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SONY αシリーズ最強マイク【ECM-M1】レビュー。4ch録音対応&お手軽に音質最高!高音に弱いって本当?SONY製マイクのスペック比較もあるよ

ECM-M1、買い渋ってたけど、最高でした。

 

 SONYのミラーレス一眼で動画を撮ってる人なら、知らない人はいないであろう存在、それが ECM-M1。高性能マイクで高い評価を得ているものの、定価が ¥38,360と結構なお値段。悪あがきして他のマイクにも手を出してみたりしたものの、観念しました。すいませんでした、ECM-M1が最強です。私が悪うございました。

 

 というわけでECM-M1を詳しく紹介しながら、他のマイクと比較して何が良いのか?メリットとデメリットや、シーン別の設定方法などを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

他マイクとのスペック比較

 

 まず、SONY製のホットシュー対応マイクで比較してみます。

 

項目 ECM-M1 ECM-B1M ECM-B10 ECM-G1 ECM-GZ1M
発売日 2023/7/28 2019/9 2022/7 2022/8 2013頃
参考価格(税込) 約 ¥35,500〜 約 ¥42,000〜 約 ¥35,000〜 約 ¥15,000〜 約 ¥9,800〜
重量目安 約65g 約77g 約72g 約34g 約45g
指向性モード数 8種類 3種類 3種類 固定(前方のみ) ズーム連動型
デジタル録音対応 〇 (48kHz/24bit) 〇 (48kHz/16bit) 〇 (48kHz/16bit) × ×
主な特徴 多指向性
4ch録音
ノイズキャンセル
高指向性 高指向性   レンズズーム連動

 

 ECM-M1は万能型のマイク。ホットシュー対応の他のマイクと比較して、特に編集耐性・収音モードの多さ・ステレオ録音などの要素は大きくM1がリードしています。特に多指向性と4ch録音は大きな長所。逆に、大きく劣っている要素は無いと言っていいです。

 

高指向性時の音質ではECM-B1Mに分があるものの、同シチュエーションのECM-M1もかなり健闘しており差は僅か。アマチュアが気にする差ではありません。用途が広く高性能で「とりあえずコレ」とオススメしやすいマイクです。

 

ECM-M1 レビュー

 

 まずは ECM-M1の良い点/悪い点を列挙します。

 

良い!:
プロユースもイケる高機能!
超コンパクト!
8つの収音モード搭載
デジタル4chでバックアップも同時録音
騒がしい場所でも人の声をクリアに収音
MIシュー対応でお手軽

 

イマイチ:
人によっては高価に感じる
収音モードの使い分けは経験と勘が必要
高音域がクリアさに欠ける?

 

 次項から詳しく解説していきます。

 

開封

 

 なにはともあれ、さっそく開封します。ドン。

 

SONY ECM-M1 同梱物
 パッケージ内容 ECM-M1本体
ウインドスクリーン
端子保護キャップ
ポーチ
取扱説明書&保証書類

 

SONY αシリーズに使う場合は配線不要なので、ケーブルの類は付属ナシ。SONY製品以外に使う場合は別途用意を。対応製品は コチラ(SONY公式ページ) から確認しましょう。

 

本体レビュー

セットには風防が付属する

 

 ECM-M1は幅広い収音モードを備えているのが大きな特徴。「鋭指向性/単一指向性/全指向性/後方鋭指向性/鋭指向性(前+後)/鋭指向性(前/後)セパレート/ステレオ/超鋭指向性」と、収音先を8モードで切り替えることができます。

 

ジャンル的にはショットガンマイクに分類されるマイクですが、オールラウンダーに使える点がウリ。サイズは 40.0 x 72.2 x 64.4 (mm)、重量は65gと、プロ機材と比較すれば驚くほどの軽量小型です。

 

ECM-M1 背面

 

 背面にある大きなダイヤルは「収音モードダイヤル」。8つの収音モードを切り替えて、さまざまな撮影シーンに対応できます。収音モードと、それぞれに適した収録シーンは以下の通り。

 

モード名 特徴 適した収録シーン
鋭指向性 正面を収音。周囲の音を抑える 室内でのトーク、Vlog、ナレーション
単一指向性 前方の音を広く収音 会議、対談、雑談の収録
全指向性 全方向の音を均等に収音 環境音、自然音、アンビエント録音
後方鋭指向性 前方を抑え、後方の音を収音 撮影者のナレーション、風景撮影中の解説
鋭指向性(前後) 前後の音を均等に収音 インタビュー (被写体+撮影者の声)
鋭指向性(前後)セパレート 前方と後方を別チャンネルで収音 編集で音量調整したいインタビューや対話
ステレオ 左右の定位を強調 コンサート、移動する被写体 (電車・レース)
超鋭指向性 正面の音を強調、周囲の音を抑制 鳥の声、川のせせらぎ、遠方の環境音収録

 

左下は AUDIO LEVELダイヤル、右下にはAUTO/MANスイッチを備えています。AUTO/MANスイッチがAUTOだと録音レベルが自動で調整されます。MANに設定されていると、録音レベルはAUDIO LEVELダイヤルの設定に従います。

 

sony マイク ecm-m1 サイド
sony マイク ecm-m1 サイド
左/左側面 右/右側面

 

 左側面にはノイズカットのON/OFFを設定できる「フィルタースイッチ」と、大音量の環境でも音割れを防ぎ、クリアな録音を実現する「アッテネータスイッチ」を装備。右側面には「DIGITAL/ANALOGスイッチ」があります。ANALOG側は互換性のために用意されているので、ソニー機を使っているなら基本は DIGITALで運用することになるでしょう。

