良い香りが好きなので、車を良い香りにしたい欲求があります。しかし「車の芳香剤」はドギツイ香りが多いので、いま愛用しているアロマオイルを何とか使う方法はないか?と模索していました。
結果、ようやく満足する品に出会えました。「生活の木」の ポータブルアロマディフューザー ハニカム です。本記事ではこのアロマディフューザーをレビューしながら、どれぐらい香るのか?何が良い点なのか?などを紹介していきます。
「生活の木」とは?
「株式会社生活の木(せいかつのき)」はハーブとアロマセラピー関連の事業を行っている会社です。1955年創業と歴史は古く、渋谷区に本社があります。おなじく「生活の木」という屋号で全国にショップを展開しており、同社の製品を販売しています。
生活の木が取り扱うラインナップは実に2,500!オリジナルソープのオーダーメイドやハーブの量り売り、アロマテラピーフェイシャルサロンなど、サービスも多彩。まさに日本を代表する「アロマの雄」です。
ポータブルアロマディフューザーレビュー
開封レビュー
さっそく、冒頭にあるハコを開封してみます。ドン。
ガジェッターとしては「グガガ、Micro-B…!」という感じ。機構的にもシンプルなのでレガシーな設計でしょうし、ここら辺がうっすら古いのは仕方ないですね…。
本体レビュー
有効芳香空間 | 吹き出し口から約50cm |
稼働時間 | 連続運転:2時間 (約2時間後自動停止) |
電源 | 5V,1.0A |
消費電力 | 3.5W |
材質 | PP |
サイズ | W74×D74×H35mm |
重量 | 約80g |
「ハニカム」という商品名通り、本体は丸っこい六角形。カラーはホワイト・ブルー・イエロー・パープルの四色展開。今回紹介するのはホワイトです。
本体の構成も至ってシンプル。LEDつきの電源ボタンが一つと、その対極に Micro-B USB端子が一つ。「ボタンを押したら2時間動く」というシンプルな設計で、デザインも同じぐらいシンプルです。
本体は上下に分かれるようになっていて、その間には少しだけスキマがあります。ここが吹き出し口になっていて、アロマはこの部分から吹き出します。
本体と上蓋は、少し力を加えると外すことができます。上蓋にある4か所のマグネットと、本体側にあるネジが吸引し合っているスマートな設計。中からは精油を染み込ませるパッドと、風の吹き出し口がお目見えします。
精油パッドはツメで固定されているだけなので、簡単に取り外すことができます。消耗品で1ヵ月毎の交換が推奨されています。付属の3枚が無くなったら、別途販売している精油パッドを購入する必要があります。
使用感レビュー
使用準備
使う前に、もちろん充電しておきます。約2~3時間の充電で8~9時間運転できるとのこと。端子がMicro-Bなので充電にはそれなりに時間がかかりますね。
無印の製品もほぼ同じ仕様。Type-Cにして4~50時間動くバッテリー積んでくれりゃ最高なんですが、確かにそれじゃオーバースペックかもですね。
充電が終わったら、次は精油パッドにアロマオイルを染み込ませます。お気に入りのアロマオイルを予め用意しておきましょう。適量はオイルによって異なるので、まずは少なめから試すのが良いでしょう。芳香が強いものなら2適程度でも十分です。
良く香って置き場所を選ばない
電源ボタンを押すとLEDが点灯して運転開始。運転音は非常に小さく、耳を澄ませば低いファン音が聞こえる程度。吹き出し口から出てくる風も、手を間近まで近づけてようやく気付くほどの風量です。
しかし非常に良く香る!試しに8畳ほどの室内で使用してみましたが、強すぎず弱すぎず、程よい程度に香ります。アロマディフューザーから吹き出す風が優しすぎて、香るのか?と思いましたが杞憂でした。まさに丁度良い塩梅。
愛用しているETVOSのアロマオイルだと5滴ほど垂らすと良い感じに香りが漂いました。NOTOのホワイトムスクは、3適ほどでも「ちょっと強いかも」と思うほどに香りました。
どの程度つよく芳香してほしいか?は人それぞれ好みがあります。使用するアロマオイル自体がもつ香りの強さと、パッドに染み込ませる量である程度調整が効きます。
手持ちのオイル4種で試しましたが「香らない」というレビューはデマ。噴霧式のディフューザーと比較すると香りの広がりは弱いものの、リードディフューザーやアロマストーンに比べればしっかり広がります。香らないなら使用量が少ないか、使ってるアロマオイルの香りが弱いかでしょう。
コンパクトで邪魔になず、デザインがミニマルなのでデスクでの使用もおすすめ。芳香具合を調整すれば自分の周りにだけ香らせることもできます。持ち運びが簡単なので、リビングや玄関先での使用も良いかも知れません。まさに場所を選ばないアロマディフューザー。
車での使用もバッチリ
車に持ち込んだところです。やはり充電式のポータブルアロマディフューザーと車の合性は抜群。芳香剤のような安く強い香りでなく、上質な香りが優しく漂います。
芳香剤があると車酔いしてしまう妻にも、コレは好評でした。お客さんを乗せるときも「なんかオシャレな匂いするんやけど…!」と褒められます。おすすめ!
私は7人乗りのミニバンに乗っています。ミニバンの平米数は大体7平米前後のものが多いです。畳数に換算すると大体4畳足らず。アロマオイルの量を8畳の部屋に試したときの半分ほど(ETVOSなら3適、NOTOのホワイトムスクなら2適)に減らして試してみたところ、丁度良く香りました。
充電式で小型なので、置き場所を選ばないのも魅力。軽自動車など小さい車でも置き場所に困ることはないでしょう。センターコンソール付近だとかの収納にポンと置いておくだけで健気に香ります。ダッシュボードとかに置くのもいいですが、本体が滑りやすいので滑り止めシートなどとの併用をおすすめします。
車に乗り込んだ時にフッと良い香りがすると、何とも言えない良い気持ちになるもの。その日の気分でアロマを変えられるのも魅力です!
まとめ
「生活の木」のポータブルアロマディフューザーは充電式でコンパクト、場所を選ばず気軽に使えるアロマディフューザーです。デザインもミニマムでオシャレ。お気に入りのオイルが使えて香りの強さも調整できる。室内はもちろん、車での使用にも俄然おすすめできます。
対抗馬として無印の充電式ディフューザーがあります。どちらもファンタイプなので仕様は似たり寄ったりですが、「生活の木」のほうが1000円以上安いです。デザインの好み次第ではありますが、無印ブランドに強いコダワリがないのであればコチラのディフューザーを推します。
在宅勤務時はデスクで、車に乗るときには持ち込んで使っています。お気に入りの香りをいつでも持ち歩ける喜び!お好きなアロマオイルと併せて使ってみて欲しいです。
私が推すアロマオイルは以下の2つ。ETVOSのアロマオイルはウッディな中に柑橘のフレッシュさがある、少しスパイシーな香り。aesopの香りに少し似ています。NOTOのホワイトムスクは爽やかで、ムスクながらユニセックスに使える香りに仕上がってます。どちらもおすすめです。
本日はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。