SwitchBotで自宅をスマート化していますが、またまた面白そうな製品がリリースされました。その名も「CO2センサー(温湿度計)」。名前のとおり室内の二酸化炭素濃度が可視化されるデバイスです。温湿度計は前からありましたが、そこにCO2測定が仲間入りしたことになります。
CO2センサーを使うことで空気がどれだけ汚れているのかが分かるので、換気のタイミングが掴みやすくなります。実際にわが家で使っている様子を紹介しつつ、他機器とどう連携しているか?なども詳しく紹介します。
SwitchBot CO2センサーレビュー
開封!
何はともあれ開封します。ドン。
SwitchBotの他デバイスと同じく、同梱物は非常にシンプル。セットアップ方法などはスマホアプリ側で手取り足取り教えてくれるので、心配しなくてOK。迷うことはほぼ無いと思います。
セットアップ



さっそくセットアップします。当たり前のことではありますが、使用するには Switchbotアプリ、それにSwitchbotのハブが必須です。アプリからCO2センサーを選択して、アプリの指示に従ってデバイス上部のボタンを長押し。あとはファームアップデートが勝手に走って完了です。
とりあえず動くようにしたところ。大きな画面で情報が見やすい。
表示されているのは「天気/時刻/日付/CO2濃度/快適度(CO2&湿度)/気温/湿度」。出す情報はアプリから設定可能ですが、通常の使用であればこの画面が使いやすいでしょう。
一番目立つ位置に表示されているのが CO2濃度。「ppm」という単位で表示されています。1ppmは、1立方メートルあたりに1立方センチメートルの気体が存在している、という意味になります。
1000ppmを超えると意思決定能力が低下する報告もされているので、1000ppmが一つの基準値と考えてよいと思います。
電池 or USB給電で動く


単三電池2本でも動作しますが、USB充電器などからUSBケーブルで給電することでも動作させることができます。電池だとケーブルレスになるところが良いところですが、CO2値の更新間隔が30分になります。それ以上短くしたいなら、USBケーブルによる給電が必須になります。
USBケーブルで給電すると、アプリから更新間隔を短くすることができます。最短で1秒にすることも可能ですが本体がかなり熱くなるので、2~3分にしておくのが現実的でしょう。
電池駆動でも1年は持つそうなので魅力的ではありますが、CO2の更新間隔30分はちょっと長すぎますね…。というわけで、我が家ではUSBケーブル給電で使用しています。
濃度が高いので対策した!
さて、既にお気づきかも知れませんが、セットアップを終えた時に表示されたCO2濃度が1100を超えていました。それどころか設置して数カ月、1300ppmを超える日もチラホラ。「もしかして…我が家のCO2濃度…高い…?」と、ようやく気付く私。
我が家は4人家族、住まいは高気密高断熱です。24時間換気は付いているものの、それだけでは1000ppmは超えてしまうようでした。1週間ほど測定すると、酷い時には1400に近づくことがありました。
これでは我が家の意思決定能力が落ちてしまうじゃありませんか。という訳で対策しました。


対策は簡単。1000ppmを超えたら換気扇が自動でONになるようにしました。逆に900ppmを下回ったら換気扇をOFFします。換気扇のON/OFFは同じくSwitchbotの「指ロボット」を使用。24時間換気のために各部屋には通風孔があるので、理屈的にはコレだけでうまくいくはず。さてどうか。
結果はこの通り。1000ppmを超えては換気扇が付いて下がって…を繰り返すようになりました。システムはうまく動いている様子なので、これで一安心。心なしか、対策後の方が気分がスッキリした状態で過ごせている気がします。二酸化炭素の可視化って重要だなと実感した出来事でした。
二酸化炭素の可視化は、思っていた以上に有用です。「空気が清浄に保たれている」ことが視認できるのは気分的にも良いもので、換気をするときの指針として一役買ってくれます。
まとめ:CO2の可視化、便利です
1時間に1度は換気をしよう、と小さい頃から聞かされていましたが、今はCO2濃度を計測できる時代に。数値を確認すれば、適切なタイミングで換気が可能です。SwitchBotのCO2センサーを使えば、他機器と連携して換気も自動化することもできました。
我が家のように自動化が難しい場合は 1000ppmを超えたら音声ロボットにアナウンスしてもらう、スマホに通知をもらうなどでも対策可能です。アイデア次第で使い方が広がるのが SwitchBotの良いところですね。
具体的な数字でCO2濃度が確認できるのがシンプルに面白いです。我が家は想像していたより空気が悪かったのが驚きでした。あなたのお家も、一度測定してみては?
今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。