親戚にお花屋さんがいるので、時々生花を送ってもらっては部屋に飾っています。今回は師走に送ってもらったのでお正月バージョンです。
生花は最高のインテリア
最高のインテリアとは何か?と訊かれたら、すぐに「生花」と答えるでしょう。10年前はそうではありませんでしたが、生花を部屋に飾るようになってからは確固とそう思うようになりました。
殺風景な、打ちっぱなしのコンクリだけが張られた部屋だったとしても、生花があるだけですごく立派な印象を持たせられます。華やかな印象と同時に、緑のある安心感。これらは無機物ではなかなか得られません。
高級なクラブやレストランであれば必ずと言っていいほど生花が飾られれています。大手百貨店のウインドウディスプレイも、ここぞというときには必ず立派な生け花をディスプレイとして選択しています。歴史的な背景もありますが、それらは生け花が一流のインテリアとして捉えられている証左と言えるでしょう。
生花のよいところ
先にも述べましたが、華やかでありつつ、緑を併せ持つところが一番良いところでしょう。部屋に観葉植物を置いたりすることの効果は、ここで語る必要もないでしょう。緑があるだけで癒されますし、何だか「ほっ」とします。
「花や緑の香りがする」というのも、植物というインテリアが併せ持つ、すごく良い特徴ですね。
そして「終わりがある」こと。定期的に部屋に飾るようになって、それがとても良いと思うようになりました。
妻は花屋で働いていた経験もあるので、少しでも花が変色したらそこは廃棄して、元気な部分だけを残します。少しずつ形を変えながら、最後には無くなります。ずっと飾られているインテリアは「モノ」ですが、生花はそうではありません。そういう意味ではミニマリストにもうってつけのインテリアといえます。
長くても数週間の、インテリア。「ずっと飾れたほうがコスパがよい」 …とかつて思っていましたが、生花にはそれこそ花火のような美しさがあります。形を変えていき、最後は消えてなくなってしまう。だからこそじっくり見て、愛でたくなるんです。
もう一点は、季節感が出ること。長くても数週間でその役目を終える生花ですから、新しい生花を買う時にはその季節にあったものを買うことになります。
今はハウス栽培でヒマワリすら真冬に買うことができますが、季節感を大事にして毎回違う花を飾るのは、とても粋なことに感じています。…といっても私は詳しくないので全て妻任せなんですが、へえ~この花ってこの季節なんだ~、など勉強させられることもしばしばです。
我が家の生け花写真をまとめて
ちょっとホワイトバランスが適当で明るかったり暗かったりしますが、見てやってください。あとほめてやってください(妻を)。
コロナの影響化で花が売れにくい、とのことで、今回はやや豪華めに盛られています。夜のお店の客足が遠のくと、そういう影響もあるのだな…と思い知らされました。お花の農家の方も大変だと思います。少しでも応援になれば。
おわりに
私も含めて、男性はなかなか生花の魅力というものが伝わりにくいのではないかと思います。一度飾っても管理が面倒で、いつのまにか枯れ切ってドライフラワーのようになった…という方も多いと思います。安いものでもないので、それこそ先に書いたように「コスパが悪い」と思われる方もいるでしょう。
しかし特に今、自宅にいることを余儀なくされている今こそ、花を部屋に飾ることにはすごく良い効果があると思います。難しいゴタクはさておき、私のような朴念仁ですら、ああ花って本当にいいなと思うんです。
お高い花でなくても、小さい花を机の上に飾るだけでも十分。ぜひにお試し頂きたいと思うんです。特に花なんて縁のなかった人にほど、です。
本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。