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【WANDRD ローグスリング 6L】は最強のカメラバッグか?メンズにおすすめのショルダータイプ。普段使いでもオシャレやで!

海外通販で購入!【WANDRD ローグスリング 6L】

 

 10年ほど前は「カメラバッグって野暮くてダセえ」というのが常識でした。しかし近年 PeakDesignなどを筆頭に「カッコいいカメラバッグ」が台頭。選択肢がかなり豊かになりました。今回紹介する WANDRD ローグスリング 6L も、そんなカッコいいカメラバッグの一つ。海外通販にてお取り寄せしました。マジで便利です、このバッグ!

 

 本記事ではこのバッグを紹介しつつ、カッコいいでしょ?というスタイリング例や、WANDRDってどんなブランドなん?どれぐらい収納できるの?などの点について詳しく紹介してきたいと思います。ぜひ最後までお付き合い下さい。

 

WANDRDってどこの国のブランド?

出典:https://www.wandrd.com/

 

 WANDRD(ワンダード)は、アメリカに本社を置くカメラ周辺グッズのサプライブランドです。カメラマンであったライアン、スペンサー、オースティン・コープの3兄弟を代表として「見た目と機能を両立するバッグを」という思いのもと、製品をリリース。2015年以降、KickStarterでは合計50万ドル以上を調達する圧倒的な支持を得ています。

 

ブランド名は「Wandered(放浪者)」に由来。ブランド名のドメインが高価だったため、Rを2つ抜いてWANDRDにした…というワンパクな歴史があります。

 

WANDRDは現在11人で運営されており、100カ国以上で展開。日本では2019年より銀一株式会社が正規代理店として取り扱いを開始。大きさもスタイルも様々なラインナップを取り揃えています。

 

WANDRD ローグスリング 6Lレビュー

本体レビュー

 

 さっそく開封してみます。

 

じゃん!日本にいらっしゃい

 

 ローグスリングはかつて「ロームスリング」と呼ばれ2022年に発売されましたが、2023年4月に名前を「ローグスリング」と改めました。同時に2色展開だったカラーラインナップを7色にまで拡大。私が購入したのは見てお分かり頂ける通り、基本色であるブラックです。

 

ターポリン+バリスティックナイロン使用

防水素材が使われててタフ

 

 ツルリとした部分はターポリン、下部にはバリスティックナイロンが使われています。完全防水とまではいきませんが、水にすこぶる強くてタフ。ヘビーデューティーな素材が使われつつも 680g と軽量で、タウンユースでも使えそうなデザインに仕上げています。

 

メイン収納部は大容量
止水ジッパーをグルリと開くとメイン収納部

 

 ファスナーは全体的に止水仕様、ファスナーには引っ張りやすい仕様の取っ手がついていて、ディティールのキメが細かい。上部についたファスナーをグルリと開けると、メイン収納部がお目見え。カメラ本体やレンズはコチラに収納することになります。

 

仕切り版は取り外し可能

 

 2枚付いている仕切り版は、マジックテープによって取り外しや位置調整が可能になっています。

 

 バッグの内側も仕切り板も表面は起毛しておりクッション性もあるので、カバンに入れておくだけでしっかり衝撃から保護してくれそう。カメラバッグとしてはよくある機能ですが、ローグスリングもキッチリ押さえています。

 

ガバッと開いて見やすい

 

 使用時の目線としては、中身は上の写真のように見えることになります。フタがガバッと開くので見やすいし中身が取り出しやすそうです。

 

こう見えて小分けにできる収納多数

 

 フタの裏にはファスナーつきの収納が(左上写真)。ポケット自体が膨らんでいるので、結構厚みのあるものでも入ります。メイン収納の背面側にも薄い収納があり、細かく分けられたポケットを確認できます(右上写真)。

 

予備バッテリーやSDカード、クリーニングペンやクロスなどカメラ周辺はコマゴマしたものが多いので、小分けがたくさんあるのは助かる!見た目以上に収納が多いです。

 

スリングのフロント収納はかなり薄い

 

 フロントにあるロゴのすぐ上にも小分けの収納が。止水ファスナーを開けると、キルティング加工された収納の中にカラビナが。マチがないので入れるものはかなり限定されそうですが、チケットや駐車券、パスケースを入れたりするのに便利そうですね。

 

スタイリング

筆者は身長180cm、ガッチリ目体形です

 

 デカめの男がスリングバッグとして使うと、上の写真のようになります。6Lという容量はバックパックなら大したことないサイズですが、ボディバッグになると結構ボリューム感があります。体の小さい方が使うと、かなり大きめに感じるかも。

