使用にも耐えうるタフネス仕様です。
金属製はタフで、何よりも見た目がカッコいい!代わりに冬場は少し冷たい…というデメリットがありますね。
PCとの接続はUSB 2.0。端子が2つ用意されており、片方はキーボード本体に内蔵しているUSB2.0ポートとの接続用です。
裏にはフリップタイプのスタンドを装備。左右にあるスタンドを起こすことで、キーボードの高さを若干変えることができます。
しばらく触った感触では「スタンドは常に起こしておくのがベター」という印象。元の高さが低いので、手の大きさに関わらずスタンド有の方が使いやすい。持ち運び時などには収納しておき、使用時は常に起こしておくことになるでしょう。
キートップはブラック一色ですが、使用時にはライトアップで文字の部分が光ります(後ほど紹介します)。見ての通り「かな」が印字されておらずアルファベットのみ。かな入力が印字されているタイプの展開はなく、これがスタンダードになります。マットブラックの塗装と相まって、ミニマルでクールな印象です。
ゲーミングキーボードには「かな入力」の需要が無い、ということでしょう。少ないとは思いますが、かな入力派でタッチタイプできない方はご注意を。
G512のキーは本体から浮いた状態になっていて、真横から見ると軸が見えるような構造になっています。一般的な構造と違い、髪の毛やチリなどが入り込まないので、キートップを外して清掃…なんてことをせずに済みそうです。
一方で、水をこぼすと軸に直接かかりそう!構造的に水には弱そうなので注意です。
使用感レビュー
使用感をレビューしていきます。いつもは茶軸党ですが、今回は最も静音であるリニア(赤軸)をチョイスしています。
USB端子をPCに接続した瞬間、キーボードが虹色に輝き始めます。最近「ゲーミング」といえばお馴染みになった、少し大げさなイルミネーションは本機でも健在。おお…と思わず唾をゴクリと飲み込みます。
実売価格が1万円を切るミドルクラスのキーボードながら、G512 はスタイリングが秀逸です。無骨ながらスタイリッシュなアルミ筐体、かな印字を排したミニマルなキートップ、そして凝ったイルミネーションと、所有欲を満たしてくれる要素が詰め込まれています。
タッチ感はまさに「高級な赤軸」といった感じ。ひと昔は1万円台後半出さなければ変えなかった打鍵感です。FILCOなど一般的な赤軸と比べると、押下圧(キーを押すときの重さ)・押し上げ圧(キーを戻す力)ともにやや軽めに感じました。スペック上はG512の方が強いはずなのですが不思議です。
赤軸は最後まで押し込まず、押し上げ圧を利用して高速タイプする軸です。もう押し上げ圧が強い方が好きですが、ここら辺は完全に「好み」。1時間もタイプすれば慣れてきて、スコスコと高速タイピングが可能でした。キーの質感も高く、打ちやすい。
キーが塗装なので、使用しているうちに剥げてこないか?は少し気になりました。タイプ感は十分リッチなので、打ち心地は店頭で試すことをおすすめします。
ゲーミングキーボードの利点は幾つかありますが、大きくはマクロやキーアクションの存在です。ゲームでよく使う操作やボタンの組み合わせを指定して、任意のキーに割り当てたりできる機能です。
G512は「LOGICOOL HUB」と呼ばれるアプリケーションから各種設定を行います。イルミネーションの設定もこちらから。LOGIGOOLのゲーミングギアは、すべてこの HUB から調整・設定を行うようになっています。
マクロの他、任意のコマンドやアクションも問題なく設定可能。必要な機能はすべて揃っているのはもちろんのこと、UIも洗練されており非常に見やすい。設定内容も細かく親切です。デザインや演出も無駄にカッコいい。アプリケーションの完成度の高さに、少し感動してしまうレベルでした。
イルミネーションも光り方を自由自在に変えることができます。一律変化・グラデーション・押したら光る…などなど、こんなにバリエーション要る?と思うほど彩り豊か!
虹色に輝くようなイルミネーションは好みが分かれるでしょうが、キートップが光るのは普通に視認性が高くて便利。グラデーションがうるさければ一色に固定すればいいですし、インテリアに合わせてカラーを変えたりもできます。ただカッコいいだけのオマケ要素かと思ってましたが、カスタムが自在だと案外使い出があります。
総括
「移動キーだけ違う光らせ方にする」「よく使う定型文を1ボタンに設定」「キー連射」など一通り組んでみましたが問題なし。キーボードを使うゲームならアイデア次第で便利に。マクロはゲームだけでなく仕事にも便利です。(パスワード一発入力とかね…)
しかし余程やり込むゲームでもない限り、普通のキーボードとして使われるのもゲーミングキーボードの定め。G512は1万円以下とは思えぬテンションの上がる仕上がりになっているので、普段使いにもおすすめです。
ココだけの話、LOGICOOLは初期不良に当たると面倒なケースが多いです。一か月以内だったら大体返品を受け付けてくれるAmazonでの購入をおすすめしますよ!
本日はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。