ジワジワとラジコンファンの間で人気が広まりつつある TURBO RACING を購入!1/76スケールという超小型ながら、高級ラジコンと比べても遜色ない性能を備えています。ラジコンで遊べる場所も減っている昨今、家の中で縦横無尽に遊べる!と評判のRCカーなんです。
C74の開封レビューや実際に遊んでみての感想、同時購入したC73と比較しながら、2つのモデルの違いなども紹介していきます。最後までお付き合いください。
TURBO RACINGとは?
TURBO RACINGは 中国の企業・深圳新石創意科技有限公司(NewStoneTechnology.Co.Ltd)が展開するリモートコントロールカー・ブランドです。同社は2014年創業で、ホームページによるとISO9001、FCC/CE および RoHs指令のテストに合格しているのだとか。しっかりした会社のようです。
日本国内では「TURBO RACINGは台湾企業」と記載しているページが多いですが、ソースがありませんでした。製品自体ももちろんMade in China。調べる限りは新石創意科技有限公司が販売元と考えて間違いなさそうです。
TURBO RACINGは2021年に販売されるや、ラジコンフリークの目に留まりました。本格RC並みの性能。日本国内には正規の代理店はなく(2023年現在)ラジコンショップが個人輸入したものが国内に流通している状態ですが、ジワジワと口コミで知名度を広げているRCカーです。
外見レビュー
開封
今回購入したのは TURBO RACING C74モデルの通常版です。さっそく開封してみましょう。ドン!
同梱物は以下の通り。
一万円台の中華製ラジコンだしな、とナメてたら、想像以上にしっかりしてる…!ちゃんと「大人のホビー」という雰囲気を纏っています。恐るべし。
C74はラインナップが2種しかなく、差別化を図ろうと思うとカスタムしかありません。それを見越しての配慮なのか、標準でスペアボディがセットになっているのが嬉しい。ボディだけでなく電極やライト類も付属しているので、しっかりボディカスタムできそうです。
本体レビュー
手に持ってみての第一印象は「小さっ!」。まさに他に類をみない圧倒的な小ささです。想像していたよりもさらに一回り小さい。プラスチックで覆われた本体を持ち上げると、まるでプルバックカーのよう。ひと昔なら、これがRCカーと言っても信じる人はいないでしょうね。
全幅は2.3mm、全長は5.8mm程度。この大きさに、リチウムイオンポリマーバッテリーが搭載されているとは驚き。小柄なのにスタミナ仕様で、一度充電すれば数十分走り続けることができます。
車体の裏側には 電源スイッチと、USB Type-Cのメス端子が。ここにType-Cケーブルをブッ差して充電することになります。ボディを外さなくても充電できる点がポイント高い!
汎用的な端子を採用しているので、充電器に困ることもないでしょう。「カジュアルなラジコンってこうあって欲しい」というお手本のような仕様にまとまっています。
トミカと比較すると、サイズ感はかなり似てます。むしろTURBO RACINGのほうが一回り小さいです。まさにTURBO RACINGは「ミニカーのサイズ感を持つRCカー」。男の子ならだれもが夢見たラジコンカーではないでしょうか。走りに期待が膨らみます。
ボディは NISSAN BNR34 SKYLINE GT-R モチーフ。ハコや取説を見渡してもNISSANの文字は一切ないので、おそらく無許可でしょう。ちょっとはデザイン変えたらいいのに…と思うほど、言い逃れできないモロパク具合です。
ブームになっても不思議なじゃない完成度なのにアングラ感が否めないのは、このモロパク感が影響していそう。勿体ない!BMWとは正規でコラボしてたのに、なんで他とはちゃんとやらんのやろ。
プロポレビュー
送信機はリッチな作りとは言い難いものの、雑な作りではありません。ちゃんと作られている感はしっかりあります。クオリティは国内で1万円チョイで流通しているラジコンと同等。そういう意味でちゃんと適正価格な印象です。
Mini-Zなどと比べるとうっすらチープですが、価格が違うので仕方なし。ステアリングホイールはウレタン巻きだし、質感もちゃんとキレイに仕上げられています。
電池は単四乾電池を4本使用。ドライバー不要で電池交換可能ですが、交換時にはプロポを少し分解する必要があります。
プロポは技適マーク付きを
