日常的に動画撮影を行う方は多いと思います。スマホでの動画撮影は年々レベルが上がっていますが、やはり餅は餅屋。クオリティの高い動画を撮ろうと思うなら、やはりビデオカメラが正解です。
今回はビデオカメラ SONY HDR-CX470 をご紹介。エントリー機の位置づけですが、非常にコスパが高いんです。使用感など含めレビューしていきます。最後までお付き合いください。
レビュー
開封レビュー
さっそく開封してみます。ドン。
- 本体
- バッテリー(NP-BX1)
- USB-A充電アダプター
- USB-A延長ケーブル
- mini HDMI - HDMIケーブル
- マニュアル&保証書
延長ケーブルが入っているのは珍しいですね。使い道は後ほど解説します。海外製品はUSBアダプターが無い製品も増えてきましたが、日本製は根強く同梱してきます。
本体が黒いと、屋外での使用時に光を吸収します。動画撮影すると本体温度がさらに上がり、機種によっては動作を停止することもあります。
屋外で使用するなら、ビデオカメラのカラーは白がおすすめです。
本体レビュー
本体はもっとチープだと想像してましたが、思っていたより質感が良いです。深みのあるパールホワイトに塗装され手触りも良好。「オモチャのようだ」というレビューを見てたので覚悟してたのですが、嬉しい誤算です。
高価格帯のものとは比べられませんが、プロダクトとして洗練されたデザインに仕上げられています。エントリー機とはいえ、さすがSONY!
HDR-CX470もZEISSレンズ仕様。エントリー機なのでZEISS仕様ではないのだろうと思ってたので驚き。抜かりはありません。
レンズのフチには「1.8/1.9-57」の印字が。F値は1.8-4.0、焦点距離は1.9mmから57mmです。ビデオカメラとしては標準的な値です。
ズームは光学30倍にまで対応。
運動会の撮影などであれば十分に寄れるスペックでしょう。
ストラップは購入時から付いた状態です。充電用のUSB-A端子がストラップに収納される形で一体化しています。
本体から伸びるケーブルは短いので、同梱の延長ケーブルを使えば長くできます。モバイルバッテリーで充電、という使い方も便利そうです。
もちろん延長しなくても充電可能です。電源が入っていると充電できないので、使用しながらの充電はできません。
上面にはPOWERボタンとズームボタン、背面には録画を開始するSTART/STOPボタンが配備されています。余計なボタンが無くてミニマルな印象、好感が持てます。
下面にはバッテリーカバーと、三脚取り付け用のメスネジ。シリアルナンバーの印字されたシールもここにあります。
バッテリーカバーをスライドして開け、電池を挿入します。バッテリーNP-BX1は3.6V/4.5Wh(1240mAh)という仕様になっています。
大きさの割には容量がありますが、やはりスタミナ不足が心配になるスペックです。小型化を優先していているデメリットといえます。
液晶モニターを開いてみます。正面から見ても、やはりイケてるスタイリング。大型カメラにあるような圧迫感や野暮ったさがありません。
この「シュッ」とした感じは小型機ならではのメリットですね。
モニターサイズは2.7インチで、タッチパネルには非対応です。
カバーを開くと、記憶媒体用のカードスロットとmini HDMI端子が。
対応している記憶媒体はmicro SDカードとメモリースティックマイクロ。同じスロットを使うので2枚差しはできません。micro SDは表向きに、メモリースティックは裏向きにしてスロットへ挿入します。
メモリースティックマイクロはかなり高価なので、99%の方はmicro SDを使うでしょう。裏向きに差さないように注意!
レンズの横に配置されたスライドスイッチで、レンズカバーを開閉します。極限までコストパフォーマンスを追求した結果と言えます。
使用感レビュー
実際に使ってみたレビューをしていきます。
まずグリップして思うのは「軽い!握りやすい!」ということです。本体重量は215gと驚くべき軽さ。他メーカーの類似商品に比べて50gは軽い。
215gは缶コーヒー1本分と同程度の重さ。缶コーヒーを横にして握れば、持った感覚はHDR-CX470とだいたい同じです。軽い、小さい!
小さい・軽いというのは正義。どこに持ち歩くにもお手軽ですし、手持ちで撮影するときにも負担になりません。
大きなカメラを買ったが持ち歩きが億劫で、結局あまり使わなかった…という方も多いビデオカメラ。HDR-CX470はその価格も相まって、とても「気軽な機種」と言っていいでしょう。
HD画質なので総画素数は 251万画素。この大きさでFHDの60pで撮影できるので、時代も進化したものです。標準的な大きさのディスプレイやTVで楽しむには十分な映像が撮れます。
記録方式は「XAVC S HD」、撮影モードは「60p」がおすすめ。最もキレイに動画が撮れます。ファイルサイズは大きくなりますが、HD画質なので負担にならない範囲です。
60倍ズームは下記の通り。かなりズームすることができますが、さすがに最大まで寄るとアラが目立ちます。30倍程度で運用するのが無理がないですし、本機の得意とするところでしょう。
手ブレ補正に関しては十分。「空間光学手ブレ補正」ではないので上位機種に比べれば弱めなのでしょうが、さすが手ブレに強いSONYです。本機でも特に問題ないと感じました。
レンズカバーが手動なのは、やはり少し面倒。起動時は「あ、開いてないや」でいいのですが、収納時に開いてると大変です。慣れはしましたが、使い始めは特に心配でした。
バッテリーのスタミナは、公称115分。連続撮影で2時間程度です。運動会や発表会などの用途なら問題ありません。
充電しながら録画ができないので、youtube用の動画撮影などをするのであれば予備バッテリーが必要です。
まとめ
本機の特徴をまとめると「軽量小型、安価。必要機能を高いレベルで残している」となるでしょう。
4Kビデオカメラで質の高い機種は、10万円を大きく超えます。4Kエントリー機を買うぐらいなら、安価なデジタル一眼を買った方がキレイな動画が撮れます。
赤ちゃんを撮影するなど、画質が必要なときはデジイチ。運動会など被写体の動きが大きい時にはHDR-CX470、と使い分けるのがコスパも高くおすすめです。
各社のビデオカメラを試用させてもらいましたが、やはり動画はSONY。手振れの性能と、動画のキレはエントリークラスの中では一番です。価格も安価で、コスパが飛びぬけているビデオカメラです。
運動会や発表会などで、ちょっと使いたいだけなんだけど…という方にはレンタルがオススメ。ナニワレンタルなどで3~30日間レンタル可能です。購入前に一度試してみたい、という方にもオススメのシステムです。
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本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。