 

4CH収録には設定が必要

SONY α7cII に装着したところ

 

 こちらが実際にホットシューへ装着したところ。ECM-M1はMIシュー(ソニーのカメラに搭載されているアクセサリー接続端子。ホットシューより高機能)に対応しているので、バッテリーもケーブルも不要。指への巻き込みやバッテリーの心配がないのは非常にラクチンです。

 

MIシューに対応しているおかげで 4CHオーディオにも対応。バックアップ音源を収録してくれます。主音源側にトラブルがあった場合にも、バックアップ音源が残る安心感。動画撮影時の命綱になり得ます。

 

ECM-M1を取り付けるとメニューがアクティブになる

 

 4CHオーディオは本体側でも設定が必要です。Menuボタンから、音声記録→miシューの音声設定→48kHz/24bit 4chを選択すればOK。画面内左上にメーターが4本表示さていれば、正しく設定されています。

 

実際に使ってみる

つけるだけで簡単に高音質

第一印象は「ラクチン」。お手軽で高音質

 

 詳しい設定どうこう言う前に、色々使ってみて一番感じたのは「とりあえず付けておけば、お手軽に高音質で録音できる」ということ。そりゃそうじゃない?と思うなかれ、マイクって結構面倒なんですよ。ケーブルが色々必要だったり、いざという時に録音できてなかったり。

 

 その点、ECM-M1はとりあえず付けておけば、少なくともデジタル一眼カメラに搭載されているマイクよりは格段に良い音が録れるわけです。しかもバックアップ音源まで録った状態で。コンパクトで場所も取らないし装着もカンタンで、手順的にも精神的にもラク。悪いところが無いんです。

 

動画の撮影はもちろん、オンライン会議や自撮りにも活躍。運動会や発表会でも力を発揮。サイズ的にも「使うか分からないけど、とりあえず持って行っておこう」としやすいマイク。心の負担が小さいです。

 

小型&MIシュー対応で超お手軽

この大きさでプロユースもイケるのは凄い


 その「手軽さ」を担保しているのがマルチインターフェースシューへの対応。プロユースのマイクって大きくて、別でバッテリーが必要で、配線が大変で…というものなんですが、その観点で言えば ECM-M1 は驚異的。ポケットに収まるサイズで、ホットシューに装着するだけでOK。4CHオーディオのお陰で録音ミスも防げて、多方面でラクチン。

 

一度使ったら別メーカーのマイクを使えなくなる、まであるお手軽さ。αシリーズ使ってる人で動画撮る人は、とりあえず買っておけばいいと思います。マジで。

 

収音モード切替は経験が必要

収音モードは一つ一つ録ってみないと分からない

 

 ECM-M1の大きな特徴が、シーンに合わせて収音モードを選べる点。一見直感的なのですが、ときどき「この場合は何が適しているんだろう…?」というケースがあります。例えば楽器のソロ演奏。例えば屋外での観劇など。結局撮ってみないと分からないケースはままあります。

 

音の専門家ならすぐわかるんでしょうが、私はすぐに分かりませんでした。ある程度はウェブに書かれていますが、例外的なケースに直面したら実際に撮り比べてみるしかありません。

 

演奏はステレオ、人が喋ってるのを撮る時は鋭指向性、撮影者も喋る時は前後指向性、環境音やフィールド収音の時は全指向性、ぐらい覚えておけばOKですが、録った後「モード間違えたな…」と思うこともあります。
正直「迷ったらステレオ」と言っていいほどステレオが優秀。インタビュー等、喋ってる内容が重要なケースは指向性で、それ以外はだいたいステレオで良いと思います。

 

高音がやや弱い?

高音の伸びが弱い理由、わかったかも

 

 先の演奏を後で確認したとき、「なんか高音の解像度が低いような…」という印象を持ちました。巷のレビューでも散見されて、なんでだろう?と思ったのですが、どうもノイズキャンセルが原因のよう。OFFで撮影すると高音も大きな問題なく伸びやかに収録できました。

 

狭い指向性モードでは高音が痩せる、という意見も。しかし私レベルでは分からない違いでした。ただノイキャンのON/OFFによる違いはハッキリ分かります。演奏会など音楽が伴う録音はOFFが良いでしょう。

 

まとめ:αシリーズ愛好者は買い!

間違いなく逸品。動画撮影する人は買い

 

 4万円近い価格で「高ッ!」と思いましたが、使ってみて納得。というか最終的には「コスパ最高やな」とすら思いました。プロユースで十分使えるレベルの製品で4万円ならコストパフォーマンスは良好といっていいでしょう。コンパクト&MIシュー対応で運用が超お手軽、録れた音声は高音質。

 

動画撮影を嗜むα愛好者は文句なく「買い」。デジイチ内蔵のマイクとは比較にならないクオリティ。使うか分からんけど持って行っとこ!としやすいサイズ感で、録り逃しが格段に減りました。

 

 ソニーストアだと42,900円。yahooショッピングや楽天での実勢価格は33,000円強。amazonだと34,000円前後です(いずれも2025年7月現在)。ポイント還元も含めると 大手ECストアがオススメですが、個人的には amazon購入を推します。理由は初期不良にあたった時の返品交換が一番ラクだから。とはいえ、そこらへんはお好みでどうぞ。

 

 

 今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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