夏場に限った話でもなく、クーラーボックスが家庭に一つあると便利です。買い物で使ったら食品が傷みませんし、長距離ドライブなら冷たい飲み物やアイスを楽しめます。キャンプなら食材の持ち運びに使えるでしょう。
我が家では防災にも使用しようと色々検討した結果、TITANのクーラーバッグが最強という結論に達しました。謳い文句は本当なのか?などを含め、使用感をレビューします。
TITAN はカナダ生まれ
TITANはその正式名称を「TITAN DEEP Freeze」といいます。カナダの会社である California Innovations によって開発されました。…カナダなのにカリフォルニア・イノベーションズとは不思議な社名ですね…。
同社は1989年に断熱製品のリーディングカンパニーであったArctic Zoneという企業を買収。これを皮切りに、数々の断熱製品において「世界初の商品」をリリースすることとなります。
オリジナルの折り畳みクーラーバッグであるTITANもその商品の一つ。クーラーバッグのシェアにおいては世界一(2018年5月〜2019年4月)となっており、その信頼性の高さを証明しています。
TITAN DEEP Freezeについて
スペックあらまし
TITANの特徴は大きく以下の通りです。
- ソフトタイプでコンパクトに折り畳み可能
- 2日間、氷が持続するという長い保冷力
- ジッパーを排した取り出し口
「コンパクトに収納できる軽快さ」と「高い保温力」の双方を実現していること。それがTITANの魅力といえます。
一般的にクーラーボックスはデカくて場所を取りますが、TITANなら使わないときは折り畳んで収納可能。そして軽量です!
そしてタグには「KEEPS ICE UP TO 2 DAYS」(最大2日間、氷を保持)のデカデカとした文字が。12時間とかはよく聞きますが、2日間はスゴい。ほんまかいな。
しかし2日持つなら、特に災害時には使い方が広がります。停電になったら真っ先に困るのは冷蔵庫です。ありったけの氷と食品をTITANで保存すれば、傷みやすい食品もゆっくり消費できます。
1日あればだいたいの停電は復旧するでしょう。復旧したら冷蔵庫に戻せばいい。高機能なクーラーバッグは、防災にも使えるのです。
ショルダーストラップがついているので持ち運びも便利。キャンプやグランピングなどのアウトドアにも持ってこいです。2日保温できるなら、わざわざ冷蔵庫を用意する必要もないですね。
本体レビュー
40缶入る…と言われてもあんまりサイズがピンとこない人も多いでしょう。寸法は 375 × 308 × 368 (mm) 、2リットルのペットボトルがキッチリ6本入る程度の容量があります。それでいて本体重量は1.85kgと軽量です。
ショルダーストラップで持ち運ぶ関係から、背面には何もありません。サイドにはメッシュポケットがありますが保温機能はなく、あくまで小物入れ的な扱いです。
中は保冷素材が張り巡らされてシルバー一色。TITANのロゴが配されており、デザイン面でも抜かりはありません。地味にフロントのポケットも保冷仕様になっています。
上蓋はジッパーで開閉できるほか、マジックテープでの開け閉めにも対応しています。缶やお菓子など小さなものはここから出し入れできるので手間を取りません。
小さい子でも取り出しやすい設計です。ジッパーを開け閉めするのとは異なり、片手で取り出せるのもポイント!
検証:本当に2日間氷は持つか?
先に書いてしまいますが、公式HPによると ” 周囲の温度を12時間毎に32度と19度に設定するテストにより、48時間氷を保持できることが確認された " と説明しています。つまり40℃を超える車中、常に30度以上となる夏場の屋外などでは、氷は2日間もちません。「2日氷が持つかどうかは環境による」ということです。
それを踏まえた上で、以下の要領でテストしました。
さっそく結果を見てみましょう。以下の通りです。
24時間経過してもそれなりに庫内は冷たく、折りたたみクーラーバッグとしてはかなり優秀な保温性能を発揮。ドリンクや要冷蔵の食品などは長時間冷やせそうです。 さすがに氷は2日間持ちませんでしたが、48時間後も庫内はヒンヤリしていました。長時間保冷の冷却パックなどを使うと、さらに長持ちさせられそうです。
氷を長持ちさせるポイントは、使用の前にクーラーバック内部の温度を下げておくこと。一度クーラーバッグに氷を入れて十分に冷やしてから、新しい氷と持ち運ぶ食材などを入れるとロングライフ!です。
いったん氷を入れて、出発の直前に氷を入れ替える… などの工夫で、長く冷たい状態を保てるようになります。お試しあれ。
おわりに
その性能の高さを証明したTITAN、今後もレジャーに頑張ってもらうつもりです。被災時の備えにもなってくれるなんて、何て頼もしいやつ。
TITANにはカラー展開、サイズ展開がかなりあります。サイズ展開は8CANという小さなものから60CANというかなり大きなものまであります(日本では48CANまでの展開のようです)。
私が持っているのは40CANですが、サイズ的には最も使いやすいと判断しました。買い物に、レジャーに、防災に万能なサイズ感で、持ち運びが苦にならない。野暮ったくないデザインも含めて抜群におススメできるクーラーバッグです。
あなたの家にも一つ、TITANを。アウトドアにも、「もしも」の時に役立ってくれるはずです!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。