
方々で話題になっている雪駄、goyemon の「unda -雲駄-」をついに購入しました。日本の昔ながらの履物 雪駄と、ハイテクスニーカーが混ざり合ったようなユニークなフットウェアです。双方の良い点をミックスしつつ、日本の伝統工芸品をマッシュアップしたプロダクトです。
本記事ではこの unda を開封・使用感レビューしながら、undaの何がいいのか?良い点&悪い点、サンダルと何が違うのか?お手入れはどうしたらいいのか?などについて詳しく紹介していきます。
gyemonってどこの会社?
出典:https://www.goyemon.tokyo/
gyemon(読み:ごえもん)は2018年に設立されたライフスタイルブランド。本社は東京都渋谷区にあります。クラウドファウンディングサイト Makuakeにて初代undaを公開し、1週間で2,000万円以上&総支援額2億円以上という記録を達成。
今回紹介する undaのほか、切子ダブルウォールグラス【Fuwan 浮椀】セラミック和包丁【matou 磨刀】、ソーラーLED提灯【ANCOH 庵光】など、日本の伝統文化と現代のライフスタイルの融合を推進するプロダクトを次々とリリースしています。
undaはリリース後から、30ものブランドや企業とコラボを展開。White MountaineeringやGraphpape、Snowpeakなど名だたるブランドとコラボし、2025年大阪・関西万博では日本館の公式ユニフォームとして採用。文化的プロダクトとしての地位を確立しています。
unda -雲駄- レビュー
細かくレビューする前に、undaの良い点とイマイチな点を列挙します。
水に弱い
少しメンテナンスしにくい
価格がやや高い
次項から詳しく解説します。
開封!

こちらが購入した unda。雪駄本体とは別に封筒が入っていて、中に色々と収められていました。
ギャランティ―カードかな?と思ったら何とマグネット。あとステッカーと、レシート風にデザインされたショップカード的な何か?が付いてました。よく解らんけどオシャレなオマケですね。

先述のオマケに限らず、パッケージングや梱包が非常にオシャレで細部まで気を使っているのが伺えます。上の写真は雪駄の梱包に使われていた包み紙ですが、英字新聞風にundaのブランドヒストリーやコンセプトなどを記載、その上にGOYEMONとグラフティが描かれた凝ったデザインになっています。
ブランディングに力を入れていることが強く伝わってきます。undaはそれなりに価格も張るアイテムですが、「高級な良いものを買ったなあ」と手に入れた喜びを満たしてくれるパッケージングです。
unda、くわしく見てみよう

改めて、こちらが私が購入した unda。「Firsthand」というブラントとのコラボアイテムです。スタンダードラインのSUMIによく似ています。ZOZOで見かけて「これだッ!」と購入しました。ずっと気になってたから嬉しいぜ。
一般的にコラボアイテムって高価なイメージですが、undaはセールをしないので、安く手に入れたいならコラボモデルにセールがかかるのを待つのも手です。品質や作りは、もちろん定番モデルと同じです。

天板生地は京都製で、京都のカスリ染糸を使ったデニム調の織物。素材は綿88%、レーヨン12%。質感が高いだけでなく、スレに強く通気性が高いなどの実用性も備えています。鼻緒にはビロード素材を使用。肌が直接触れる鼻緒の内側部分には肌触りの良いPUスウェードが使用されています。
加えて、製造は奈良県の雪駄メーカーで、職人さんによって作られているのだとか。つまり日本の素材を使い、日本の職人が作った日本製。そう聞くだけで思い入れが出てくるプロダクトですね。

undaが革新的だったのは、スニーカーと雪駄が融合したこと。機能性はもちろんデザイン的にも融合が図られていて、踵にはエアソールを内蔵。デザイン的なフックにもなっています。ミッドソールにはPU素材とエアソールを、足裏部分には低反発クッションを配置し、素足で履いても柔らかい感触を実現しています。

雪駄のウラ、いわゆるアウトソールは合成樹脂製。凸が規則的に配置され、いかにもグリップ力が高そう。テトラポットのような形状ですが、これは七福神である毘沙門天の甲冑に使われている「毘沙門亀甲」という柄なのだとか。そういわれて見れば、踵部分の「unda」ロゴ周囲にあるのは鍬形(兜の額部分にある装飾)のようにも見えます。ソール部分までコダワリが随所に。細かいです。
雪駄といえば「表面は竹皮や畳表、裏面は牛皮で、踵には尻鉄」で作られるもの。厳密に言えばundaは雪駄の定義からは外れてます。雪駄の良い点を残し、現代のライフスタイルに合わせて使いやすくアップデートした履物、それがundaです。
履いてみる
実際のスタイリングを見てみましょう。


履いた瞬間に思うのは「わっ、柔らか!」ということ。雪駄の履き心地というか踏み心地はフワッとしていて、指の間に挟まる鼻緒は優しく柔らか。これは気持ちいいぞ…!スニーカーともサンダルとも違う、なんとも言えない履き心地。とにかく足に優しい。
スタイリング的には思った以上にシックな印象。街中で下駄とか履いてる人って「変わった人だな」というスタイリングに見えることが多い(私見です!)ですが、これは結構溶け込む感じのデザインで履きやすそう。というか、格好いいぞ…!カッコよさは全然期待してなかったので予想外でした。
小指と踵をハミ出して履くのが ”粋” らしいので、倣ってみました。どうでしょう?粋でしょうか!?

