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Vlogカメラ【SONY ZV-E10】レビュー。運動会にもおすすめ!ファインダー無しでイケる?4大メーカーVlogカメラ比較も

SONY ZV-E10L

 

 「Vlog」という言葉ををご存じでしょうか。Vlogとは「Video」と「Blog」を掛け合わせた造語で、動画によるブログの一形態のことを指します。広義にはYoutubeやInstagramが該当しますね。Vlogカメラと呼ばれる動画撮影に特化したカメラも人気で、各社がリリースして人気を博しています。

 

 先日 nikonからz30が発売されたことで、4大メーカーのvlogカメラが出揃いました。当初はnikonにしようと思っていたものの、店頭でも比較したうえで結局 SONY ZV-E10L に行きつきました。本記事では ZV-E10Lを紹介しながら、他社製品との比較や、運動会用のビデオカメラとしても使えるのか?などを紹介していきます。

 

レビュー

開封

 

 今回購入したのはパワーズームレンズが付属している「SONY ZV-E10L」。本体カラーはブラックを選択しました。さっそく開封してみます。ドン!

 

ZV-E10L 同梱物

 

・ZV-E10L本体

・ACアダプター

・バッテリー(NP-FW50)

・USB Type-C ケーブル (USB2.0)

・ウインドスクリーンアダプター

・ショルダーストラップ

・パワーズームレンズ (SELP1650) & レンズキャップ

・保証書/スタートガイド類

 

マニュアルはWeb取扱説明書になっており、紙媒体のものは付属していません。ここらへんは海外のガジェットと似た感じになっていてミニマルです。

 

風防付属なのがVlogカメラっぽい

 

 普通はオプション対応である風防(ウインドスクリーン)が、標準で付属しています。ホットシューカバーにファーがくっついている構造で、ホットシューに取り付けることでマイク部分を保護するようになっています。

 

ファーのカラーは本体カラーとコーディネートされていて、本体がブラックの場合なら風防はグレーが付属します。ホワイトの場合は風防もホワイトです。

 

バッテリーはNP-FW50。USB Type-C対応が嬉しい!

 

 そして待望のUSB Type-C充電が、ついにZV-E10で搭載されました!フルサイズ機では標準になってきたんですが、SONYのAPS-C機では初搭載。データ転送時や充電時には大きな恩恵があります。


 バッテリーはNP-FW50。SONYではAPS-C機で標準的に使われているバッテリーですが、スタミナがあるとは言い難い代物です。連続動画撮影時間は約125分と十分そうですが、実際にどうなのか?は使用感レビューにて後述します。

 

本体レビュー

SONYのAPS-C機 愛用者には見慣れた感じ

 

 SONYのα6000番台とほぼ同じスタイリングですが、大きく異なるのはボタン類の配置変更と統廃合。そしてEVF(液晶ビューファインダー)とフラッシュ有無です。他機種と比較して、かなり大胆な差別化が図られています。

 

機構やボタンが少なくなりスッキリとした外観に

 

 ファインダーとフラッシュが無くなったことで、かなり本体がスッキリとした見た目になっています。まるでコンデジのようなスタイリング。

 

ボタンの統廃合で背面ボタンは少なめに


 AF/MF/AELレバーやフラッシュボタンが無くなり、録画ボタンが本体上面に移動したので、背面ボタンの数が少なくなりました。

 

 側面のグリップは、型押しがドットパターンに。α6000~6600は皮革っぽい型押しがされている素材が採用されていました。ドットパターンのグリップはフルサイズである α7Cで初採用されましたが、続いてZV-E10にも採用された形です。

 

レザー調も高級感があって良かったですが、ドットもミニマルで好印象。ボタンの数と配置といい、特に本機はシンプル路線でまとめている印象を受けます。

 

本体上部。ここがかなり他機種と異なる


 先に書いた通り、α6000シリーズとかなり異なるのがシャッターボタン付近。電源ボタンはシャッターから切り離されてスライド式に。代わりW/T(ズーム)レバーが割り当てられています。MOVIE(動画)ボタンは側面からコチラに映り、シャッターボタンと双対をなすような配置に。

 

最も大胆なのがモードダイヤルの廃止。絞り優先やシャッタースピード優先などへの変更はMENUボタンから行うことになります。写真撮影時の素早いモードチェンジは割り切って、動画撮影のための機能を盛り込んだ形です。

 

下部にはバッテリーカバーと三脚ネジ

 

