LEGO×任天堂という異色のコラボで話題をかっさらった、子どもゴコロを直撃のトイ「LEGO スーパーマリオ」。リリースから現在まで少しずつラインナップが増えており、ついに2022年8月に「レゴピーチ」が発売。娘(5歳)が強い興味を示したため、2つのスターターキットを同時購入しました。
本記事では LEGO スーパーマリオって何なん?というところから、それぞれのスターターキットで何が作れるのか?どうやって遊ぶのか?マリオとピーチが揃ったら何ができるのか?などについて解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
LEGO スーパーマリオとは?
ご存じデンマーク発の玩具会社・LEGOと、世界的なゲーム会社・任天堂株式会社がタッグを組んだプロダクト、それが「LEGO スーパーマリオ」です。2020年7月からシリーズの展開が始まり、今に至るまで少しずつラインナップが増えています。
マリオワールドをLEGOで再現するだけでなく、センサーを搭載したレゴマリオやレゴピーチなどの「インタラクティブフィギュア」を使って、デジタルに遊べることも大きな特徴。デジタルとアナログが融合したブロックで実際のコースを再現したり、オリジナルのステージを作って遊ぶなど、豊かな冒険が楽しめます。
コロナ渦直撃のなかリリースされたレゴマリオですが、売り上げは絶好調。LEGOの売り上げは前年対比で増加しており、その成長をけん引したのが「LEGO スーパーマリオ」なのだとか。
(一部引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/09/news088.html)
LEGO スーパーマリオレビュー
インタラクティブフィギュア
何といっても LEGOスーパーマリオのキモはこの「インタラクティブフィギュア」。マリオワールドのキャラクターがLEGOっぽく再現されているだけで嬉しいのに、目や口が液晶になっていて動きます。
液晶と目の前後関係で、常に「コッチを見ている感じ」になる工夫がニクイ!質感からディティールまで、全てがカワイイ!マリオと共に育った世代には堪りません。
背後には電源スイッチと、bluetoothボタンが。押し心地は固めですが、子どもでも押しやすいように調整されています。さらにゴムのようなカバーで覆われており、お子様がガンガン触っても大丈夫なよう頑丈に設計されていることが伺えます。
下部にはバーコードリーダーとセンサーを配置。表面からは分かりませんがモーションセンサーも内臓しています。インタラクティブフィギュアをおままごとのようにテクテク歩かせながらセンサーでバーコード等を読み取ることで、デジタルライクな遊びを体験することができます。
とっても表情豊かで楽しい
インタラクティブフィギュアは表情豊か。色々動かしてみると、表情がコロコロ変わります。合わせて効果音や音声なども流れるので、触って色々動かすだけで様々なリアクションがあって楽しいです。
例えば、ブランコに乗せると笑顔で大喜び。激しくブランコを動かすと落っこちてしましますが、そうすると目を回して弱弱しい声を出します。遊んでいる人の動作に連動してフィギュアがリアクションを取ってくれるので一体感があります。
つぎつぎリリースされる新しいアトラクションを購入すれば、それに合わせてフィギュアの行動も増える。ユーザーの組み合わせで無限に遊べる!というのが、LEGO スーパーマリオの魅力です。
レゴマリオを作ってみる(5歳)
5歳の娘と実際に作ってみましたが、結論から言えば「5歳でも作れるが、要所で補助が必要」という感じです。
LEGO スーパーマリオの対象年齢は6歳からなので小さいパーツが多いですし、指の力もそれなりに必要です。本製品に限った話ではありませんが、しっかり楽しみたいなら対象年齢は守って買い与える方が安心です。
LEGO スーパーマリオは基本的に電子マニュアル、つまりスマホやタブレットで作り方を確認することになります。子どもが作るなら10インチ程度のタブレットがあると扱いやすいと思います。我が家はHUAWEIのMatePadを使いましたが、娘が自分で操作して作ることができました。
電子マニュアルは視点をグリグリ動かすことができ、立体的で分かりやすい。紙のマニュアルに比べて、娘も間違える回数が少なかったです。代わりに「紙の絶対的な分かりやすさ」は無いので、ある程度は保護者のサポートが必要でした。
間違えた所まで戻りたいとか、パーツを作り終わって別のパーツを作り始めたい…等の操作は、5歳ではやや難しかったです。そういう時には親がサポートしました。
レゴは作るところが一番面白い、と言っても過言ではありません。親が作ったもので遊ばせても、すぐ飽きます。LEGOマリオは「組み替えて遊ぶ」ものなので、特にそのケが強い印象。面倒でもサポートしながらお子様自身に作らせてあげた方が良いです!