中国製のラジコンなので個人輸入する(したい)方も多いでしょうが、技適マーク付きでないと電波法に触れます。1年以下の懲役か100万以下の罰金と、電波法違反は意外と罪が重いです。危ない橋を渡りたくない方は、購入前に商品詳細に「技適マーク」の説明があるか?はキチンと確認しておきましょう。
技適マークありなしで千円チョイの価格差(2022年12月現在)。ラジコン電波での逮捕例は聞いたことが無いですが、ケチって得られるメリットも小さいです。素直に技適マーク入りを探しましょう。
C73 と C74の違い
結論から。後発であるC74の方が全体的に進化しているものかと勝手に思っていましたが、それほど進化は感じませんでした。むしろボディの仕上げなどに関しては (ツヤ仕上げになっているぶん) C73の方が薄っすら高級に見えます。サイズ感はもちろん、車体ウラにUSB-C端子があるのも当然同じです。
回路の改良とか、設計の見直しとかそういうバージョンアップでしょうか…。続いて同梱物の違いについて見ていきます。
C73 と C74の違いについて。同梱物はほとんど変わりません。スペアボディも電飾が付属しているのも同じ。C73には精密ドライバーが同梱されていませんでしたが、まあ些細な違いでしょう。同じく車体についても、外見から分かる大きな違いは見当たりませんでした。
大きく違うのは送信機。C73とC74ではデザインが違うどころか、仕様も異なります。できることはほぼ同じなんですが、ステアリングホイールの回し心地、スピードコントロールレバーの引き心地から電池の入れ方まで結構違います。
C73のプロポは、下部にあるレバーを引くとUSB Type-C端子がヒョコッと出てきます(!)。ここに車体を置けば、プロポから充電が可能とのこと。面白い仕様ではありますが、C74では無くなっている理由が気になります…。
ボキッと折れたらどうしよう…とか怖くて私は使ってません(笑)。昔懐かしの「チャーG」とか「デジQ」みたいで心躍るんですけどね…!
あとC73の方が取扱説明書が詳しくて丁寧です。英語表記があるのもC73だけ。一見どうでもいいように見えて、ボディの外し方とか電気系統の組み方とかが書かれてあるので侮れません。なんか全体的にC73の方がリッチなような…!?
実走行レビュー
自作サーキットの作り方とススメ
TURBO RACINGは専用のコースがありますが、日本国内でちゃんとした流通がない上に、それなりに大きい。レイアウトも変更できません。というわけで、100均でマットと接着剤買って作りました。
おすすめはジョイントマットを使うこと。チョイチョイと切って貼ってするだけで、写真のようなコースが作れます。組み替えればレイアウトも変更できるし、片付けるときは分解できるので便利です。
ビニールテープで装飾する時間を含めても2時間程で完成。マットはダイソーで買ったので700円でできました。時間をかければ立派なサーキットにすることも可能です!
走行感レビュー
本体ウラの電源をONにすると、電飾がライトアップ。C73がトラディショナルなスポーツカータイプなのに対し、C74は走り屋タイプでまとめてるんですね。アンダーライトでその感じが出ています。
さっそく、走行開始!
ぐああー!すげえー!思ったより全然すげえー!
「小さいラジコン」には、これまで何度も騙されてきました。まっすぐ走らないのは当たり前、充電がすぐ切れる、ステアリングが全開にしか切れない、加速が早すぎて曲がれない、走行感覚が薄い、etc…。しかしTURBO RACINGは全然違う!小さいのに、しっかりRCカーです。
このサイズ感のラジコンが無かったわけではないですが、不満が多くて楽しめなかった。TURBO RACINGは、それらが全て成仏するような、すごくしっかりした走り味!
タミヤや京商が作るRCカーのような、操作にしっかり呼応するダイレクトな走行感。すげえ…マジでミニカーが走ってる…。触って10秒でわかる「あ、コレ結構すげえわ」という感じ、久しぶりです。感動しました。
最小回転半径は18cmほど。ステアリングのデュアルレートはMAXにしてあるので、(個体差はあれど)ほぼこの値がほぼ最小値と言っていいと思います。かなり小回りが利く!DVDディスクの周りをグルグルと走れるぐらいの回転半径なので、狭い部屋でも縦横無尽に走れるでしょう。
このサイズ感、小回りの効き具合が日本の住宅事情にフィットしてますよね。RCカーのサーキットが近所に無くて困っているラジコンフリークは注目!ですよ~!
