- なぜHHKBを敬遠していたのか
- 無印とType-S、どちらが買いか?
- HHKB Professional HYBRIDの素敵なところ
- ペアリングの方法
- HHKB Professional HYBRIDのイマイチなところ
- キーボードルーフは買いか否か?
- おわりに
在宅勤務になって、しばらくは折りたたみのキーボードを使用していたのですが、激務に耐えられずご逝去なされました。
Bluetooth対応で、メカニカルor静電容量無接点で、日本語配列なら何でもいいや~と新たな相棒を探していたら、ない!上記の3つを満たすキーボードが全然ない!
というわけで結局買っちゃいました。HHKB Professional HYBRID。ずっと敬遠してたんですけど、最高ですコレ。
なぜHHKBを敬遠していたのか
一言でいえばミニマルすぎるところ、でした。
テンキーがないのはいいけど、DELをファンクションキーと同時押しにする必要はないのでは…とか、右のShiftキーが横長でないところとか、キーをそこまで削がなくていいのにな!?と思ってました。
ほんとはNIZにしたかった。NIZはたくさん種類があって、比較的お安くて、静電容量無接点、当然のようにBluetooth対応。キーのカスタマイズも豊富。でも、でも日本語配列がなかった…!自宅で使用するならよかったけど、業務で使用するにあたり管理がサポートを嫌がった。仕方なく諦めました。
日本語配列にコダワリがなければ、おススメですNIZ。ミニマルすぎないのもちょうどいい。選択肢も豊富です。
日本語配列で、Bluetoothで、メカニカルor静電容量式…となると、あとはもうロジクールかFILCOか、HHKBぐらいしかありません(2020年12月現在)。
店頭で打ち比べてみた結果、静電容量無接点方式であるHHKBが圧倒的勝利を収め、私も白旗をあげて購入に至ったわけでございます。
無印とType-S、どちらが買いか?
HHKB Professional HYBRIDの購入を検討する方が必ず通る道、それが「Type-Sにするか否か」です。私もご多分に漏れず悩みに悩みました。
Type-Sと無印の違い、それは以下の2点に集約されます。
- 打鍵感の違い
- 打鍵音の違い
Type-Sのウリはその打鍵音の静かさ。それはもう無印とは全く異なる静かさです。家族が寝ている傍らで作業するとか、カフェで仕事をするなら間違いなくコッチだったでしょう。
ただ、私は打鍵音がややコトコト言うぐらいのほうが好きです。いわゆるタクタイルな感じ、というやつです。もともと茶軸党なので、ある程度打鍵感が強いものを使い慣れていた、ということも影響していると思います。
打鍵感がType-Sのほうがやや重いこともあって、悩んだ結果、無印を購入するに至りました。5000円ぐらい安いですしね!結果、非常に満足しています。
HHKB Professional HYBRIDの素敵なところ
箇条書きでお送りします。
- その優雅な打ち心地
- 卓上でコンパクトに収まっている
- コンパクトだが使い勝手を犠牲にしていない
- キーアサインの変更が自在
- 有線、無線両対応
- 3台までのマルチペアリング可能
打ち心地についてはわざわざ書き連ねる必要はないでしょう。スコスコと気持ちの良い打鍵感と、ちょうどよい反発。折りたたみキーボードを使用していたときに比べて格段にタイプミスが減りました。
心配していたShiftキーの大きさや、Delキーを使うときのFnキー同時押しなど、コンパクトすぎるのでは…という心配は杞憂でした。自分でも不思議なほどスッと馴染むことができました。ノートPCの配列に似ていたからかもしれません。
そうすると、むしろコンパクトさが活きてくる。机を広く使うことができますし、部屋を変えて持ち運ぶことが容易な大きさです。
HHKBは日本語配列でもちょっと変わった配列をしていて、普通左下のキーはCtrlがアサインされているものですが、HHKBはファンクションが割り当てられています。ちょっと使ってみたものの使いにくかったので、裏面のスイッチを切り替えて従来の日本語配列にして使っています。
