モノバカ|モノばかり紹介するレビューブログ

ガジェットからファッション、暮らしの便利グッズなど幅広く紹介するモノ系ブログです。使ったことがあるものだけを体験に基づいてレビューします。

ピックアップ

zaitakuwork
katteyokatta2022
corefighter
corefighterco

ハゲって種類があるって知ってた?筆者+妻が効果を実感した育毛剤2つを公開!【アデノバイタル+デンサーヘア】

 

 男性も女性も悩まされる、深刻な問題…薄毛。様々な商品が世にはびこり、高額で怪しい商品も溢れる中、自分にあった商品を見つけるのは、なかなかに難しいことです。

 

 今回は自分&妻が使ってきた何本もの商品から、おススメの2本をご紹介。例の如くゴタクから入ります。

 

薄毛の種類

 

 一言で薄毛と言っても種類があります。基本的に育毛剤・発毛剤も薬ですので、症状に合った薬でないと効果がありません。

 

 まずは自分がどの薄毛に当たるのかを見極めるのが重要です。大まかに以下に大別されます。

 

  症状
男性型脱毛症(AGA) 生え際の後退、頭頂部の薄毛・禿髪
びまん性脱毛症 生え際の後退は無く、全体的な薄毛
円形脱毛症 10円玉ぐらいのものから髪全体に至るまで症状は様々
ホルモン異常の脱毛症 多くはびまん性の症状

 

 よく市販品が取り沙汰されるのはAGAですね。男性型と名がついているものの、女性もかかります(FAGA)。

 

上記の他にも、皮膚疾患による脱毛症や、投薬・放射線治療による副作用的な脱毛症、牽引性のものや栄養障害によるものもあります。これらは市販薬に頼るような類のものでは無いのでココでは省いています。

 
単純に薄毛と言っても重病である可能性もあります。不自然な脱毛があった場合には育毛剤に頼るのではなく、病院にかかりましょう。

 

それぞれの対応法

 

 ざっくりとまとめると以下のようになります。

 

  対処
男性型脱毛症(AGA) ミノキシジルやフェナステリドの投薬
びまん性脱毛症 理由も色々なだけに、対処も色々
円形脱毛症 通院。特効薬なし。ステロイドなどの処方も
ホルモン異常の脱毛症 病気の場合はその治療。出産の場合は半年ほどで回復

 

男性型脱毛症(AGA)の対応

 

 AGAに対する治療にはミノキシジルとフェナステリドが使われます。現在(2020年12月現在)のところ、FDA(アメリカ食品医薬局。医薬品規制や食の安全を責務とする政府機関)が認可したAGAに対する治療薬はこの2つしかありません。

 

 ミノキシジルを配合した市販の医薬品としては、大正製薬のリアップが有名ですね。リアップは20年間、ミノキシジルを配合した育毛剤を独占販売していましたが、特許が切れたために最近では各社からミノキシジル配合製品が発売されています。

 

他にも実はLasercombと呼ばれる脱毛に効果があるレーザーを発するクシもFDAによる認可がありますが、こちらには異論もあり議論が続いている状況です。

 

 ミノキシジルとフェナステリドについては後述しています。

 

びまん性脱毛症の対応

 

 びまん性の脱毛症には原因が色々あって、FAGA(女性の男性型脱毛症。加齢により女性ホルモンの低下により起こる)やストレス、疲労、過度のダイエット、貧血、常備薬による副作用、生活習慣によるものetc…で、コレという原因を見つけるのが難しいです。

 

先に書きますが、私はコレでした。原因を見つけるのが難しい問題にどう対処したのかも後述します。

 

円形脱毛症の対応

 

 円形脱毛症は通院を行うことになりますが、高血圧などと一緒で「付き合っていくしかない」タイプの症状であり、ステロイドなどの処方はありますが、基本的には生活習慣を見直したりする治療が一般的です。

 

ホルモン異常の脱毛症

 

 ホルモン性のものについては、甲状腺疾患などについては当然ですがその治療が直接的な改善に繋がります。出産については産後2~3か月から発症することが多いですが、半年ほど経過すると自然に回復します。

 

 円形脱毛症やホルモン性の症状については、ブログを見てどうこうできるものではありません。差し当たって進言できるのは生活習慣の改善ぐらいですが、なんにしても病院にかかるのが一番です。

 

ミノキシジルとフェナステリド

 

 FDAが認可したこの2つは、医学的に発毛効果があると認められています。日本皮膚科学会のAGAガイドライン2017年改訂版でも5段階で最高評価のAが与えられています。

 

 ただし、注意しなければならないのはAGAに対しての評価であるということです。男性型の脱毛症でない場合は、ミノキシジルもフェナステリドも効果がありません。

 

 つまり、びまん性の脱毛症や円形脱毛症、ホルモン異常による脱毛症などにはこの2つの成分は効果が無い、ということです。自分がどの薄毛に当たるのかを調べるべし、と冒頭で書いていたのはコレが大きな理由です。

 

女性の場合は、妊娠した場合の胎児リスクや母乳への影響、毛髪以外の体毛が濃くなるなど男性に比べ気にすべき副作用もあるので、特に慎重になる必要があります。特にフェナステリドは女性の服用が禁止されています。

 

 医薬品の使用については薬剤師や医師に使用を相談することが一番ですが、以下のようなセルフチェックもあります。簡易に確認したい場合は参考になってくれるでしょう。

 

 男性の場合のチェックシート。

 

 女性の場合。女性版リアップ(ミノキシジル配合)のチェックです。

びまん性の脱毛症の場合。私のおススメ

 

 私の場合は軽度の「びまん性の脱毛症」でした。

 

