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最強のノイズキャンセリングヘッドホン【WH-1000XM4】レビュー。おすすめはイヤホン・ヘッドホンどっちなのか?

 

 SONYのノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3 を在宅勤務に使い、すっかり感動。ノイキャン性能No.1の呼び声高い WH-1000XM4 も購入してしまいました。

 

 本記事では WH-1000M4のレビューに加え、ノイズキャンセリングヘッドホンとイヤホン、買うならどっちか?の比較などを行っていきます。

 

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WH-1000XM4。旧型と外見は殆ど変わらない。

ざっくりとレビュー

 

 死ぬほど細かくレビューしているサイトがたくさんあるので、ザックリいきます。

 

音質

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Bluetoothヘッドホンの中では最高峰の音質

 

 初めて聞いた時はかなり籠って聴こえる印象でしたが、100時間ほどのエージングですっかり良い音を出してくれるようになりました。SONYのオーディオはエージング必須な気がしてる(気のせいかも知れませんが)ので、最初に聴いた時イマイチでも「まあエージングすりゃ良くなるだろ」と思っていたので驚きませんでした。

 

 2021年の2月現在では、Bluetoothヘッドホンの中では抜群に音質がいい。ようやくちゃんと聴ける無線ヘッドホンが出てきたなという感じ。

 

しかし単純に音質だけで言えば、有線ヘッドホンには「もう2歩」届いてないです。3万円以上の有線ヘッドホンには太刀打ちできません。

 

かなり頑張ってます、WH-1000XM4。高音質な有線ヘッドホンを差し置き、コレばっかり使ってます。やっぱりケーブルレスなのはストレスフリー!

 

 ノイズキャンセリング能力

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アプリから調整できる。外を歩くときに最強設定は危険を感じるほど

 

 現時点(2021年2月現在)で、同系列の商品と並べてみてもノイズキャンセリング能力はナンバーワンと言っていいでしょう。

 

 ノイズキャンセリングと言えばBOSEだと思っていましたが、店頭で聞き比べる限りはWH-1000XM4に分がありました。一つ前のモデルであるWH-1000XM3と比べても、一回りパワーアップしている印象です。ノイキャン周りのスペック面ではほぼ変化が無いはずなのに不思議です。(仮説を後述します)

 

 自宅で働いているときに主に使用していますが、音楽を小さな音で聴いていても集中できるほど、雑音が聞こえません。「人の声」には特に強くなったと感じました。ドアが強く閉まる音や破裂音に近いものは聞こえますが、健闘していると思います。

 

ノイキャン最大で外を歩くのは危険を感じました。調整が可能なので、外で使うなら弱くしておきましょう。自転車に乗るなどはもっての外!

フィット感

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イヤーカップの改善で、長時間つけてても痛みが出にくい

 

 前モデルから一番進化を感じたのはココでした。イヤーカップが一回り大きくなっており、耳を押さえつけることなくスッポリと覆えるようになっています。

 

 スペック的にはあまり向上していないのに、ノイキャン力が向上しているように感じる理由はここではないか?と思っています。耳を完全に覆いやすくなったのでイヤーカップの隙間が無くなり、雑音が直接耳に入ることが無くなったからでは、と思っています。

 

上記は仮説の域を出ませんが、長時間の利用でも耳が痛くならないので非常に快適。4~5時間は毎日ぶっ続けで着用していますが問題ないです。

操作感

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タッチとスライドの操作が殆ど。手探りで操作する必要がなく快適

 

 前モデルから変化ありません。イヤーカップの側面をタッチしたり、スライドしたりして操作します。使い始めこそ戸惑いましたが、ボタンの位置を手探りしなくて済むのは思った以上に快適です。使い慣れれば手放せなくなる使い心地です。

 

ペアリング・Bluetoothの遅延

 

 問題ありません。人が多い場所で使ってみてもブツブツ切れるというようなことはありませんでした。

 

 ペアリングに時間がかかるということもなくすぐに接続できます。マルチペアリングの機能もあって試してみましたが、高音質コーデックである「LDAC」が使えない仕様だったため、使用を中断しています。

 

Bluetooth通信による遅延は若干感じるものの許容範囲。音ゲーなどを嗜む人でなければ問題ないでしょう。

 

バッテリー

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旧型に引き続き Type-C 給電で充電が早い

 

 前モデルから変化ありませんが、非常に持ちがいい。一度満充電して、3~4日勤務できるぐらいにはタフです。

 

 小旅行ぐらいなら充電器を持ち歩かなくても大丈夫なぐらいのスタミナがあるのは有難いです。とてもストレスフリーに使えています。

 

公称は30時間ですが、もっと持ってる気さえします。それぐらいタフ!