 下部にはバッテリーカバー、そして三脚ネジがあるのは他機種と同じ。バッテリーの横にはSDカードスロットがあります。対応カードはSDカード各種、そしてメモリースティックPRO Duoと、PRO-HD Duoです。

 

グリップと逆サイドに各種ポート

 

 グリップの逆サイドには各種ポートを保護するカバーが。下部のカバーを開けると USB Type-C端子、HDMI マイクロ端子、ヘッドホン端子が。上のカバーを開けるとマイク用端子が配置されています。

 

チルト方式からバリアングル方式に

 

 モニターの稼働方式には「バリアングル方式」を採用。これまでソニーのAPS-C機はチルト、フルサイズ機はバリアングルが多かったですが、今回はバリアングルのAPS-C機ということになります。

 

セルフィー(自撮り)しやすい、というのがバリアングルの特徴の一つ。動画撮影時には、専用モニターが無くともリアルタイムに確認できるようになっています。

 

他社Vlogカメラとの比較

 

 4大メーカーがリリースしているVlogカメラの比較です。諸元表から抜き出してるだけなので単純比較ですが、イメージは掴めると思います。比較してみると ZV-E10は平均値が高い、もっといえばコスパが非常に高いことが判ります。比較的安価で小型&軽量、スタミナがあり手振れ補正が強力です。

 

 対抗馬はパナソニックのDC-G100でしょうか。この分野では先発で大ヒットを記録した名機ですが、安く買えるしファインダー付き。まだまだ現役です。キャノンは4K60fps動画撮影が魅力ですが価格が倍、ニコンはZV-E10と比較してあまり良いところが無いので、レンズの資産が無いのであれば乗り換えるほどのものは無いと思います。

 

Z30がファインダー非搭載と知った時の衝撃よ…。ならZV-E10でいいじゃん!となってコチラを購入したのが経緯です。結果、SONYにして良かったと思ってます!

 

α6400、6600と比較して

手前/α6400 奥/ZV-E10

 

 こんどはSONYの同系列カメラとの比較です。ZV-E10のベースは言うまでもなくα6000番台シリーズ。先述した違いはあるものの、遠目にはほぼ一緒に見えるスタイリングです。しかしその機能にはかなり違いがあります。

 

 モードダイヤルとファインダーの廃止から分かる通り、しっかり「写真を撮ろう」と思うならα6400や6600が良いでしょう。ZV-E10の使い心地は、良くも悪くもスマホ的。太陽光の下でのモニター確認は、それ専用のモード(後述)があっても若干不安になります。

 

軽ッ!と思わず言うぐらいには軽い

 

 しかし動画撮影や日常使いの点に注目すれば、ZV-E10は非常に面白いカメラです。そして特筆すべきは、その軽さ。バッテリーとメモカ込みで343gです。α6400が約403g、α6600が503g。自社製品と比較しても軽さが際立ちます。

 

 そしてファインダーがないことで背面がフラットになり、収納がしやすくなりました。SELP1650を取り付けているとコンデジ級に薄い。ジャケットのポケットにすっぽりと収まるサイズで、持ち歩きに困りません。持ち歩きしやすく、動画・写真が高いレベルで気軽に撮れる。それが ZV-E10の長所でしょう。

 

α7Cですら「少し大きいな」と思った私には、このサイズ感は最高。機能を割り切っての軽量化/省サイズ化と思えば納得です。気軽に持ち歩けます!

 

写真撮ってみた

 

 試しに色々撮ってみました。

 

 

 こちら付属のレンズ(SELP1650)で撮影。Vlogカメラというからには、人物撮り/物撮りが得意であって欲しい訳ですが、十分に役目を果たせる本体とレンズと感じました。成果物としてはα6000シリーズとほぼ同等のものが撮れます。

 

オートフォーカスが爆速なのも変わらず。さすがSONYのミラーレス。被写体が動く場合でもビッと決まります。

 

 

 風景、コチラもSELP1650で撮影。定価25,000円ほどの安価なレンズとは思えないほど、かなり撮れます。正直侮ってました。スナップだけでなく風景も全然イケます。

 

 

 夜間撮影。ISO3200で撮影してますが、ノイズはギリギリ目立たない程度に収まってます。頑張ってる!メチャメチャコンパクトながらもちゃんと明るいレンズなので、お持ちでないなら同梱セットを断然推します。

 

 

 こちらは元々持っていたレンズ SEL1670Zにて撮影。レンズを交換して被写体を追う喜びは、まさにミラーレス一眼そのもの。私のウデが無いのでちょっと暗くなっちゃいましたが、カメラ本体としてはしっかりと良い写真が撮れる一台です。

 