「レゴマリオ ぼうけんのはじまり」
こちらは子と一緒に作った完成品です。
こちらが「レゴマリオ ぼうけんのはじまり スターターセット」。スターターセットという名前の通り、このセットで一通りの遊びは揃います。マリオのインタラクティブフィギュアのほか、クッパJrとクリボーが入っています。
スタートを土管にして、各種アトラクションを配置。間を細長いLEGOブロックでつないで、終盤に砦を配置。ボスとしてクッパJrを置いて、最後にゴールポール、というのが基本的な構成になるでしょう。
プレイヤーは間に配置されたアトラクションを楽しみながら、バーコードを読み込んでコインをゲットしたり、時にダメージを喰らったりしながら、コインを集めつつゴールを目指します。
ズルなんてし放題なので、これは本質的には「ゲーム」ではありません。遊び心地は「ままごと」。やったぞコインゲット!あっクリボーにやられちゃった!など、ロールプレイを楽しむように遊ぶ感じです。そういう意味で、男女問わずに遊べる間口があります。
写真を撮ってても感じましたが、とにかく「映え」ます。キャラクターもステージのギミックもカワイイ!憧れたマリオの世界を目の前に、大人も童心に帰ります。
「レゴピーチ ぼうけんのはじまり」
こちらが「レゴマリオ ぼうけんのはじまり スターターセット」。このセットで一通り遊べるのはレゴマリオと同じですが、見ての通り構成がまったく異なります。こちらはピーチのインタラクティブフィギュアのほか、クッパ7人集の1人であるレミー、キノピオ、敵キャラであるバブルが付属しています。
各種ギミックを繋いでゴールポールで終わり、という構成はレゴマリオと同じ。ピーチも土管から出てきてバブルを倒し、ハテナブロックでアイテムをゲットして、レミーと対峙します。
ピーチのリアクションってゲームでそれほど見かけないので、ぺちゃくちゃ喋って豊かな反応をするピーチ姫は結構新鮮。見てるだけで楽しいです!
いわゆる男の子的な冒険アプローチのマリオに比べると、ピーチの冒険は少しファンシーな感じ。プレゼントボックスを豪快に開けたり、果物を手に入れておすそわけしたり、ブランコに乗ったり。敵を倒したりするのは同じですが、パワーアップの過程がピーチ色になってる感じ。
マリオはもちろん、ピーチのセットもしっかり満足できるボリューム感。娘はピーチのほうが気に入ったらしくて、ピーチばかり主人公にして遊んでいます(笑)
マリオとピーチのスターターセットを両方買えばギミックが倍!より長くコースを繋げて遊ぶことができます。ただしその場合アップデートが必要(後述)になるので、ちょっと念頭に置いときましょう。
繋がってマルチプレイが楽しい
インタラクティブフィギュアが複数あれば、Bluetoothで繋げることができます。2台の背面の「Bluetoothボタン」を押すと、画像のように胸にリボンが出てきてキラキラと光ったら接続完了。ハイマリオ!ハイピーチ!と挨拶を交わします。
この状態で一緒に遊ぶとコインの数にボーナスがかかったり、ちょっとした掛け合いがあったり。コインの数を競って、ちょっとしたレースをするのも楽しいでしょう。2人以上で遊ぶなら、人数分のインタラクティブフィギュアがあると倍楽しいです!
アップデートで長く遊べる!
LEGOピーチはLEGOマリオより後発です。ということは、ピーチの世界をマリオが冒険できないのでは…?という不安があると思います。しかし心配ご無用!先に紹介したアプリからインタラクティブフィギュアをアップデートできるんです。
これによってマリオもピーチも新しいギミックを学習し、新しくリリースされた製品にも対応させることができます。うーん、ハイテク!
逆に言えば「インターネット環境」と「アプリをインストールできる端末」の双方が揃っていないとアップデートできず、新しい製品に対応できません。先述した、マリオとピーチの接続もアップデートが必須です。家にネット環境が無い方はご注意を。
まとめ
LEGOスーパーマリオはデジタルとアナログの融合によって、ブロックの枠から飛び出すトイに仕上がっています。いうならば「手で動かすマリオワールド」。単なるインテリアとしても可愛いですが、この魅力は触ってみないと分かりません。
子どもと遊ぶのにも断然、おすすめです!基本は「おままごと」なので男女どちらもOK。デジタルがおままごとをアシストする感じは、普通のLEGOでは味わえません!
スターターセットはマリオを買うべきか?ピーチにすべきか?はたまたルイージか?は正直好みで決めていいと思います。インタラクティブフィギュアはスターターセットにしか入っていないので、複数人で遊ぶつもりなら最初からセットを複数購入するのがおすすめです。
マリオファミリーを揃えたくて、どんどん買い足したくなります。次はクッパとルイージが欲しい…!まさに子どもから大人まで虜にするコラボレーションですね。
本日はこれにて。最後までお読みいただき、有難うございました。