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超コスパ!4万円台の水拭きロボット掃除機【Xiaomi X20+】レビュー。モップ清掃+障害物回避付きの万能機!X20 proと何が違うかも解説

Xiaomi X20+を購入。噂の一台、実力やいかに

 

 ずっと活躍していたロボット掃除機がついに逝去。床拭きモデルが欲しいものの、さすがに10万円超えるやつには手が出ねえな~…とAmazonを彷徨っていたら、あるじゃないですか4万円台の水拭きロボット掃除機が!それが Xiaomi の【X20+】です。シャオミはコスパが凄いと聞いてはいたが、ここまで安いとは。

 

本記事では、X20+の実力やいかに?メリット・デメリットは?上位機種の S20+とは何が違うのか?などについて詳しく紹介します。

 

 

Xiaomi ってどんな会社?

出典:https://www.mi.com/jp/

 

 Xiaomi(シャオミ)は2010年に中国は北京で創立されたテクノロジー企業。スマホの世界シェアは Apple・Samusungに次ぐ第3位。スマートフォンでスタートした企業ですが、いまや loT家電・EV・独自OSやAIなどを含む巨大なテック企業に進化しています。

 

AppleやSamsungに並ぶグローバルプレイヤーでありながら、「抜群のコストパフォーマンス」と「生活全体を繋ぐエコシステム」が強み。中国製は品質が~と言っていたのは、今は昔です。

Amazonで見かける【Roborock】もXiaomi傘下。Xiaomiが掃除機市場に参入したのは2016年で、Roborockと共同開発でした。以降はブランドを独立し、スマートホーム戦略の中核製品のひとつとなっています。

 

X20+ レビュー

 

 詳しく紹介する前に、X20+の良い点・イマイチな点をまず先に紹介します。

 

良い!:
モップでの拭き掃除付き
障害物回避機能付き
ゴミ収集/モップ洗浄/乾燥/給水が自動
なのに安い!
静音性高し
アプリ操作の柔軟性高し

 

イマイチ:
ステーションがややデカい
モップ乾燥は送風。温風非対応
ゴミ収集時の音は大きい
アプリがやたら位置情報を欲しがる

 

 次項から詳しく解説します。

 

開封!

 

 冒頭のデカい箱を開けるとこんな感じ。ドン。

 

Xiaomi X20+ パッケージ内容
 X20+ パッケージ内容  X20+掃除機本体
オムニステーション
電源ケーブル
サイドブラシ
モップパッド×2
取扱説明書・クイックマニュアル

 

メインブラシやダストボックス等は掃除機本体に、タンクやダストパックはステーションに予めセットされた状態で届きました。ハコがデカかったのはステーションがデカかったからなんです。

 

X20+本体レビュー

X20+ 掃除機本体。白を基調としたデザイン

 

 まずは掃除機本体から見ていきます。簡単なスペックは以下の通り。

 

製品名 Xiaomi X20+
製品寸法 350 × 350 × 97 mm
重量 約 3.67 kg
定格電圧/定格消費電力 14.4 V/75W
吸引力 最大 6000 Pa
集じん方式 ダストカップ式(サイクロン+フィルター)
ダストカップ容量 約 350 mL(参考値)
段差乗り越え 約 20 mm
稼働時間
(掃除+モップモード)
静音:140分
標準:120分
強力:105分
ターボ:70分
充電時間 約 6.5 時間
機能 HEPAフィルター搭載
LDSレーザー+光学センサーナビゲーション
光学センサーによる回避機能
Xiaomi Home / Mi Home アプリ対応

 

 回転するモップによるクオリティの高い拭き掃除に加え、6000 Paクラスの吸引力、回避機能付きとプレミアム帯並みの機能性です。

 

左/本体正面 右/本体背面

 

 本体正面にはバンパー、中央にラインレーザーセンサーを配置。背面には充電用接触部と、ゴミの排出口があります。ロボット掃除機の構成はある程度完成の域にきていて、装備や配置は似たり寄ったり。メーカー問わず大体同じになってきましたね。

 

左/本体上面 右/本体底面

 

 本体上面にある凸がLDSレーザーセンサー。部屋の間取り把握や、自己位置推定に使われます。前方には電源ボタンとホームボタンを配置。アプリからだけでなく、本体のボタンからも掃除開始/一時停止/ステーションに戻り充電開始、などを指示できます。

 