便利な機能


ヘッドホン:WH-1000XM4 業界最高クラスノイズキャンセリングヘッドホン:1000Xシリーズ【ソニー公式】

 

 スピーク・トゥ・チャット(声を発すると外音取り込みモードに繊維)は、在宅勤務においてかなり便利。部屋に子どもや妻が入ってきたときに、そのまま会話ができます。

 

 アダプティブサウンドコントロールと呼ばれる、状況に応じて外音を取り込む機能には結構期待してたんですが、外で使っていてもあまり恩恵を感じることができませんでした。

 

細かく設定していけば使いものになるかも知れませんが、密閉型のヘッドホンで外音を聞こうというのがそもそも間違いな気はする…

 

 他によく使う機能(?)としてイコライザがあります。低音が足りない!という方などはどうとでも調整できます。

 

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イコライザ設定もアプリから。一度いじりだしたら沼

質感や付属品

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高級感あるケース。付属品は古き良き感じ

 

 本体の質感には大変満足しています。SONYは時代を経ても、AV機器のデザインにおいては国内でアタマ一つ抜けていると感じます。外で付けていてもスタイリッシュなヘッドホンです。

 

 付属品にケースがあるのも嬉しい。コンパクトとは言い難い大きさではありますが、最低限には畳むことができるのでカバンの中で暴れません。ケース自体も高級感があるので、ケースを新たに買う必要もないでしょう。

 

付属品は最低限。充電ケーブルはさておき、ほかの付属品は別売にしても良い時代になってきています。

WF-1000XM3との比較

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WF-1000XM3との比較

 

 同じくSONYノイズキャンセリング製品である WF-1000XM3 と比較してみます。ヘッドホンとイヤホンなので比較は一概にできないので、参考までにどうぞ。

 

音質

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「高音質」という括りで言えばイヤホンに分がある

 

 イヤホンとヘッドホンの音質比較なんて「場合と聴く音楽による」が結論なんですが、強引に比べてみます。

 

 比べにくいですが、WF-1000XM3に分があると思います。イヤーピースさえガッチリ合うものを見つけられれば非常にクリアな音質で、特に中高音域についてはイヤホンの方が広がりを感じます。

 

 一般的にはヘッドホンの方が空間の広がりを感じる、重低音が効く…というのが定説ですが、私はそれほど差を感じませんでした。確かに同じ設定で聴けばヘッドホンの方が重低音が強いですが、イコライザで吸収できます。

 

得意な音が違うので一概に比較できないのですが、そこはご愛敬。WF-1000XM3はイヤーピースが重要!合うものを見つければ驚くような音を出してくれます。

ノイズキャンセリング能力

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とにかくノイキャンが重要!って人はもうヘッドホンです

 

 比べるまでもないぐらいヘッドホンの方が効きます。無音状態でもかなり周囲の音をキャンセルしてくれます。

 

 WF-1000XM3はイヤホンの中ではかなりノイキャンが強く効くほうではあるものの、やはりヘッドホンほどではないです。

 

ただカナル型イヤホン自体が耳栓みたいなものなので「周囲の音を遮る」という意味では同等ぐらいの力はあります。

 

長時間の使用

 

 長時間の使用はどちらも可能で、痛くは出にくいです。一方で、どちらも5時間ぶっ続けで使うとかしてるとやはり少し痛みは出ます。結局、私はこの2つを交互に使うことで痛みを緩和しています。

 

マイク品質

 

 マイクの品質はWH-1000XM4に分があります。ZOOM会議で両方使ってみましたが、ヘッドホンのほうが音が良いそうです。Bluetoothのバージョンはどちらも同じはずなので、単純にマイク品質の差でしょうか。

 

外での使用

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持ち歩きは断然WF-1000XM3。マルチに活躍する

 

 外での使用はWF-1000XM3の方がおすすめ。ファッションに響かないですし、ヘッドホンに比べれば小さいので持ち歩きも気軽です。価格も1万円ほど安いことを考えれば、WF-1000XM3の方が日常生活で使う機会が多いでしょう。

 

 一方で、飛行機や新幹線などではノイズキャンセリングの出番なので、旅行・出張などが多い方はWH-1000XM4の方が恩恵が大きいかも知れません。

 

まとめ

 

 まとめると以下のようになります。私はどちらも在宅ワークで使っていますが、甲乙つけがたいほどにおススメです!

 

WH-1000XM4

予算に余裕がある

・高いノイズキャンセリング能力を求めている

 

 

WF-1000XM3

・出張や旅行、外出時などでもマルチに使いたい

音質を重視したい

 

 

 本日はこれにて。最後までおよみいただきありがとうございました。

  

 

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