 AGAに見られるM字脱毛や頭頂部の脱毛は顕著にみられず、円形脱毛症でもない。人間ドックでもホルモン異常はみられませんでした。生まれつき髪がネコの毛のように細く柔らかく、何となく全体的に毛が薄い感じがする…というのが悩みでした。

 

これでは壮年に差し掛かるときには髪が無くなってしまうかも!という危機感が、発毛剤について調べ始めた発端でした。

 

 対処に急を要する脱毛ではないが、毛にコシと密度が欲していて、かつ将来の脱毛を予防したい、と思っていました。医師に相談したところ、軽度のびまん性かな~という回答だった訳です。(特別な治療はなく、生活習慣改善しようね~って言われました…)

 

生活習慣の改善もある程度したうえで、市販の散布剤に狙いを絞り、たくさんの種類を検討、実際に使用してみました。その中で効果を実感した2つを紹介します。

 

ロレアル セリオキシル デンサー ヘア

f:id:Sig-Maru:20191024010958j:plain

デンサーヘア。最近はジェルタイプも発売中

 

 世界最大の化粧品会社、フランスに本社を置くロレアルが独自開発したステモキシジンを配合した発毛剤「デンサーヘア」です。育毛剤ではなく、発毛剤と銘打っているあたり、自信が伺えます。

 

  市販の育毛剤は「血行を促進する」ものが多いですが、デンサーヘアは一味違います。

 

 ステモキシジンはヘアサイクルの休止期を短縮し、髪の源となる毛母細胞の機能を正常に保つ…とロレアルは謳っています。100人にテストし、平均で1700本、上位の33名は平均で3300本の毛が増えたとの検証結果も公表しています。

 

 

ステモキシジンは非医薬品。薬剤師の相談なしに購入可能で、重い副作用もありません。ロレアルはステモキシジンの特許を取得しており、2023年まではロレアルの専売となっています。

 

f:id:Sig-Maru:20191024011002j:plain

ステモキシジン配合。医薬部外品扱いなので通販で手軽に買える

 

  一番は毛髪のコシが出たこと。ワックスやグリスをつけるとノッペリとしてしまっていた頭髪が、しっかりと立つようになりました。

 

抜け毛を見ても、一本一本が太くなったように感じます。また、横分けにしたときの分け目も地肌が目立たなくなりました。

 

 これまでも他の市販品で毎晩マッサージはしていましたが、この製品を使い始めてから上記の効果を実感しました。個人差はあるかと思いますが、巷のレビューも嘘ではないと感じています。

 

f:id:Sig-Maru:20191024011005j:plain

スポイトタイプ。青線のところまでで一回分

一日一回の使用で1か月程度もちます。ランニングコストは3000円/月といったところで、割とお安めに運用できます。

 

 デンサーヘアは夜、洗髪後の頭に使用しています。女性にもおススメときいたので妻も使っていますが、とても好評です。

資生堂 アデノバイタル スカルプエッセンス

f:id:Sig-Maru:20191024010946j:plain

手前が通常版、奥が詰め替え用

 

  アデノシンが配合された、我らが資生堂の育毛エッセンス「アデノバイタル スカルプエッセンス」です。

 

 アデノシンは資生堂がプッシュしている育毛成分で、「血行を促進」「発毛促進因子(FGF-7)を産生して発毛を促進」「毛根の成長期を延ばし、髪を長く太く育てる」とされています。

 

f:id:Sig-Maru:20191024010950j:plain

アデノシン配合。アデノゲンでもいいんだけど、アデノバイタルの方がコスパ高し

 

 資生堂から技術レポートと報文がアップされているので、興味がある方はこちらもどうぞ。報文に関しては特に女性にフォーカスされていて興味深いです。

 

技術レポート:https://www.shiseidogroup.jp/rd/doctor/informationletter/backnumber/pdf/2004_002_02.pdf

報文:https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/45/1/45_35/_pdf

 

 特に後者について結論だけ要約すると薄毛改善については84.6%が改善、或いはやや改善」「太毛率についてもプラセボ群(要は使ってない人たち)と比較して差がみられた」となっています。

 

ただし、先に書いたように被験者は全員女性であることと、12カ月の使用期間を以てテストされていることに注意してください。

 

 アデノシンを配合した商品では、これまた資生堂が販売している「アデノゲン」の方が有名です。しかしアデノバイタルの方がコスパがよいように感じます。そして女性が使いやすい。

 

f:id:Sig-Maru:20191024010953j:plain

ピンポイントスプレータイプ。シャシャッとお手軽

 

 肝心の使った感想ですが…正直、毛が増えた感じは特にしませんでした。

 

が、なぜか白髪が減りました。気のせい…?とも思いましたが、やめると如実に白髪が増えた→使い始めたら戻ったので、私には白髪に対し効果があるようです。

 

 妻はもともと白髪が少なく、2年以上使ってきたものの発毛の効果も「うーん?」という感じだったので、私だけが使用しています。私の妻はたまたま合いませんでしたが、先のレポートを見る限り効果を実感できる人が多いのは間違いないでしょう。

 

 ちなみに写真の品(アデノバイタルスカルプエッセンスV)は既に販売休止となっていますが、現在も新商品で同様のものが販売されています。

おわりに

 

 繰り返しですが、自分がなぜ薄毛なのか?を知らなければ対処ができません。特にAGAか否かはとても重要です。AGAにはミノキシジルとフェナステリドしかありませんし、AGAでない場合には逆にそれらの投与は意味がありません。

 

 今回の2商品はAGAの方には効果がないので、注意してください。主にびまん性脱毛症の方向けです。

 

 若いころから毛が薄くて、若ハゲになったらどうしよう…と恐怖していましたが、若くもなくなり恐怖感は少なくなりました。皆様にもせめてこの記事が一助になれば。 

 

 本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

あわせて読みたい