undaのサイズ展開は S (23.5-25.0cm対応) ~ XL (29.5-31.0cm対応) までラインナップ。こういうオシャレシューズって大き目サイズの展開が無いもんなんですが、undaは何と31cmまで対応。私の足は30cmとバカでかいので超嬉しい。もちろんXLサイズをチョイスしましたが、ピッタリフィットしました。
先述の通りハミ出して履くのが粋なので、公式は小さめサイズをのチョイスを勧めています。私はイチかバチか通販で買いましたが、履物はフィット感が命。できるのであれば試着した方がいいでしょう。
俺は靴下を履くぞ


私事ではあるのですが、素足でサンダルとかを履くのがどうも苦手です。理由は「臭くなる」から。undaは洗いにくい構造(後述します)なこともあって、素足で長時間履くのは躊躇われます。というわけで、私は tabio の足袋ソックスを履いて使っています。undaを買う前から愛用しているんですが、コレがいいんだわ。
五本指ソックスってビックリするほどダサい(私見です!)ですが、足袋フットカバーはなぜだかオシャレに見える。マルジェラとかNIKEも採用してますしね。


というわけでコチラが足袋フットカバーとあわせた写真。少しキレイ目に見えるんじゃないでしょうか。雪駄も臭いにくくなるし、オッサンの足指が見えなくなるので汚いモノ見せてる感じもだいぶ薄れます。おすすめ。
使用感レビュー
雪駄は履いてナンボです。実際に履いて過ごしてみました。

サンダルって長距離歩けるものじゃないのは周知だと思いますが、undaは思った以上に歩ける。先述のようにクッション性が高く、鼻緒も柔らかで指の付け根に痛みも出ません。履き心地がいいので近くのコンビニに行くだけの用事でも少し嬉しい気持ちになります。
サッと履けるので、ちょっとそこまで~のお出かけには最適。ビーサンなどと比較するとキレイめなので、だらしなく見え過ぎないのもポイントです。
慣れないうちは雪駄の「足指を使って歩く」感覚に慣れず、少し疲れます。全体を覆う靴を履いていると爪先で蹴る歩き方に慣れていますが、雪駄の鼻緒は足と指を無意識的に使うからです。数日履けばすぐに履き慣れますし、足裏のアーチ形成にも一役買います。公式も「履くだけで健康に」と謳っているほどです。

ソールがスニーカーなので、グリップ力も良好。悪路や滑りやすい地面でも問題ナシで、履き心地や踏破性だけで言えばシーンを選ばずどこでも普通に履けます。そして涼しい。夏の履物としてはかなりアリな使用感です。雪駄ってこんなに歩きやすくて快適なんだな~。
一方、undaは「水に漬けてはいけない」点に注意。レジャーには向いてませんし、雨にも弱いです。丸洗いも出来ません。ヘビーデューティーな用途ではなく、「オシャレ靴」であることには注意が必要です。

個人的なオススメは、リカバリーサンダルとしての使用。リカバリーサンダルとは運動や立ち仕事などで疲れた足を回復させるために設計された高機能サンダルのことですが、undaってまさにそれでは?という感じ。私はランニングを習慣にしていますが、undaの豊かなクッション性はリカバリーを図るのにピッタリ。室内履きとしてもポテンシャル高いです。
理学療法士によると、リカバリーサンダルは「履き続ける」よりも運動後や帰宅後など、疲れたタイミングで短時間(1日2時間程度)履くのが効果的とのこと。足の自然なアーチ構造を維持するのにも役立って一石二鳥です。
修理は難しいので注意

goyemon では undaの修理を受け付けていません。私がundaに対して一番不満を持っている点はココです。雪駄って鼻緒がすげ替え可能だったり底が分解可能だったりと、修理がしやすく設計されているのですが、undaはそうではありません。鼻緒が抜けてしまうと修理は絶望的なので、先述のように水濡れには注意が必要です。
アウトソールはスニーカーと似た構造なので、一般的な靴修理屋さんで対応してもらえるとのこと(参考:https://note.com/yuki_goyemon/n/nb1778d0c773c)。靴底だけでもメンテ可能になってるのは嬉しいですね。
お手入れ方法
汚れ落としは泡のクリーナーを

先述のとおり、undaは水洗い不可。簡易的なお手入れ方法としては「固く絞ったタオルなどで優しく拭いて、風通しの良い場所で陰干し」と案内されています。しかしそんなんじゃキレイになった気がしない…臭いそう…
というわけで undaから販売されている「unda cleaner」を使うのがオススメ。泡を吹きつけてブラシでこすった後、よく絞ったタオルなどで拭き上げます。
unda cleanerが公式のオンラインショップでしか売ってなかったので、私はmizunoの泡クリーナーとブラシで代用しています。香りも良くてスッキリしますよ!
まとめ:夏のオシャレな足元に、リカバリーサンダル代わりに!

オシャレだし買うか~ぐらいの気持ちで購入しましたが、クッション性の高さ、リカバリーサンダルとしての有用性、カジュアルに突っかけられる手軽さから、最近は毎日履いちゃってます。室内用と屋外用で2足欲しいぐらい。水に漬けられない点だけ注意が必要ですが、日常を鮮やかに彩ってくれるフットウェアです。
undaは定番モデルであるカラバリ black、white、sumiの他に、多数のコラボモデルをリリースしています。人気モデルはすぐ完売することもザラ。グッとくるモデルを見つけたら即ゲットするのをオススメします。
undaは公式オンラインストアでの販売がメイン。もちろんフルラインナップで取り揃えており、クリーナーも販売しています。コラボモデルを狙っているなら yahooショッピングや楽天市場がオススメ。コラボモデルならzozoでも販売されていたりするので、ポイントもついてお得に購入できます。そのぶん完売も早いので要チェックを。
こちらが今回購入したFirsthandとのコラボモデル。セールがかかって安く手に入ります。(2025年7月現在)
今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。