本体底面にはサイドブラシが1つと、拭き掃除用のモップが2つ。モップはホルダーは分離できるので、取り外して洗濯が可能です。

 

 

 面にあるカバーを持ち上げるとダストボックスが。ダストボックスとフィルターは分離してお手入れ可能。ダストボックス付近にはRESETボタンがあります。メインブラシも同じく取り外してお手入れ可能。ここらへんも他メーカーとほぼ同じです。

 

 X20 Proとの違い  X20+の上位機種に【X20 Pro】があります。吸引力がやや強力/連続稼働時間がやや長い/ゴミ箱容量がやや大きい…など意外と差は小さめですが一番大きい差は「モップの温風乾燥の有無」。X20 Pro は温風乾燥機能付きです。衛生面で言えば温風乾燥は欲しいところですが、その差に1万円を超える差額を払えるか?がポイントでしょう。

 

オムニステーションレビュー

オムニステーション。デカいけど高機能

 

 こちらがオムニステーション。簡単なスペックは以下の通り。

 

外形寸法 586 × 427 × 340 mm
消費電力 ダスト排出時:1000W
清掃時:30W
乾燥+充電時:30W
モップ機能 自動水洗い+自動空気乾燥
付属品
(ステーション関連)
使い捨てダストパック(75日分)
浄水タンク(4L)
汚水タンク(4L)
モップパッドトレイ

 

 タンク付き、ダストパック収納付きなのでステーションが結構大きいです。代わりにメンテの手間が少なくなります。ステーションの置く場所は予め決めておいた方が良さそうです。

 

左/タンク収納 右/ダストパック収納

 

 ステーション上部のフタを開けると、浄水/汚水タンクがお目見え。モップを洗浄するための水道水を、定期的にクリアなタンクの方に入れておく必要があります。汚水は掃除終了のたびに廃棄が推奨されています。ダストパックは平均的な使用で、二カ月以上は交換不要です。

 

掃除機の収納場所。ココでモップを洗う

 

 X20+の設置場所にはモップパッドトレイと呼ばれる、取り外し可能なトレイが敷かれています。モップ洗浄で出た汚水を受け止めてくれるので、定期的に清掃が必要です。

 

X20+にはモップの自動乾燥機能がついていますが、温風による乾燥ではない点には留意しましょう。使用環境によっては生乾きになる可能性もあります。

 

設置&セットアップ

部屋の片隅に設置!

 

 オムニステーションを設置して、X20+をドックインしたら設置完了。前方に空きスペースが必要な点に注意。本体含めて前方に193cm、幅44cmと、結構なスペースが必要です。先述したとおりですが、予め設置場所を決めておくとスムーズです。

 

タンクにも水を入れておきましょう。加えて、Xiomiのアプリ「Xiomi Home」のインストール&セットアップも必要です。

 

 

 Apple AppStoreではなぜか「米家」というアプリ名でした(なんでや)。インストールして、「デバイスを追加」から Xiaomi X20+を探してタップします。ロボット掃除機だけでもメチャクチャ製品が沢山あるので、探すのに結構手間取りました。アプリのデキは良いんだけど、なんだか痒い所に手が届いてないといった感じです。

 

 

 設定自体に難しいことは無く、セットアップ自体は5分もあれば終了します。更新プログラムはしっかりインストールしておきましょう。更新込みでも10分もあれば十分にセットアップが完了すると思います。

 

セットアップ中には位置情報を求められます。ジオロケーション情報からWi-Fi機器の検出/スマートホーム連携/日の出と日没の時刻を自動機能に生かすなど機能のためなので問題は無いんですが、何回も聞かれるのでちょっと不安になりますね。私はこれらの機能を使うのでONにしていますが、気になる方は適宜OFFにして使いましょう。

 

使用感レビュー

 

 さっそく実際に使ってみましょう。アプリから清掃を実行するか、X20+本体の電源ボタンを1回押すと清掃を開始します。初回の場合は、清掃の前にマップ作成から始まります。

 

マップの精度はかなり高い

 

 Xiomiに限った話ではありませんが、マップの精度は大したもの。ほぼ完璧です。入ってほしくない場所などには仮装壁や進入禁止エリアなどを配置できるのも最近のデファクトスタンダードですね。適宜設定して、本チャン清掃開始!

 

出動!

