小さい子どもがいるので、暇つぶし用に車内で動画が観られる環境を用意しています。このたびトヨタの新型ノア(90系)を納車したことに伴い、Fire tv Stick を車内で観られないか?実際に購入して試してみました。結論から言えば、かなり簡単に接続できて試聴も快適です!
本記事ではその方法に加え、セットアップにあると便利なアイテムや、車内からWi-Fi接続する便利な方法などについても紹介していきます。
fire tv stick(第三世代)でテスト
今回試すのは fire tv stickの第三世代。セールで3,980円でした。相変わらず安い。
パッケージ内容はこんな感じ。お馴染みですね。
セットアップの前に
リコールに伴い2022年の9月に行われたアップデートが、ディスプレイオーディオにインストールされている必要があります。改善済み車両はディスプレイオーディオ設定画面に表示されているバージョンが「1296」以上になっているはずです。必ず確認しましょう。
1296以下のバージョンである場合はディーラーに連絡するか、自前でアップデートを。ハイブリッドタイプに乗ってる方は基本的に2022年9月以降に納車しているはずなので、納車時からこのバージョンになっているはずです。
必要なモノ
fire tv stickをディスプレイオーディオで使うにあたり、必要なものはシガーソケットに挿入するカーチャージャーです。USB Type-A の出力ポートと、USBケーブル(micro-B to Type-C)も併せて必要になります。
USBケーブルはパッケージに付属しているものでOKです。私は配線をスッキリさせたいので、ダイソーで200円の巻き取りケーブルを買ってきました。ここら辺はお好みで。
良いカーチャージャーをお探しなら、カシムラのものが安くて高品質なのでオススメ。USB Type-C端子つき最大20W充電でPD対応、しかも日本製で1000円前後!驚異のコスパです。シガーソケットに挿入した状態でもフタが閉じれて非常にミニマルです。
接続!
まずはシフトノブ下部にあるHDMIスロットに、fire tvを挿入します。
HDMI端子からの給電が足りていれば、これだけで起動できるはず…ですが、無理でした。そもそもディスプレイオーディオから入力ソースを選ぶ画面で「HDMI」の項目がアクティブになりません。これだけで接続できれば最高なんですけどね。残念。
という訳でシガーソケットにカーチャージャーを挿入して、USBケーブルにてfire tv stickに給電します。これにて「HDMI」項がアクティブになり、選択できるようになります。
元々ノアが搭載しているUSB Type-Aポートから給電するのも試しましたが、これだと電力不足の様子。「HDMI」の項目はアクティブになり、選択すると「fire tv」ロゴまでは画面に表示されますが、それ以後プツッと切れてしまいます。
Type-C to MicroB のUSBケーブルで給電すると、コチラはちゃんと動きました。ただ、ノアの場合だとそちらはスマホの充電に使うのがセオリー。fire tvへはシガーソケットから給電した方が素直だと思います。
Wi-Fi接続
fire tvはインターネットに接続されていないと使用することができないので、何らかの手段でWi-Fiにアクセスできるようにする必要があります。
主な手段は以下でしょう。
トヨタの車内Wi-Fiサービスは、スマホのアプリからポチポチやるだけですぐに契約・解約できます。「帰省で長距離ドライブするときだけ契約!」というような使い方もできて便利。DVD借りてくるより安く上がります。
欠点としては「直近3日間(当日を含まず)で6GB以上の通信をした場合、速度制限がかかることがある」という但し書きがあること。映画を3日間で6本程度見たら速度制限がかかるかも…と考えたら、結構キツい。
我が家は気にせずガンガン観てますが、制限がかかったことはナシ。映画を一日2~3本観る程度なら、連休中ずっと使っても通信制限かかったりはしませんでした。
試しにテザリングでも試してみましたが、問題なく視聴することができました。もちろん、契約によっては一瞬でデータ通信量を使い切ってしまうので注意。スマホの契約状況にあわせて、ご利用は計画的に。
個人的なおすすめは、大型連休にはトヨタ車内Wi-Fiと契約して、普通の土日にはテザリングを使うようにすること。夏休みや年末年始はドライブが長くなりがちで、渋滞に巻き込まれることもあるのでいつでも観られるようにしておくと便利です。
普通の土日は1~2時間ぐらいしか使わないので、データ通信量は月20GBの契約でどうにかなってます!
無事映った!
ビデオソースの選択画面でHDMIを起動すると、fire tvが無事に起動するようになりました。
後部のフリップダウンモニターにもこの通り。これで移動中にもAmazon Prime Videoや youtubeを楽しめるようになりました。
もちろん、後部座席にだけ映像出力することもできるので、子どもたちにはアニメを、親たちは音楽を楽しむ…なども可能。ドライブの楽しみ方が広がります。
画質は良好…というか、最高です。もう家でテレビで観るのと変わらないクオリティ。最近では当たり前の光景ではあるんですが、自分が子供だったときの基準で見るとちょっと驚いてしまいますね。
これで長距離ドライブも楽勝。皆で楽しみを共有できるようになったので「今日はコレ観ながら帰省しようか~」と同じものをみて、後で感想を言い合ったりしています。皆で同じものが観られる環境って結構貴重だなと実感しています!
まとめ
トヨタのディスプレイオーディオで、問題なく fire tv stickを動作させることができました。ポイントはシガーソケットから給電すること。そして車内からネットワークへアクセスできる手段を用意しておくことの2点です。トヨタの車内Wi-Fiやテザリングを使えば、車内で動画が思う存分楽しめます。
fire tv stickは、4KタイプとフルHDタイプがありますが、フルHDタイプでOK。4K対応モニターを車に積んでないと意味ないですし、4Kの通信量はハンパじゃないです。ちょくちょく1,000円引きになるので、少しでも安く買いたい方はセールを狙いましょう。
カーチャージャーも忘れずに。カシムラのカーチャージャーは1000円チョイながらPD対応+20W出力+日本製+超コンパクト設計でメチャおすすめ。もっと皆に知ってほしい。
車の中でアマプラ観るかなあ?と半信半疑で設置しましたが、思った以上に便利で家族にも好評。私も観たい!という欲求を抑えて、日々安全運転しております(笑)
今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。