2025年3月:現在の在庫状況について追記しました。
観光で訪れた岡山・倉敷。そこで見たデニムのクオリティの高さに、妻と共に一目惚れ。その時は時間が無くて泣く泣くお店を後にしたのですが、調べてみたら京都にもお店があるじゃあないですか!というわけで【モモタロウジーンズ キョウト】にお邪魔して買い物してきました。
本記事ではモモタロウジーンズ京都店を紹介しながら、モモタロウジーンズや京都店の魅力、そもそもモモタロウジーンズって何?など詳しくお伝えしたいと思います。
モモタロウジーンズとは
出典:https://www.denimlabo.com/c/momotarojeans
MOMOTARO JEANS(モモタロウジーンズ)は、岡山県倉敷市を拠点とするドメスティック・デニムブランド。株式会社ジャパンブルーが展開しているブランドの一つで、モモタロウジーンズは最も高価格帯のラインになります。
ブランドテーマは「手は嘘をつかない。"Made by hand without compromise."」。厳選した原綿や糸と、昔から変わらない職人の手仕事による製法を守っています。世界最特濃のインディゴ染めによるデニム生地はモモタロウジーンズのシンボルともいえる存在で、国内外問わず高い評価を得ています。
おじゃまします!MOMOTARO JEANS KYOTO
祇園にあるんどす
モモタロウジーンズ キョウトは京都・祇園にあります。いわゆるショップ街からは少し離れた場所で、歓楽街のすぐ近くながら古美術屋さんが並ぶような少し変わった場所です。桜が有名な祇園白川や、八坂神社から近い場所です。
こちらがモモタロウジーンズキョウト。町家の連棟、長屋を改装した奥ゆかしい印象の店構えです。看板など目立つものがないので、探しているときに一度通り過ぎてしまいました。
モモタロウジーンズキョウトについて
2006年からスタートしているモモタロウジーンズは、2024年7月にブランドを刷新。モモタロウジーンズ キョウトは「ブランド刷新後のアイテムのみを取り扱う店舗」となっています。
左:旧ロゴ 右:新ロゴ
出典1:https://www.facebook.com/Momotarojeans.officialshop/
出典2:https://www.denimlabo.com/news/info_mj_20240521/
リブランドすることで、日本発のデニムブランドとしてグローバルに展開。同ブランドが大事にしてきた伝統技術やモノづくりの姿勢を受け継ぎ、進化させていくとのこと。あわせてブランドロゴを変更。日本の伝統紋章である家紋を取り入れたデザインに再構築されています。
京都の店舗はリブランディングに合わせてオープンした新しいショップ。リニューアル後のアイテムだけを揃えた、ブランド刷新を象徴するショップになっています。
歴史を感じる店内
開店と同時に入店。京町家の趣きを残しつつもモダンに構築された店内に、製品がズラリと並んでいます。京セラ美術館なども手掛けた建築ユニット、 AS Co. Ltdによる設計なのだとか。う~ん、オシャレじゃい。
柱や骨組みなど古いものを残しつつ新しい素材を取り入れて機能的にした店内は、まさにブランドの刷新を表しているかのよう。吹き抜けにリフォームされていて町家特有の狭さを感じさせません。ラインナップはジーンズ、デニムジャケットがメインで、Tシャツやバッグなどがチラホラといったところでした。
刷新前はキャップやキーホルダーなども取り扱っていましたが、リブランド後のラインナップにはまだありません。今後ラインナップも増えていく、とのことなので楽しみに待ちましょう!
驚いたのが、店内の一番奥にある試着室。リゾート感のある植物が植えられたお庭を臨む小部屋が3つ並んでいます。実際ここで試着させてもらいましたが広くて着替えやすいし、半分は土足で上がれるような設計になっていて機能的。明るく開放的で、なんとも気分がいい空間になってます。やるね、設計士!
アイテムはフルラインナップ!なのですが、モモタロウジーンズは現在とても人気とのことで、サイズ欠けなどがかなり多かったです(2025年1月現在)。私と妻が悩んでいる間にも、インバウンドのお客さんがデニムをまとめ買いしてました。国内外問わない人気が伺えます。


実際にスタッフが履いて色落ちさせたデニムなどが展示されていて、色落ちの参考にすることができます。店員さんに親切に色々教えてもらって、とても気持ちよく買い物ができました。裾上げも店内のミシンでダダッとしてもらえました。モモタロウジーンズ、いいスタッフさん抱えてます。
モモタロウジーンズは縫製糸の糸切れ、ボタン・ファスナー・リベットの破損修理は無料とのこと。しかも永年保証!リペアなども1点1,000円~とリーズナブル。購入時の保証書を持って、購入店舗に持ち込めばOKだそう。品質に自信が伺えます。(参考:修理保証サービスについて)
旧ロゴのジーンズが欲しかったので、来店時は内心「岡山で買えばよかったかなあ」と思ってましたが、10分で「ぜってぇ刷新後の方がカッケェな!」と心から思うようになりました(実話)。接客上手です。
購入した商品紹介
せっかくなので私と妻が購入したアイテムを紹介します。
私もデニムが欲しかったんですが、大きめサイズがほとんど品切れ状態!人気が凄いです。入荷連絡をもらうことにして、今回は見送りました。早く欲しいよ~ 私のも届きました!あわせて紹介します。
デニム:スタンダードモデル
こちらは妻が購入したデニム。レディースラインは今のところ展開がなく、ユニセックスでの展開とのことで 28インチを購入しました。小さいサイズは比較的在庫があったので、女性や細身の方は狙い目かも。