 

後ほどタウンユースでの様子も紹介します。妻にも使ってもらったので、女性が使う場合の参考にしてください。

 

前にもってきて使えるのが便利

 

 スリングバッグの良い点は、体の前に持ってきて使えることにあります。これはバックパックには無い機能性です。前に抱えて中身を取り出すメリットが大きすぎて、私はスリングタイプのカメラバッグばかり使っています。

 

ストラップはフロントで着脱可能

 

 ストラップのクッション性は十分で幅もしっかりあるので、長く肩からかけても疲れにくそうに設計されています。ストラップのフロント部分にあるバックルを外せば、ストラップを前から外せるようになっています。

 

 カメラバッグにはよくある機能ですが、先進気鋭のブランドながらもこういうトラディショナルな機能はキチンと押さえられています。

 

収納されたストラップを使えば三点留めも

 

 バッグの背面パッドには、もう一つストラップが収納されています。コレを取り出してメインストラップに持ってくると、右上の写真のように三転留めができるようになっています。ちょっとハードな現場だった場合などは、サッと出してすぐに三角留めにすることができて便利。

 

デザインを損なわないように機能が隠されているのがスマート!WANDRDはこういう拡張性の工夫がメチャあるのが魅力なんです。次項で説明していきます。

 

メインストラップは取り外し可能

 

 メインストラップは根本から外すことができるので、ご覧のようにスリングバッグでなく単なるキャリーバッグとして使うことも可能。状況によってスタイルを変化させられるのが強みですね。

 

ノートPCや三脚も持ち運べる

 

 小分け収納がいっぱいあるのは良いことですが、それはカメラバッグとしては最低限の機能です。WANDRD ローグスリングの真の魅力は、拡張性が豊かに設計されていることにあります。

 

そろそろお気づきかと思いますが、「あれもできる、これもできる」がWANDRDのバッグはとても多いんです。紹介が大変なので、手早くいきます!

 

背面パッド付近のジッパーを開けて準備

 

 メイン収納の少し後ろ(パッド側)にジッパーがもう一つあるので、開けると中にも収納が。こちらもマチが小さい収納ですが、クッション性があるのでタブレットなどを入れるのが似合います。10インチのタブレットならキッチリ入りました。

 

 しかしこの収納はそれだけではない。バッグ下部の同じ位置にもジッパーがあるので開けると、中から袋状のナイロンが出てきます。上の収納から下に貫通して袋で支えられるような構造になっていて、ここにノートPCなどを収納することができるようになっています。

 

PCケースも購入。差すとこんな感じ

 

 実際にこの収納を活用すると右上の写真のようになります。WEBで見たときは「無茶やろwwww」と思いましたが、実際試すと「結構いけるな」と思いました。ノートPCだけでなく、最近では店頭で貰ったパンフを収納するのに使いました。ノート形状のものが緊急的に収納できるのは、想像以上に使い出があります。

 

WANDRDのPCケース(別売)も購入。コレないとPC収納できないのかと思ってましたが、そんなことありません。普通のPCスリーブで全然OKです。1万円近くもする割に機能的にはメチャ普通なので、セットで揃えたい!以外の理由では特に買う理由ありません。

 

底面に三脚収納が隠されている

 

 続いて三脚収納。個人的にはこの収納がかなりイチオシ。底面のバリスティックナイロンは実はマジックテープで固定されており、ベリッと剥がすと右上写真のように収納が登場します。自然に隠されているので全然気が付きませんでした。マジで工夫がすげえな。

 

トラベル三脚がスッポリ収まった

 

 愛用のトラベル三脚(Manfrotto MKELES5CF-BH 折り畳み時の長さ32cm)は、この収納にスッポリ収まりました。右上の写真のようにゴムバンドで固定できるようになっているので、落下することはありません。

 

Peak DesignのEveryday Slingにも同じような機能がありますが、バンドが別添えでほぼ使わず。ローグスリングは取り回しが軽やかで、実際こちらの収納はよく使います!

 

三脚以外も入れられるのがいい

 

 この収納の何が良いって、筒状になっているので三脚以外も入れられるところ。私は出先で購入したペットボトルをよく入れています。カメラバッグ内に入れると結露でカメラが濡れるかも知れないので、別で収納があるのは有難い。バンドがあるから落ちないし、めちゃ便利!

