カメラのストラップを着脱可能にすると、すごく便利なのをご存じですか?持ち歩くときはストラップを着用し、自宅でブツ撮りするときには外して軽快に。カメラを複数持っているときにも、ストラップを使い回せて便利、などのメリットがあります。
ストラップの着脱を可能にするアイテムは Peak Designのアンカーリンクスが有名ですが、私のおすすめは SNAPS の スナップジョイントセット SJ6。完全国産のジョイントセットです。本記事ではSJ6を開封、着用の様子を紹介しつつ、SJ6のステキな点や他製品と比べた時のアドバンテージについてレビューしていきます。ぜひ最後までお付き合いください。
SJ6レビュー
開封
内容物は以下の通り。
・スナップジョイント×2
・スナップフック×2
・スナップカバー×2
・取説
・保障カード
スナップジョイントセットは「ストラップを着脱式する器具」なので、ストラップは同梱していません。別途用意する必要がある点に注意!
品質保証カードには「商品ご購入から永久的に無償保証いたします」との文字が。万が一使用時に破損などが起こっても、交換対応してくれるようです。品質と頑丈さに対する自信を感じさせる対応です。
カメラストラップは結構ラフに使われる上に、スナップジョイントは繰り返し着脱するアイテムなので、この対応は非常に心強い。ガシガシ使っていけますね。
装着方法
スナップジョイント(ナイロン製のベルトが付いた器具)を、カメラ本体に装着します。ベルトをカメラのストラップ取り付け部に通し、通したベルト端をスナップジョイントのスリットに差し込むように通します。
写真はSONYのZV-E10に装着したところですが、ストラップ取り付け部が結構小さく、スナップジョイントがギリギリ通る感じでした。カメラによってはストラップ穴がかなり小さいものもあるので、購入前に必ず確認を。
今度はスナップフックの取り付けです。あらかじめ用意したストラップの先に、スナップフックを取り付けます。ベルトによって取り付け方は異なりますが、今回は組紐タイプのストラップを使うので、両端のリングにスナップフックを付けるだけです。
ベルトタイプのストラップを使うなら付属のスナップカバーを使うことになります。今回は使用しなくてもキレイにまとまったので使いませんでした。
スナップフックをカメラ本体に取り付けたスナップジョイントに接続したら、ストラップの着用は完了です。ストラップが不要な時は、スナップフックを取り外すだけ。取り付けも取り外しも、ほぼワンタッチで行うことができます。
使用感レビュー
まず気になるのは「スナップジョイントを付けた状態で、違和感なくストラップを使えるのか?」という点。いくら着脱が便利でも、自在にストラップを使えなくては本末転倒です。
しかしそれも杞憂でした。着用した状態で2週間ほど使ってみましたが、全くと言っていいほど問題なし。愛用しているストラップの機能性を損なうことなく、「着脱」という機能を付加することができます。順を追って説明していきましょう。
スナップジョイントがかなり頑丈に作られているのは見た目から判るので、安心してカメラを預けることができました。ジョイントは幅の広いナイロンと真鍮リベット、フックはダイカスト亜鉛合金製。それぞれ耐荷重は120kgと90kgと、見た目通りかなりの頑丈さです。かなりハードな使用にも耐えらえるでしょう。
特に気に入っているのが、ジョイントとフック部分の「しっかりした見た目」。Peak Designはこの部分が細いヒモだったのが強度・デザイン的に気に入らず、乗り換えることに。スナップジョイントは接続部分が貧相に見えず、耐荷重も圧倒的です。
私が愛用しているのは ARTISAN & ARTIST のコードストラップで、帯状のストラップに比べて使い方が広いのが特徴です。スナップジョイントを着用したコードストラップの使い心地は、拍子抜けするほどいつもどおり。ときに「あ、着脱できるんだった」と存在を忘れるほどです。
スナップジョイントを使用するとストラップを外すだけでなく、ジョイントを2つとも片方のサイドに寄せることもできます。この使い方が、コードストラップとの相性が良いんです。
先の写真のように手に巻き付けたり、コードを縛って長さを自在に調整したりできるので、使い方がグンと広がります。普通のストラップとして使うときにはジョイントを両サイドに、片手に握ったスタイルにするときには片サイドに寄せて…と、シーンに応じてスタイルを変えられるようになります。
もう一つ気に入っているのは、ストラップを外した際に残るジョイントのミニマルさ。目立たなさも良いんですが、使っているときにバタつかないのが最高。邪魔になりません。Peak Design のものはバタついて本体に当たりキズがつくこともありました。本品ではそういうことは皆無。物撮りなど、室内使用では特に捗ります。
頑丈さとミニマルさ、つまりは「ジョイントのクオリティの高さ」で一枚上。これがスナップジョイントを推す理由です。
まとめ
いまいちピンとこずに色々なストラップを使ってきましたが、スナップジョイント+コードストラップの組み合わせが、今のところ最強。コンデジからフルサイズのミラーレス一眼まで、どんなカメラとも合わせられる柔軟さがあります。初心者からフリークにまでおすすめしたい組み合わせです。
まさに使い方はアイデア次第。「ストラップが邪魔だな」と思う時がなくなるのでストレスフリーになります。
スナップジョイントはセットの他、ジョイント単体での販売もあります。複数のカメラをお持ちならジョイントをカメラ台数ぶん買えば、ストラップの使い回しが可能になって便利です。
コチラが ARTISAN & ARTIST のコードストラップ。シルク製はお高いですが、今回写真で紹介したのはナイロン製。比較的リーズナブルに購入できるのに、幅広い使い方ができるのはそのままです。良いストラップと出会えてない方は是非に!
高品質であることはもちろん、国産+永久保証であるところも心強い。あとはもう一声リーズナブルになれば最高なんですが、まあアイデア料ということですかね…!
本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。