撮影して分かったこと

 

 私が不安に思っていたことは2点でした。すなわち「ファインダーが無いこと」と「モード切替ダイヤルがないこと」です。α6000シリーズに匹敵する写真が撮れることは先のテスト撮影でわかりましたが、写真を撮る際の使い心地、フィーリングに劣るのでは?という懸念を抱いていました。

 

モニタ視認性が向上する「屋外晴天」モード

 

 ファインダーが無いことに関しては若干の気持ち悪さが残るものの、先に載せたようにほぼ問題なく写真が撮れました。屋外では光がモニターに入り込むので写真を確認しにくいのですが、モニターの明るさを「屋外晴天」に設定することでほぼ解決モニターがメチャ明るくなるので、色味や質感などはかなり正確に確認できました。

 

カスタムキーに撮影モードを設定すると捗る

 

 モード切替ダイヤルについては、中央ボタンに撮影モード切替をアサインすることでほぼ解決。ダイヤルに比べて手順が多くなります(中央ボタン押し→モード選択→決定)が、代償としては仕方ないな、と全然ガマンできるレベルでした。慣れればササっとモード切替えできます。

 

結果、問題なし!ですが、長年の慣れでファインダーを覗こうとする癖が抜けません。特に問題は無いんですが、やっぱファインダー欲しかったな~というのが本音。

動画撮ってみた

シューティンググリップ装備!

GP-VPT2BT。今回は別で購入

 

 ミラーレス一眼での動画撮影時には、シューティンググリップがあると便利です。SONYからは GP-VPT2BT が展開されており、もちろん ZV-E10も対応しています。カメラとの同梱版もあるのですが、手に入らなかったので今回は別で購入しました。

 

もちろんセルフィーにも対応。動画撮影時はほぼ必須

 

 片手で撮影が可能になりますし、自由な角度でカメラを固定出来るので、手が圧倒的にラクになります。GP-VPT2BTの重量は215g、カメラ本体と合わせると558g(メモカ、バッテリー込み)と、実にペットボトル1本分程度の重さです。片手で持っていても疲れにくい重量まで軽量化されています。

 

三脚にもなって便利!

 

 シューティンググリップは三脚にも変形する 2in1 。他社も同様の製品をリリースしていることからも判る通り、やはり便利です。カメラ本体とシューティンググリップを買うだけで、Youtubeなどの動画撮影が始められるレベルで装備が充実しています。

 

いろいろやってみた

屋外で色々撮ってみた

 

 私はYoutubeなどのいわゆる動画撮影はやりませんが、子どもたちの運動会や発表会の記録用、すなわち「ビデオカメラ代わり」に使う予定で購入しました。果たして実用に足るかどうか、色々撮って試してみました。

 

アクティブ時には撮影範囲がやや狭まる

 

 最初に感じたのは「なんか画像が近いな」という点。レンズの倍率に比べて、モニターに映っている画面の倍率が大きい。

 

 それもそのはず、デフォルトの手振れ補正設定が「アクティブ(強力な手振れ補正)」になっているのですが、アクティブ時には画面が1.44倍でクロップされるとのこと。撮れる映像としてはかなり狭くなります。APS-C機の本機で50mmレンズの撮影なら、実質的には中望遠レンズぐらい(108mm)の画角、寄り具合になることになります。

 

屋外でのセルフィーがメイン用途なら、通常の手振れ補正の方が良いかも。約1.23倍のクロップで済みます。逆に運動会や発表会、野鳥観察など「やや遠い特定の被写体を撮影する場合」は、アクティブでほぼ違和感なし。むしろ良い感じの画角になります。

 

子と走りつつ撮った映像。かなりブレが抑制されてる

 

 手振れ補正自体の精度は大したもので、走る子どもを追いかけてもかなりキレイに撮影できました。コンニャク現象(カメラを動かしたときに画面が歪む現象)が激しいとのレビューを見て心配していましたが、意図的に大きくカメラを動かせば確かに発生するものの、普通に使う分には全く気にならず。適当に撮ってもそれなりのクオリティにしてくれます。

 

ハンディカムなどのビデオカメラに比べて、映像は格段にキレイ!理由はデジタル一眼の方がセンサーが大きいから。画質の良し悪しはセンサーサイズで決まるので、デジタル一眼の方がキレイに撮れるのは必然。動画を高品質に残したいなら、ミラーレス一眼で撮るのがおすすめです。

 

左/50mm 右/50mm+デジタルズーム全開

 

