自宅にはいくつか絵を飾っていて、これはそのうちの一つ。DOLK氏の描いた「kitty Riot」という作品名のシルクスクリーンです。10年以上前に個人輸入にて手に入れた、人生で初めてのアートです。
今回はこの Kitty Riot を紹介しながら、DOLKというアーティストについて、彼の絵を見ることができる場所などについて解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
DOLKってだれ?
DOLKはノルウェー出身のグラフティアーティストです。本国では政府から依頼されて首都オスロ駅にバカでかい作品を描くほど、知名度があります。
グラフティアーティストといえばBanksyが超有名ですが、DOLK氏も彼の影響を受けたことを語っています。そしてBanksyによってDOLKは見いだされ、2005年に彼の主催する「Pictures on Wall」とよばれるエキシビジョンにてデビューを果たしました。
日本での活動と作品を見られる場所
親日家なのか、来日した際に雑誌Brutus(2013年1/15号)でインタビューに答えたりもしています。
2012年に原宿にミューラル(壁画のこと)を残していっています。原宿のDIESELのウラあたりにある建物です。
そのほか、渋谷パルコ周辺や大阪、滋賀の彦根、福島でも彼の作品を確認することができます。
原宿と大阪にあるミューラルが、お手軽にDOLKの作品を拝めます。やっぱり大きな作品は迫力がありますね!
2022年1月追記:2019年に渋谷パルコが改装しDOLKのミューラルは見れなくなりました。大阪アメ村はアートのすぐ前に建物が建ったため実質鑑賞不可に。彦根の店舗は閉店し、伴いアートも見れなくなりました。
大阪市住吉区遠里小野1丁目2−5にある作品は健在なほか、震災後に福島に残したミューラルもあります。ただし福島のほうは立ち入り禁止区域にあるため、肉眼で確認するのは難しいでしょう。
DOLKのアートを購入した経緯
もともと私はグラフティアートが好きで、Banksyの事を知り、DOLKを知りました。
なんかカッコええな、こういうのって買えるんかな、と調べ始めたのが2010年ぐらいの出来事。DOLK自身の公式ホームページから購入しましたが、まだ知名度も低かったからなのか、リーズナブルに手に入れることができた記憶があります。
数週間後、海の向こうからエディションナンバー入りのシルクスクリーンが届き、近所にあった専門店で額装。
前述した原宿のグラフティを見に行った際、「この人の絵、ウチにもあるんだぜ!」という誇らしい気持ちになったのは言うまでもありません。私はミーハーなのです。
今でもお気に入りで、リビングの一番良い場所に飾っています。
ちなみに妻の評価はあまり芳しくないようです。「もっと明るい絵がいいな」とのこと。あれっ、カワイイと思うんだけどな…
DOLKのアートが買えるサイト
嬉しい反面、弊害もあります。もう1作品ぐらい欲しかったのですが、DOLKの作品は私の手の届く値段ではなくなってしまいました。2021年9月現在で、現在市場にある作品自体、かなり少ないです。
かなり高額ではありますが、日本でもいくつかのショップがDOLKの作品を取り扱っています。最も入荷頻度が高いのがノイズキング。BANKSYなども取り扱うサイトです。ほかのサイトでも取り扱いはあるものの、入荷頻度が低く品切ればかりです。
良いと思ったときに買わないと後で買えないのがアートですが、なかなか買い時が難しいです。特に国内では有名なグラフティアートを取り扱う業者が、ヤフオクに出たものを買いあさったりしていて安く手に入れることもなかなか難しい。
私事ですが12年ほど前、Banksyがまだ有名になる前に某グラフティーアート業者とヤフオクで戦い、競り負けました…今でも悔しい気持ちでおります…借金してでも買うべきだった…
おわりに
そんなDOLKさんですが、近年はその作風がガラリと変わりました。
結構ガツンと変わったな~DOLKさん!という感じ。ストリートアートから、チョーモダンなアートに切り替えましたね。以前は顔も公開してなかったんですが、インスタに近影を掲載してて驚きました。
個人的には前の感じが好きだったけど、今後とも注目したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。