 

水分補給が重要な夏場にはずいぶん助けられました。子供の運動会や発表会もカバン一つで行けて、三脚もスッと取り出せる。これぞローグスリングの神髄。

 

さらにスタッフバッグも固定できる

フロントのベルトにも工夫があります

 

 鞄のフロントにあるバックルも単なるデザインではなく、ベルト長さを調整すれば上写真のようにスタッフバッグなどを固定できたりします。出先で脱いだシェルやジャケットを脱いで畳んで、ココに挟んだりも。付いてるものの一つ一つが無駄じゃなく、機能になってる。美しい。

 

収納力。どれぐらい物が入るのか?

 

 実際にモノを入れて収納力を見てみます。

 

メチャ入った!

 

 フルサイズのカメラとレンズに、替えのレンズ一本。シューティンググリップとストラップ。カメラの掃除グッズ、SDカードケース。財布に手帳にモバイルバッテリー(10000mAh)に充電ケーブル2本、ワイヤレスイヤホンに折り畳み傘、ティッシュとマスクと絆創膏と鼻炎薬とサングラスと家のカギと… とにかくメチャ入りました。

 

上写真は朝~夕方まで写真撮影したときの実際の装備。コレに加え、前述のようにトラベル三脚・ノートPC・スタッフバッグも取り付けられると考えれば、かなり余力があります。

 

キッチリ収納できています

 

 小分けがたくさんあるので、荷物が多くてもゴチャゴチャせず、整理されて収納できています。外見がスタイリッシュなので購入しましたが、機能性はまさに「カメラバッグ」のそれ。カメラ小僧でもちゃんと満足できるスペックです。

 

外で使ってみた

タウンユースでも全然使える!

 

 カメラバッグとはいっても普段使いもしたい、なんなら通勤でも使いたい、と思ってローグスリングにしましたが、間違いありませんでした。タウンユースで使っても、ザ・カメラバッグ!という印象は皆無。オサレなスリングバッグに見えます。ターポリンだし、ロゴの見せ方も相まって「HUNTERのバッグかな?」と思いますね。

 

黒はどんな格好にも合わせやすい!フォーマルは無理でも、スーツ通勤のお供には問題ナシでしょう。結構オールマイティなデザインです。カメラバッグもオシャレになったもんだ。

 

ヨコと正面から

 

 欠点としては、中身をパンパンに入れていると肩に負担がかかる点。バックパックと違い、片方の肩に荷重がかかり続けます。実際、先で紹介した荷物だと2~3時間も街を歩くと「ちょっと肩がいてぇな」となりました。そこそこガタイの良い私でそう思ったので、小柄な方などは特にでしょう。

 

女性の使用例。デザインに好みが分かれるかも

 

 こちらは身長155cmの女性による着用例。6Lというサイズは、小柄な方にはすこし大きめに感じます。またWANDRDのローグスリングは比較的無骨なデザインなので、ユニセックスというよりはメンズライク寄り。トータルコーディネートという意味だけで考えれば、メンズにはオールマイティでも、女性には服装によって合う/合わないが出てくるかも知れません。

 

カメラバッグとしても当然使いやすい

 

 最大の長所はやはり、体の正面にバッグをすぐに持って来られるところ。カメラをサッと取り出して撮影体制に入るまでが、バックパックに比べて早いです。タウンユースでも、支払いのときなど中身を取り出すときに小回りできる長所が光ります。私のようにパンパンに荷物を詰めず、やや軽やかにした方がローグスリングの本領を発揮できるでしょう。

 

カッコいいし使いやすい!いざとなれば色んなものが持ち運べる拡張性の豊富さも魅力。私にはドンピシャの使い勝手でした。スリングバッグ派の人には文句なしにおすすめです。

 

まとめ

さすがカメラマン兄弟の作ったバッグやで

 

 オシャレなデザインに目が行きがちですが、豊かな収納にクッション性能、耐水性に優れた素材とカメラバッグの基本はバッチリ。ノートPCや三脚まで持ち運ぶことができる工夫があり、スリングバッグの短所である収納力の問題を「拡張性」で解決しています。その拡張性がスマートなのが素晴らしい。良い意味でクラファン出身のカメラバッグという印象です。

 

3l、6l、10lのサイズ展開がありますが、個人的には収納力とサイズのバランスが良い 6lがおススメ。10lは試着時に妻から「それ普段使いは無理やろ!」と言われました。

 

 ローグスリングは7色展開とカラバリが豊富!新カラーも可愛いですが、普段使いという意味ではブラック・ユマタン・エーゲブルー辺りが使いやすいと思います。

 

 ノートPCケースも別売してます。先にも書きましたが、コレが無くてもローグスリングのPC収納は使えますし、お手持ちのスリーブでも代用できます。トータルコーディネートしたい方はどうぞ。サイズ違いで14インチと16インチがあります。

 

 今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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