なかなか室内遊びに丁度良い速度で走ってくれるRCカーってないんですが、TURBO RACINGは速度がスゲエ丁度いい!スロットルのデュアルレートを最小値にしておけば、かなり狭いサーキットでも十分に遊べる挙動になります。逆にデュアルレートを上げれば、かなり広いサーキットで遊べそうなほどの速度になります。小さいですが思った以上に汎用性が高いです。
先に紹介した自作サーキットでも、十分に手応えのある走り応えを楽しむことができました。マット一枚が33cm四方なので、自作サーキット全体で大体1平方メートル。1平方メートルあれば本格的に遊べるRCカーです。
室内でも手加減せず、フルスロットルで遊べる感覚は「超爽快」と言うほかありません。走破性もそれなりにあり、マットの継ぎ目も突っかからずに走ります。
「見た目は価格なり」と評価したプロポですが、実際に遊んでみると少し評価が変わります。レバーの引き具合は抵抗が丁度良く、しっとりとした引き心地がリッチな印象。ホイールも操作しやすく、RCカーとの一体感がキチッあります。
前後移動もステアリングも無段階という本格RCであるTURBO RACINGにふさわしい、本格的なプロポでした。リバース、サブトリム、エンドポイントアジャストメントやエクスポネンシャルなど、設定項目もちゃんと揃えています。買ったけど真っすぐ走らねえ!という悩みとは無縁です。
C73よりC74の方が、操作感覚が少しだけ上質に感じました。とはいえできることはほぼ同じですし、走行感にも違いは無いので、好みで選んでよいと思います。
2台で競り合う姿はまさにRCカー、目で追いながらプロポを一心不乱に操作する興奮はそのままです。1/76というサイズを忘れさせてくれます。ああ、家でこんなに本格的に遊ぶことができるなんて… なんて手軽なんだ…
場所を選ばないというメリットは、思った以上に大きい!家中がサーキットになる可能性を秘めています。フローリングで、テーブルの上で、段ボールでコースを作って… 一般的なRCカーと比較してカジュアルなぶんコースの自由度が広く、遊びの幅が広がります。
C73 と C74 走行感覚の違い
走行感覚についても、特筆するような違いは感じませんでした。C73の方が薄っすらピーキーな感じ(アクセル、ステアリング共に)があるので、先述のプロポの操作感と相まってC74の方が「ちゃんとしたRCカー」という感じは強いかも。とはいえプロポ側の設定で吸収可能なので、やはり大差はないと思いました。
バッテリーのスタミナについては公称でC73が30分、C74が40分の動作時間なんですが、こちらもほとんど違い無し。スピードダウンを感じずに遊べる時間は、C73 C74ともに30分ぐらいだと思います。
結果 C73とC74で細かく違いはあるものの、どちらが優れている!というものでもありませんでした。最終的には見た目の好みで選んで良いと思います。
まとめ
買う前は「良さそうだけど中国製か…なんかチャチそうやな…」と侮ってました。TURBO RACING、メチャクチャ良かったです。正直、人生で買ってきたラジコンの中で一番良いまであります。それほど良い。小さな躯体と大容量バッテリー、無段階アクセルとステアリングってだけで、これほど面白いとは。
購入時は「ちょっと高えな」と思いましたが、遊んだ後は「コレで1万円チョイというのは驚異のコスパ!」という印象に。それほどクオリティが高いです!
TURBO RACINGは色々バリエーションがありますが、今回紹介した C73とC74がおすすめ。それ以前のモデルはそこそこ不具合が多いらしく、輸入品だけあって返品等が結構面倒です。C73、74は品質が比較的安定していますし、日本国内でも信用のあるRCショップが取り扱ってたりするので購入時も安心です。
信頼できるショップなら、ほぼ技適マーク付きで販売しています。Amazon購入なら初期不良に当たった時には返品ができるのでおすすめです。
まだ発展途上でチューンナップパーツなどの展開は皆無。色々出してほしい…いじりたい!と思わされる楽しいラジコンです。今後の展開を楽しみに待ちましょう!
本日はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。