 付属のレンズであるSELP1650は優秀であるものの、遠くの被写体はやや苦手。上の画像は動画から切り出したもので、左がレンズの最大倍率、右がそれに加えてデジタルズームしたものです。50mmの射程距離まではキッチリ美しく映りますが、デジタルズームは結構荒いので期待は禁物。光学ズームのみの撮影にした方が無難です。

 

レンズ資産を活用できる

 

 レンズ交換可能というZV-E10の長所を活かし、望遠レンズに交換をする手もあります。手持ちのTAMRON 18-200mm F3.5-6.3 DiIII VCを使って撮影してみると、かなりの望遠になりました。換算で(クロップ込みで)430mm相当ということになるので、運動会や発表会レベルならバッチバチに寄れるでしょう。

 

ただこのレンズは手動ズームなので、グリップとの相性はイマイチ。付属レンズの方が便利に撮れます。追加でレンズ購入するなら、電動ズーム対応か?は必ずチェック!

 

シューティンググリップめちゃ使いやすい

 

 動画撮影がメイン用途なら、シューティンググリップは必須です。メチャ使いやすいし、何より片手が空くメリットが計り知れない。ズームが手元でできる点も便利。撮影するシチュエーションや被写体によってグリップの角度を変えることができますし、一瞬で三脚に変形するので臨機応変な撮影に対応できます。

 

 私からすれば軽いと感じたグリップですが、妻によると「結構手が疲れるね」とのこと。Go ProやDJI POCKETなどのVlogカメラと比較すると、確かに重さは倍以上。ここらへんは、用途によって感じ方が変わってきそうです。

 

ZV-E10の長所は一眼カメラとビデオカメラを行き来できる高い汎用性。軽量さでは他機種に譲ってしまうのは仕方ないところです。

 

オンライン会議でも意外と便利

 

 意外にに便利だったのが、オンライン会議のWebカメラとしての使用。セルフィーを撮る習慣が無いので代わりに試してみたのですが、「なるほど、自撮り撮影に便利なワケだ」と思わず唸る機能が満載。

 

 まず、ノートPC付属のWebカメラと比較して段違いに自分の顔がキレイ。顔優先AEと肌の色合いの最適化によるものですが、それに加えて「美肌効果」モードまで。瞳にフォーカスしてピントを合わせ続けてくれるので、顔の位置が動いても安定した撮影ができます。

 

会議のメンバーからは「死ぬほど画像がキレイやけど何なん?youtubeみたいやで」との誉め言葉(?)が。カメラが本格的になるだけでここまでとは。

 

商品レビュー撮影モード。おお、Youtuberっぽい

 

 面白かったのが「商品レビュー撮影」モード。手前にあるものにピントを合わせるので、Youtubeでよくあるモノ紹介の動画のような画が手軽に撮れます。もともとSONYのオートフォーカスには「爆速」と言われるほどの定評がありましたが、動画撮影にも余すことなくその技術が活かされています。

 

心配していたバッテリー問題は、使いながらの充電に対応してたので問題ナシでした。ただバッテリー容量自体は大きくないので、予備のバッテリーかモバイルバッテリー+(Type-Cケーブル)を持っておくと安心です。

 

まとめ

個人的にはファインダーだけ惜しい…(血涙)

 

 一言で強引にまとめれば「コストのかかる機能を廃止して動画撮影に特化したミラーレス一眼機」と言ったところ。ミラーレス一眼&4Kビデオカメラの良いとこ取りでありながら低価格なのが非常に魅力的。実売価格で言えば、シューティンググリップと本体とレンズで10万円切っています(2022年9月現在)。

 

代わりに大きく削られている機能がファインダー。そのぶん低価格であり小型化に成功しているカメラなので、それを受け入れられるかどうか?が購入時の判断材料になるでしょう。

 

 SONYのミラーレスが初めてだったり、標準レンズをお持ちでないなら、今回紹介したレンズ同梱版がおすすめ。標準レンズは一つ持っておくと色んなシーンで使えるので便利。オールマイティな一本になってくれます。

 

 すでにレンズをお持ちなら本体のみが良いでしょう。特にパワーズーム対応のレンズをお持ちなら、その資産を活かして即戦力として活躍するでしょう。

 

 一緒にシューティンググリップの購入もお忘れなく!コレがあってZV-E10が初めてフル活用できると言っても過言ではないです。動画撮影にも自撮りにも物撮りにも便利なので、ぜひカメラと一緒にお求めを。

 

ビデオとミラーレスを兼ねられる、マルチな一台。動画も写真も撮りたい!けど機材は少ない方がいい!という方には特におすすめです。

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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