
スマホに直接グサッと差すタイプのモバイルバッテリーを愛用しています。小さくてケーブル不要なので携帯しやすく、緊急時・防災用としても心強い存在。シンプルな機能のものが多いんですが、最近購入した直差しバッテリー PHILIPS Power Bank (DLP2557CB) の機能性がスゴいんで紹介します。みんな買った方が良いっス。
本記事では DLP2557CB の何が良いのか?どういう機能性を持っているのか?デメリットは?どういう人に向いているアイテムなのか、などなど詳しく紹介します。
PHILIPSがモバイルバッテリー?
出典:https://www.philips.co.jp/
PHILIPSはオランダ・アムステルダムに本社を置く医療機器・ヘルスケア機器メーカー。シェーバーや電機はブラシを作ってるイメージですが、最近はオーディオ機器やAV機器製品も時折見かけます。これは2000年代以降に実施された事業再編によるもので、照明部門やオーディオ・映像機器部門はライセンスアウトして作られています。
「Philips Power bank」として展開されているモバイルバッテリーは、ライセンスを受けた中国系企業が製造・販売しているケースが多いです。DLP2557CBも例に漏れないでしょう。
DLP2557CB レビュー
開封の前に DLP2557CBについて、良い点・イマイチな点を先に列挙しちゃいましょう。
やや使いにくいポート位置
AppleWatchの吸着力は弱め
次項から詳しく解説していきます。
開封!
前置きが長くなりましたが、開封します!ドン。

パッケージ内容はシンプルそのもの。簡単な取説と、PHILIPSのLINEのQRコードがプリントされたショップカード?が入っているのみ。無駄が無いことはいい事ですし、「使えば分かるやろ?」というのは実際そうなんですが、取説が簡素すぎて必要なことまで書かれてなかったりします。まあここらへんはご愛嬌ですね。
本体レビュー

DLP2557CBの簡単なスペックは以下の通り。
| 製品名 | Philips DLP2557CB |
| サイズ | 約 103 × 63 × 18 mm |
| 重量 | 約 170 g |
| バッテリー容量 | 5,000mAh |
| 出力ポート/仕様 | USB-C直挿しプラグ :5V/3A、9V/2.22A(最大20W) 内蔵USB-Cケーブル :5V/3A、9V/2.22A(最大20W) Apple Watchワイヤレス充電パッド :2.5W ワイヤレス充電 USB-C出力 :5V/3A、9V/2.22A、10V/2.25A、12V/1.67A(最大22.5W) |
| 急速充電 | PD対応(最大22.5W) |
| 特徴 | PSE認証済み(日本国内使用可) LEDディスプレイ(残量表示) パススルー充電 |
驚くべきは、この大きさで4つの出力方法を用意している点。直挿しプラグ/内蔵USB-Cケーブル/ワイヤレス充電パッド/そしてUSB-Cポートからの出力。容量は5,000mAhとサイズなりなので4台同時に充電する機会はほぼ無いと思いますが、気合の入った仕様です。


本体の正面には Apple Watchのワイヤレス充電パッドが。バッテリーの残量を表示するスマートディスプレイも備えています。本体ウラには 出力&充電に対応したUSB-Cポートを備えています。PSEマークもしっかり入っているので安心です。


本体の右サイドには電源ボタンが。Apple Watchを充電するときは、このボタンを押して充電を開始します。本体の上面には USB-Cの直差しプラグと、内蔵 USB-Cケーブルを装備。ケーブルを使わないときにはストラップ代わりに使えるようになっています。
4台同時充電/急速充電機能付き/パススルー充電対応と、小さいボディの中に機能をギュッと凝縮。ケーブルがストラップになる機能など、デザインにムダありません。美しい…
使用感レビュー
ガジェットは使ってナンボ。1か月使ってみて感じたことをレビューします。

4台同時充電対応!とか聞くと何か身構えますが、基本は直差しのモバイルバッテリー。スマホを1回満充電できる程度の容量(5,000mAh)があるので、通勤通学時など緊急時のパワーソースとしては充分。一般的な直差しバッテリーと同程度のサイズ・重さで普通に使いやすいです。
スマートディスプレイで残量を確認できる点も大きい。LEDの数で残量を示すタイプが多いですが、やっぱり%表示してくれるのが一番わかりやすいです。

Apple Watchの充電もバッチリ。ややマグネットが弱い?充電状態でカバンに入れて移動…とかは無理。テーブルの上など、ある程度安定した状態である必要があります。出力は2.5Wなので高速充電には非対応ですが、緊急時用には全然十分。そもそもモバイルバッテリーですからね。キッチリ充電できるだけでも大したもんです。


本当に4台同時に充電できるのか?半信半疑でしたが…できた…!iPhoneとApple WatchとAirPodsに加えてモバイルバッテリーにも給電できました。すげえ。ただやっぱり無理があるというか、USB-Cポートがワイヤレス充電パッドとは逆側にあるので、体勢に無理が出ます。実際には3台同時充電ぐらいが限界でしょう。
同時充電の場合、急速充電は解除されます。素早く充電したいならピンで充電するのが吉。USB-Cポートの位置がちょっと変なのがやや難なので、工夫して取り回しましょう。


出力を計測してみます。スマホをピンで急速充電した場合は、15W前後の出力で高速充電されていました。iPhone/AppleWatch/モバイルバッテリーの3台同時充電だと、スマホへの給電は7W前後でした。小型の割に健闘しています。

それだけだとオマケっぽいマルチな充電機能は、パススルー充電と組み合わせてこそ真価を発揮すると思いました。上の写真はパススルー充電しながら3台同時充電しているところ。見た目こそあまり良くないものの、キッチリ充電できています。俄然、実用性が増したと思いませんか?
つまり出先で充電スタンド代わりにもなるという事。USB充電器だけあれば、寝ているときの充電/緊急時の充電用にも使える。沢山のケーブルも不要。出張や旅行こそ DLP2557CBの主戦場なのかも。
まとめ:直差しタイプの中ではピカイチ!

PHILIPSの直差し型モバイルバッテリー【DLP2557CB】は、小型ながら高機能。Apple Watchを充電可能/スマートディスプレイ付き/最大4台同時充電/ストラップ代わりになるUSB-Cケーブル/パススルー充電/高速充電とフル装備。マルチな充電スタンド代わりにもなるので、非常時だけでなく旅行や出張などにもオススメの一台です。
直差しタイプでこれだけ高機能なものは初めて見ました。直差し型をお探しなら「コレで決まり」と言っても過言でない完成度。Apple Watch愛用者なら買いです。
発売して間もないからか、取り扱いのあるショップは少なめ。公式ストアにすら有りません(2025年10月現在)。AmazonにPhilips Power オフィシャル ストアがあるので、コチラで購入するのがオススメ。定期的にセール価格になっているのでお見逃しなく。
今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。






