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1000冊を自炊した筆者おすすめの裁断機【プラス裁断機 PK-113】。コンパクトで収納簡単。使い方も解説!

2021年10月追記:記事を加筆しました

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自炊した書籍の一部。本棚を持ち歩ける喜び

 

 壁面本棚にビッシリ本が並んでいるのが快感でしたが、今は昔。1000冊程あった蔵書はほとんどデジタル化してしまい、紙の本は20冊程度を残すのみとなりました。

 

 今回は私が自炊に使っている機材【プラス裁断機 PK-113】を紹介します。裁断機があるだけで、デジタル化の作業はかなり簡単になります。今回はPK-113を紹介しながら、自炊の手順についても解説していきます。最後までお付き合い下さい。

 

plus PK-113 プラス裁断機

プラス裁断機 PK-113。これで1000冊 裁断した

「書籍をデジタル化」するメリット

 

 どこにでも自分の蔵書を持ち運べて、家のスペースは広くなるデジタル化のメリットはまさにそこあります。ミニマルでシンプルな暮らしをするなら、書籍のデジタル化は半ば必須です。

 

 本を送るだけでデジタル化してくれる業者も多数存在しています。

私も蔵書の半分ほどは業者委託しました。お金はかかりますが時間はかなり節約でき、仕上がりのクオリティが高いです。

 

 ただし権利的な諸事情でサービスを受けられない本があります(著者がデジタル化に反対している等)。また雑誌のスキャンは高額です。そういった本は自分でスキャン、すなわち「自炊」を行いました。

 

プラス裁断機 PK-113について

コンパクトな裁断機

見ての通り、コンパクトさがPK-113の長所

 

 裁断機は一般的に大きく、重いものです。基本的には業務用なので、家庭で使えるようには作られていません。

 

 PK-113は写真のように非常にコンパクト。重量5.2kgで取っ手もついているので、片手で持つことが容易。収納場所に困ることもありません。裁断機の常識を覆すサイズ感です。

 

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収納場所に困らず、片手で持てる裁断機

家庭でも手軽に使えて収納もカンタン、というのが本機の最大の特徴。上の写真のように、クローゼットにしまっても圧迫感はありません。

使用準備

プラス裁断機 PK-113 使い方

横にした状態。使う時はこの向き

 

 使い方を解説していきます。上は収納のために畳まれた状態なので、まずは展開します。手前にある取っ手を引くと、ガイドつきのテーブルが出てきます。

 

コンパクト裁断機 PK-113 plus

展開状態

 

 あとは本体上部にあるストッパーを外すと、レバーのロックが外れて上がります。これで使用準備は完了です。紙を挿入してレバーをおろせば裁断されます。

 

裁断機 ストッパー PK-113
plus 裁断機 コンパクト
ストッパーを外せば使用準備完了

PK-113の使い方

tarzan 自炊 PK-113

雑誌を裁断してみます

 

 実際に裁断してみます。PK-113の一回で裁断できる枚数は60枚です。

 

厚み5.5mmまで対応。薄い雑誌であれば分解せずに裁断することができます。それより厚いものは分解する必要がありますが、それは後述します。

 

 まずは本体のスイッチをONにして、ガイドのLEDを点灯させます。裁断位置を示すガイドが出るので、ちゃんと見ながらやればまず失敗しません。初心者にもやさしい仕様です。

 

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スイッチON!ガイドのLEDが点灯する

 

 雑誌を開いた状態で、PK-113に挿入します。LEDガイドをよく見ながら、この位置!と決めたら、スライドゲージで場所を固定します。

 

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場所を決めたら、オレンジのゲージを移動させて固定

 

 あとはレバーを下ろすだけ。パワーアシスト機構つきなので、力はほとんど要りません。女性や子どもでも問題なく使えるでしょう。

 

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誰でも使えるぐらいレバーは軽め

 

 これで片側を切ることができました。もう片方から再度挿入して、同じ手順をもう一度繰り返せば裁断は完了。あとはスキャンを待つだけの状態になりました。

 

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もう片方から裁断し、中央を分離。これで準備完了

厚い本の場合

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マンガなどであれば予め分解の必要がある

 

 5.5mmを超える本を裁断するなら、予め分解する必要があります。マンガ本や文庫については必ず分解する必要がある、と言っていいでしょう。

 

 マンガであれば、だいたい4分割すれば裁断可能な厚みになります。分解にはカッターを使ってもいいですし、私の場合は手で割いています。

 

コツさえつかめれば、マンガなどは簡単に素手で分解できます。時間短縮のためにも素手での作業をおすすめします。

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ゲージをひっくり返して、本に合わせる

 

 A4を下回る本の場合は、上の写真のようにゲージをひっくり返して使うと便利です。今回は4分割しましたが、1度めに合わせれば残り3回はこのゲージに合わせればいいので簡単です。ズレも起こりません。

 

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裁断の結果。切り口も美しい

 

 背表紙側を切り落とせば、裁断完了。写真のように糊が付いた面を分離できました。切断面を見ても、美しく裁断できていることが確認できるかと思います。

 

スキャンへ

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ScanSnap S1500。コレで1000冊スキャンした

 

 ドキュメントスキャナは高価ですが、スペックが高いものを購入しましょう。リーズナブルな製品はスキャン速度が遅く、作業に時間がかかります。時間短縮のためにもスキャン速度は命です。

 

 おすすめなのは言わずと知れた ScanSnapシリーズ。私が使用している製品はかなり前に型落ちになっています。今購入するなら iX1400 のコスパが良くおすすめ。スキャン速度は毎分40枚80面と非常に高速です。

ScanSnap S1500 自炊

ScanSnapならスキャンが早く快適

 

 今回の雑誌は概ね2分ほどでスキャンが完了。慣れれば1冊5分もかからず裁断からスキャン、データ化まで可能です。雑誌が全てデータになることによって荷物が少なくなったばかりでなく、いつでも、どこでも読めるようになりました。ああ何て素晴らしきかな。

 

2023年5月追記:自炊用に ScanSnap iX1300 を購入。エントリー機ながらコンパクトでスキャンが速い!以下の記事で詳しく紹介しています。

 

おわりに

 

 裁断機がなくてもカッターで作業可能ですが、PK-113があれば倍速以上で一冊をスキャンできるようになります。価格もリーズナブルですし、場所も取らないので家庭で使うなら断然、プラスの裁断機がおすすめ。

 

 後継機であるPK-213もあります。スペックはほぼ同じで、進化したポイントは「LEDガイドの見やすさ」ぐらい。価格はPK-213の方が高いので、私はPK-113をおすすめします。

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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