カラーは「TOKUNO BLUE」。世界最特濃と言われる青さで、もはや写真ではブラックジーンズに見えます。特濃ジーンズはその濃さゆえ色移りの心配があるとのこと。洗濯は単独で、白いモノに当たると色移りするのでご留意を、など注意を添えられました。こりゃあ「通」向けですぜ…!
リブランド後のデニムは展開が始まって間もないため、経年後の状態を知ってる人は未だいません。スタッフさんも実際履いてエイジングさせてました。ロマンがあります。



リブランド後も細やかなディティールは健在。旧式の織機で作られた証でもあるセルヴィッチですが、モモタロウジーンズはここが桃色。腰回りのマーベルト仕様はスラックスなどに採用されるのが一般的ですが、モモタロウジーンズでも色移りを防ぐために採用されています。
ポケットの強度を増す隠しリベットにブランドロゴが入っていたり、上着などを傷つけないようリベットの突起が潰されていたり、こだわりが随所に。とにかく作り込みが凄い。


こちらが着用したところ。幾度も染め上げて到達したという、深い藍色と独特な風合い。洗濯しても縮みが最小限になるように設計されているとのことで、色落ちも比較的しにくいと聞きました。風合いを長く楽しめる一本です。
妻曰く「ばっちりフィットする!」とのこと。なんとも言えない高級感が、妻にドストライクでした。モモタロウジーンズ購入者は9割男性とのことですが、女性にも俄然オススメでっせ!
デニムシャツ
デニムジャケットを買うつもりだったけど、ふと目に入ったデニムシャツがすげぇカッコよくて買ってしまった。まるでドレスシャツ?というような光沢にハリ。こちらも 「TOKUNO BLUE」の8オンスセルビッチデニムです。


私は身長180cmガッチリ体系で、XLをオススメされました。ややゆとりのあるシルエットと小さめの衿がモダンな印象。特濃の深い藍色がより洗練された印象を与えてくれます。経年変化が楽しみになります。
店員さん曰く「スタッフ全員持ってます!」とのこと!皆さんオシャレに着こなしていました。半年スタッフが着たサンプルも展示されていました。
2025年3月:ワシのぶん届いた!
希望サイズ入荷したよ~と連絡があったので、お邪魔して買ってきました!ついに手に入れたぞ、念願の特濃ジーンズ。2月に買った時には付属しなかった巾着?やギャランティカードも付いてきました。ここらへんの備品も切らしていた時期が長かったものの、ようやく安定供給できるようになってきた、とのこと。嬉しいですね。
在庫も回復してたものの、品薄なのは相変わらず。新しい生地を使っている [STANDARD] [EXCLUSIVE] が顕著で、[CLASSIC]は旧来の生地を使っているぶん若干の余裕があるそう。狙ってるモデルがあるなら、入荷時に店舗から連絡をもらうようにするのが一番確実です。


妻はスリムモデルがジャストでしたが、私は太腿がキツくて履けませんでした。太腿に合わせるとウエストがガバガバになるので、スタッフさんにはテーパードモデルをオススメされました。うーん、待った甲斐があった。カッコいいです。育てていくぞ~!
追記:オマケ届きました


桃太郎ジーンズにて会員登録していると、製品購入後しばらくしてノベルティが届くようです。我が家には専用のデニムウォッシュ(のサンプル?)が届きました。特濃デニムっぽいカラーの外箱が嬉しい。
まとめ:京都に来たらお越しやす
モモタロウジーンズって、桃太郎の旧パッチを筆頭に「アクが強いデザイン」のイメージがあったんですが、リブランドしたことでモダンに洗練されたように見受けられました。都会的でオシャレ、そして超高品質となりゃインバウンド客が買って行くわいね。新商品のリリースが今から楽しみです!
安い買い物ではないので、是非店頭で着て選んで頂きたい。モモタロウジーンズキョウトは、フレンドリーで知識の深いスタッフもいて、楽しくじっくりとデニムを選べる店舗です!
モモタロウジーンズは祇園に位置していて、東山通(東大路通)から少し入ったところにあります。最寄り駅は京阪・祇園四条駅ですが、少し歩きます。観光なら八坂神社とあわせて行くのがオススメです。車で行くのはあまりオススメしません。どうしても、という場合は円山公園併設の駐車場から歩くのが良いでしょう。停めやすくて比較的安いです。
古都の長屋で、長く履ける最高の一着を探してみては。今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。