暑い季節が終わって過ごしやすくなるのは非常に結構なのですが、急に朝/晩が冷えるようになるのが困りもの。体温調整が難しい季節ですよね。そういうときには、mont-bell の EXライトウインドパーカを常にカバンに入れています。コンパクトに仕舞えるパッカブルタイプのウインドシェルです。
本記事ではこの EXライトウインドパーカをお見せしながら、他のウインドシェルと比較して何が良いのか?強みなのか?逆に弱みは?実際に来てみるとスタイリングはどうなのか?サイズ感は?などについて詳しく紹介していきます。
EXライトウインドパーカ レビュー
とにかく小さくて軽い!
EXライトウインドパーカの強み、それはもう圧倒的な軽さ、コンパクトさに他なりません。驚きの重量56g。実にタマゴ一個ぶんぐらいの重さしかありません。ご覧のようにコンパクトなので、カバンの中やポケットの中でも嵩張りません。
EXライトウインドジャケット(フード無し)になると更に軽く、わずか45g。これはウインドシェルで世界最軽量とのこと。驚きの軽さです。まるでパラフィン紙のよう。
場所を取らず「いざ!」という時のためにジャケットを持ち歩くことができるのが EXライトウインドパーカの強み。登山リュックでも通勤バッグでも、肌寒くなるかも、雨が降るかも、というときにカバンに忍ばせておくと非常に安心できます。
高機能素材採用で透湿性アリ
モンベル独自の超軽量&極薄素材「バリスティックエアライト®ナイロン」を使用し、徹底した軽量化が施されています。肉眼では見えないほど細い繊維で織られた高機能素材で、超軽量と耐久性を両立しています。この薄さで撥水性はもちろん、透湿性まであるのだから恐れ入ります。
スタイリング
着てみるとこんな感じ。カラーはダークグレー(GRBL)、レッド(HRD)、ブルー(TWBL)、ホワイト(WT)の4色展開で、こちらはダークグレー。実際のカラーは結構暗めで、ほぼ黒といっても差し支えないと思います。
私は身長180cmでガッチリ体系。着用しているのはXLサイズですが、上の写真のように薄っすら余裕があります。Lサイズだとほぼジャストで、中に着込む余地がない感じでした。
風によるバタつきを抑えるため、シルエットはややタイト目になっています。しかしバリスティックエアライト®ナイロンにはストレッチ性があるので、着心地はあくまで良好。体を動かすのに邪魔になる印象は皆無です。
私はタウンユース目的、レインジャケット代わりに購入したのでワンサイズアップしましたが、トレッキングなど体を動かす用途ならジャストサイズがオススメです。
EXライトウインドパーカとEXライトウインドジャケットのスペック的な違いは、フードの有無です。用途にあわせてチョイスすることになりますが、カバンの中に「もしもの時」ように入れておく用途ならフードありがおすすめ。防寒として首周りの熱を逃がさないのに役立ちますし、突然の雨でも役立ちます。
フードがある代わりに、ライトウインドパーカの方が11g重いです。単四乾電池1本程度の重さの違いですが、「世界最軽量」にこだわるならEXライトウインドジャケットを選びましょう。
使用感レビュー
とにかく、もう「小さい!軽い!」ということに尽きます。この軽さとコンパクトさは正義です。どんな小さいカバンにも隙間に入ります。春/秋の外出時はもちろん、レジャーや旅行、出張にも必ず持って行きます。ちょっとした寒さや雨に対応できるウエアを持っているというのはメチャ安心感があります。
激薄のパーカですが、コレ一枚羽織るだけで全然違います。防寒性が強いウエアではありませんが、肌寒いぐらいの天候なら保温性は十分。登山用途だけでなく日常使いでも便利なウエアです。
ストレッチ性が高く、着やすい点も大きな長所の1つ。動きやすいのは勿論のこと、体温調整がしやすいのがポイントです。腕まくりもできるので、脱ぐと寒いけど着ると暑い…という場合でも体温調整がしやすい。脱ぐと寒いけど、着ると暑い…ということがありません。
EXライトウインドパーカは高性能なウインドシェルですが、それはあくまで「軽量クラスにおいては」です。GORE-TEXやPERTEXには遠く及びません。本格的な雨などにはキツいです。
EXライトウインドパーカは「世界最軽量ながら、それなりの防寒性/撥水性/透湿性を備えたウインドシェル」なので、その携帯性に頼りたいときに進化を発揮します。例えば朝は寒いけど午後からは暖かくなりそうなとき。逆に途中で冷えが心配な時。体温調整やちょっとした雨に備えたいときには心強い味方になってくれるシェルです。
体温調整用途、緊急時用として使うのが抜群にオススメ。他ブランドと比較するとリーズナブルなのも嬉しい。老若男女問わずオススメしたいウインドシェルです!
まとめ
重さ56gと世界最軽量クラスながら、高機能素材・バリスティックエアライト®ナイロンで耐久力、透湿性、ストレッチ性を確保。アウトドアからタウンユース、通勤まで幅広く役立ちます。コンパクトに収納できるので、出先で脱いでも荷物になりません。カバンに入れておいて緊急用として使うのも便利です。
アウトドア用途ならジャストサイズの方がバタつき防止になります。逆に雨具としてや緊急用としての用途なら、ワンサイズ上げて購入するのがオススメです。
フードが不要な方は、EXライトウインドジャケットが良いでしょう。重量はさらに軽くなって世界最軽量の45gです。
今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。