 

 清掃前には、モップを濡らすためにゴポゴポという音がします。オシャレにいえばエスプレッソマシンのような音。それが済むと清掃開始です。

 

 清掃音はかなり静か。ルンバに始まり、エコバックスやSwitchbot、Narwalなどのロボット掃除機を使ってきましたが、一番静かでは?吸引力を「強力」や「ターボ」にすると煩くなるものの、フローリングの清掃はなかなか静音です。我が家にはカーペットが無い(吸引力を上げる必要がない)のも一因かも。

 

障害物回避も優秀。あまりダメ出しする点がない

 

 障害物の回避もお手の物。いままで使ってきたロボット掃除機と比較しても遜色ないどころか、むしろ優秀な部類といっていいかも。背の低いものも回避しようとしてくれるし、無駄に粘ったりもしません。乗り越え可能な段差は2cmまでとされていますが見極めもうまく、スタックすることも今のところありません。

 

安価なロボット掃除機は「障害物回避非搭載」のモデルが多いですが、X20+は搭載でこの価格。しかもモップでの水拭きアリ。さらにステーション付き。コスパがスゲェなオイ。

 

拭き掃除。これまた完璧なんでないかい


 回転するモップで清掃するタイプなので、拭き掃除の仕上がりは上々。アプリから設定できる「モップがけの水出力」はレベル1(最少)で運用していますが、濡れすぎず乾きすぎずでウエッティ具合は完璧。一定範囲を清掃したらステーションに帰還してモップを自動清掃します。拭き掃除のクオリティは10万円超えの機種と比較しても遜色ないレベルと思いました。

 

拭き掃除後はフローリングがサラサラで気持ちいい!小学生の子がいると「なんかザラザラするぅ…」という時も多いですが、拭き掃除でスパッと解決。拭き掃除器を愛用し続けている理由です(笑)

 

左/清掃ライン 右/清掃後の汚水

 

 清掃時間は22㎡で23分程度。今まで使ってきた掃除機と同程度か、やや早いぐらい。経路の無駄は小さめで交換が持てます。部屋を細かく分けていると、各部屋を清掃する→ステーションに戻ってモップ清掃→次の部屋を清掃→モップ清掃…となるので、好みの動きになるように部屋は区切ったり結合したりしましょう。

 

 右上の画像は、一度の清掃タスクで出た汚水。22㎡を清掃すると、一回でこれぐらいの水を消費することになります。だいたい5~6回程度清掃したら浄水タンクに水を補給するぐらいの頻度。思ったより長持ちする印象です。

 

清掃後はやや大きな音がするので注意


 清掃後はステーションに戻ってゴミの回収とモップのクリーニングを自動で行ってくれます。ゴミの回収は結構な音がするので注意。ダイソンなど、サイクロン式掃除機を使う時のような音がします。ステーションに集塵するタイプの掃除機はどれも似たような音がしますが、X20+も例に漏れません。

 

アプリから DND(Do Not Disturb、「邪魔しないで」の略)モードの設定が可能です。特定の時間帯に掃除機の動作や通知を抑制する機能で、特定の時間に実行されたクリーニングでは集塵を実行しない、などを設定可能です。

 

 モップの温風乾燥が無い点は、2か月ほど使ってみた現時点では不都合を感じていません。ちょっと心配だったのでモップの乾燥時間は6時間に設定してます。一カ月に一回程度、ステーションの清掃と共にモップを洗濯すれば大丈夫そう。これは経過を追って報告します。

 

まとめ:コスパ最強の拭き掃除ロボットじゃ

安価に拭き掃除ロボットが欲しいなら、コレ一択では

 

 Xiaomi X20+はモップでの拭き掃除機能が付いた掃除ロボット。とにかくコスパが凄い!拭き掃除のクオリティは平均以上で、ステーションでの自動集塵/モップクリーニングつき。障害物回避も付いて4万円台という超価格。コレをコスパ最強と呼ばず何と呼ぶか。拭き掃除対応のロボット掃除機が安く欲しい、でも拭き掃除のクオリティは妥協したくない…という場合にはコレです。

 

 Xiaomiの公式ストアでも手に入れることができますがオススメは Amazon。平常時は 59,800円ですが、セール時には 3万円台にもなる価格破壊っぷりです(いずれも 2025年10月現在)。5万円台だったら、セールがかかるまで待った方が良いと思います。

 

迷ってるなら買った方が良いと思います。価格以上の価値は確実にあります。X20 Proとどちらを選ぶか?は難しいとこですが、コスパで言えば断然、X20+に軍配が上がります。

 

 今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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