植物が好きで家のあちこちに植物があるのですが、どうしても日光が入りにくい部屋があります。特に直射日光を好む植物だと、室内という環境だけで日光が不足しがちです。以前の記事で紹介した松も、屋外を好む植物。少し元気のない状態になっていました。
そこで植物用のLED照明 「LUCHE」 を導入。夜も日光の代わりに植物を照らしてくれるだけでなく、インテリアとしても秀逸という噂のアイテムです。本記事ではこのLUCHE を開封レビューしながら、実際に設置した姿や、私の植物がどうなったか?などを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
レビュー
開封レビュー
パッケージから既にオシャレさが匂ってきますね。さっそく開封してみます。ドン。
見ての通り組み立て式となっています。バラされた本体の他には取り扱い説明書が入っているのみと、シンプルな内容となっています。
照明は USB-A からの給電です。USBアダプタは附属していないので、別途自前で用意しておく必要があります。
高さが調整できるようにバーは3本、分割された状態で入っています。高さは全長50cmまで対応…と取説にはありますが、照明からの距離を8cm程度あけなければなりません。対応している植物の高さは、実際には42cm程度ということになります。
組み立て
取説はしっかり日本語で書かれているので、言語力は必要なし。図もキレイなので迷うことはありません。
今回 LUCHE を設置する松の高さは35cm程度。バーは3本全部使って、高さは最大にしました。
設置してみた
さっそく設置して植物を置いてみます。ドン。
うむ、狙い通りにキッチリ設置できました。高さもバッチリ。鉢に対して台座がギリギリになりましたが、なんとかキレイに乗りました。
対応している鉢のサイズは10cm四方まで。卓上に置くぐらいの植物がターゲットなので、導入する際には鉢のサイズを確認しておきましょう。
点灯してみた
もちろん点灯して植物用ライトとして使うのがメイン。夜になるのを待って、点灯してみましょう。ドン。
げげえ…!想像以上にオシャレだ…!
昼の姿も悪くはありませんでしたが「ま、こんなもんよね」ぐらいに思ってたので、夜はビックリ。比較にならないぐらいにスタイリッシュ。ダウンライトが植物の複雑な凹凸を浮き彫りにして、その姿を引き立てています。
私の松、メチャ引き立ってる!
LEDは熱を持ちにくい性質を持ちますが、LUCHE のライトはうっすらと温かく感じます。暖かいのが苦手な植物もありますので、むやみに光を当てれば良いという訳ではありません。
植物の一番高い場所と LUCHE との距離は、8~12cmが適正とされています。あまり近いと葉がヤケてしまいますし、遠すぎると光量不足になり、植物が「間延び」する原因になります。
LUCHE にはかなりの数のデザインが用意されています。LUCHE は発光部が電球のようなデザインになっているのですが、この中のデザインが異なります。
私は「フィラメント」を選択。主張が少なくて、一番飽きがこなさそうなところが決め手でした。
デスクに置いてみます。う~~ん、おしゃれ…!
デスク上にグリーンを配置するとホッとするのは言うまでもないことですが、照明を置くことでこんなに際立つのか…!と驚かされますね。やはり LUCHE の神髄はこの「おしゃれさ」にあると思います。
間接照明としても優秀で、在宅勤務中に点灯していても存在感がちょうどいい。目に刺さるような光でもなく、かといって暗すぎもしない。葉の隙間から落ちる優しい光が、周囲を「リラックスできる空間」に演出してくれます。
植物用ライトとしては?
私の松は購入して3ヵ月。2日に1度水をやり時々日光に晒してあげても、徐々に元気を無くしてきていました。具体的には葉の緑色が薄くなり、瑞々しさを失っている感じ。松の根元に生やしている苔も同様でした。
LUCHE を導入してからは、夕方~11時ぐらいまでの時間にかけて 光を照射。だいたい毎日5~6時間程度は LUCHE の光を当てていたことになります。
使い始めて1ヵ月程度ですが、松の葉には目に見えて変化が。葉の根元の緑が、徐々に濃くなってきたではありませんか。LUCHE、効果あります!
苔の方にはまだ変化がないようです。まだそれほど長く使った訳ではないので分かりませんが、やはり LUCHE からある程度近くないと効果が出ないのかも知れません。
光合成には光が必要ですが、特に光の波長が重要な要素です。赤いLEDの発光波長(約660nm前後)は光合成に適しており、企業が栽培する室内野菜などにも採用されていたりします。青色LEDは発芽に適しているとも言われているので、LEDは植物を育てることができる照明であることは間違いありません。
LUCHE が採用しているLEDについては詳細が取説にも書かれていませんが、色はやや黄色みが強い暖色。つまり赤が多めに配色されていることになります。赤いLEDが多め=植物育成に適している、というロジックでしょう。
本当に植物用として性能が高いLEDは、先に述べた赤いLEDであったり、紫外線を出してくれるLEDなどでしょう。しかしそれらの光は控えめに言ってもちょっと怪しげで、間接照明としては不向きです。LUCHEは植物用の照明としての性能をある程度担保しながら、間接照明として成立するデザイン性を残しているアイテムといえます。
消費電力は1.5Wと低消費。24時間点灯しっぱなしで1円程度でしょう(1kWh27円換算)。
モバイルバッテリーでも長時間点灯させることが可能。この方法なら、どこにでも設置が可能です。この取り回しのしやすさも LUCHE の魅力ですね。
総括
植物用のライトを探していて、インテリアとしても使いたい!という方にはメチャおススメです、LUCHE。照明って使い方、演出の仕方ひとつでオシャレになるのは知っていましたが、植物との相性も良かったなんて。これでまた部屋が一歩おしゃれになりました。
先に書いた通り、LUCHEはデザインのバリエーションが多数。シンプルなモノからデザイン性の高いものまで豊かに揃えているので、存分に悩んで決めると良いと思います。やっぱりおススメは「フィラメント」です。
とにかく植物に良い照明が欲しい!という方には東京メタルの製品がおすすめ。強い赤紫色で間接照明には向きませんが、植物に良い要素は LUCHE より多い。LUCHEとは逆で、インテリア性を排した実用向き製品です。
どういう目的で植物用ライトを購入するのか?をハッキリさせて、買うアイテムを決めると良いと思います!
本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。