専用のソフトが付属しているので、上記以外にもキーアサインは自由自在。この自由度の広さもHHKBの魅力です。
3台のマルチペアリングができるところも良いところ。ややクセはあるものの、慣れたら苦ではありません。
Bluetoothの通信環境が悪い!電池が急になくなった!というときにも有線接続に対応しているので安心です。
ペアリングの方法
ペアリングの切り替え自体は「Ctrl+Fn+(数字1or2or3)」の同時押しで行います。1~3までに別々の機器を登録できる、というわけです。
このとき、危機がペアリングがされてない番号を押すと、インジケータが青のまま点灯し続けます。これが接続待機状態です。
接続待機状態のまま、「Fn+Q」を押すとペアリングモードに入ります。あとはお使いのOSでBluetoothの機器を探し、ペアリングするだけです。
詳しくは以下に記載されています。Proffesional BTのページですが、方法は同じです。
HHKB Professional HYBRIDのイマイチなところ
ペアリング周りに、ちょっと不満なところがあります。以下の二点です。
- 機器切り替えのキー入力がうまく判定されないことがある
- 機器切り替えが遅いときがある
前述の通り、「Ctrl+Fn+数字」で機器を切り替えるのですが、これがうまく判定されないことがよくあります。そういうときは上記の入力を根気強くやるのですが、まあまあ面倒くさい。
2020年1月に不具合が解消されたファームが配信されており、かなりマシになりましたが、まだ手元では時々発生します。
また、うまくキーが入力されても機器に接続されるまで数秒待たされることがあります。私はよく機器を切り替えるので、これもちょっとストレス。
私はMicrosoftのプレシジョンマウスを使用していますが、こちらの切り替えは一瞬で、接続に待たされたこともありません。ここら辺がOSベンダー謹製か否かの差、というところでしょうか。
ちなみに「パームレストが必須」とのレビューを見ていたので心配していましたが、私には不要なようでした。私は手が大きいほうですし、ホームポジションのときはキーに軽く指を乗せた状態なので問題にならなかったのかもしれません。
また「滑りやすいので専用の滑り止めが必須」とのレビューも見ていたのですが、私が使っていて滑りやすさはほとんど感じていません。机の材質によるのかもしれませんが、まずは本体だけ買ってみて、滑るようだったら購入、でも遅くないと思います。(打ち心地がよくなる、という噂もあるので気にはなっています…)
キーボードルーフは買いか否か?
HHKBには専用のキーボードルーフが販売されています。価格は4400円と強気の値段設定。安いキーボードだったら買えてしまう価格です…
とはいえ持ち歩くつもりで購入したので、なんらかケースは必要。ソフトケースもありましたがカバンの中でカチャカチャとキーが押されてしまうのも嫌だったので、結局購入に至りました。
さすがに純正だけあって、当然ですがサイズはピッタリ。仕事を終えたあとにルーフを乗っけると「よし、仕事終わり!」という気持ちにもなって案外悪くないです。
少なくとも、持ち歩きを想定している人は買うしかないでしょう。ルーフは乗っけてるだけなのでカバンに入れると外れてしまうため、ゴムバンドなどで巻いて収納することをおススメします。
ただ四隅にある滑り止め?のゴムが非常に外れやすい。事前にそういう情報は得ていたので、さっさと瞬間接着剤で固定してしまいました。なくしてしまう前に固定することをおススメします。
耐衝撃タイプの瞬間接着剤がおススメ。ガシガシ使っても全然外れないので非常に信頼しています。
おわりに
非常に高い買い物ですが、満足度が高いキーボードです。私のように、日本語配列で無線対応、タクタイルな打ち心地を求めている方は、最上のオトモになってくれることでしょう。
私はこの古き良きグレーが好きなので「白」にしましたが、黒もあります。
以下はType-S。静音性を求める方に。
キーボードルーフはコチラ。持ち歩く方は是非にご検討のほど。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。