パタパタ時計をご存知でしょうか?知っている方は35歳以上かも知れないですね…。ひと昔は街のいたるところで見かけることができました。祖母の家にあったパタパタ時計が印象深くて、今でも覚えています。
大人になってもパタパタ時計が何だか忘れられず、ついに3年ほど前に手に入れてしまいました。STUSSY Livin' GENERAL STORE が TWEMCOに別注をかけたフリップ時計です。
フリップ時計とは
フリップ時計は、通称パタパタ時計といわれている機械式のデジタル表示時計で、1970年代には世界中で普及したタイプの置時計です。
蛍光表示管や液晶が普及してからは数が急激に少なくなりましたが、その名残を見たことがある方は多いのではないかと思います。
めっきり姿を消したフリップ時計ですが、近年では機構のユニーク性やデザイン性に再び焦点が当てられています。同じように懐かしく思った人が多かったのかも知れませんね。
TWEMCOについて
TWEMCOは1950年代からフリップ時計を作っている香港の会社です。
フルオートマチックのカレンダークロックを作ることができる、世界で唯一の会社として知られています。ドイツ製のムーブメントを使用しており、時間も正確。銀行会社、商業機関および政府部門でも使われてきた実績があるほどです。
最近では電波時計のタイプも製造しており、古き良きを守りつつも利便性を向上させていく姿勢が伺えます。
STUSSY Livin' とのコラボアイテム
ストリートブランドであるSTUSSYが、生活雑貨を主に展開していたブランドがSTUSSY Livin' GENERAL STOREでした。2019年現在、活動は終了しています。
別注品のため、本体カラーとダイヤルの組み合わせが独自の彩色になっていて、STUSSY Livin' GENERAL STOREのプリントが入っています。
インテリア性重視で購入しましたが、数字が大きく非常に読みやすいです。流通の現場や、老人ホームでの採用実績にも頷けます。ミッドセンチュリーなその趣きが注目されがちですが、見やすさ、正確さという時計に必要な要素を実直に兼ね備えています。
時刻がパタンとめくれるアナログな姿、一分ごとに聞こえる パタッ… パタッ… という音と、ノスタルジーな雰囲気がただよう本機。懐かしいんだけど、デザイン的には古びていない。それでいて時刻はハッキリ見やすい。
「良いモノは古びない」ということを、TWEMCOとStussy Livin'のコラボによって思い知らされることになるとは思いませんでした。
どこで手に入るか?
別注品はすでに廃盤かと思いますが、TWEMCOの現行機はネット通販で購入することができます。デジタル表示時計が欲しいけど、LEDで光っているタイプはちょっと…という方には特におすすめです。
今回紹介したものは、AL-30という機種をベースに作られています。もし新たにお探しの場合は、AL-30にてご検索を。
カラバリも豊富なので、インテリアにあわせて選んでみるのはいかがでしょう。本日も最後までお読みいただき有難うございました。