子どもが小学校に入学し、一人で通学が始まりました。親としては心配になるものです。我が家では ソフトバンクの提供する「どこかなGPS」をランドセルに入れて通学させています。
追記:初代どこかなGPSは新規申し込みを停止しました。パワーアップした「どこかなGPS2」が登場しているので、そちらを検討しましょう。
どこかなGPSとは
どこかなGPS公式より出典:https://www.dokokana-gps.jp/
「どこかなGPS」はソフトバンクが提供する、GPSを使った見守りサービスです。ホームページなどを見ても分かる通り、主に子どもの見守りに特化したサービスです。
同様のGPSサービスは多いですが、どこかなGPSの大きな特徴はその価格体系。税込み13200円で本体を購入したら、2年間使い放題で月額料金がかかりません。非常に分かりやすいシステムです。
細かい機能については後述したいと思います。
開封レビュー
ソフトバンク製品なのでヤフーショッピングのソフトバンクセレクションから購入。3日ほどで到着しました。
さっそく開封したいと思います。ドン。
充電アダプタはもう各家庭にあるでしょ、ってことで同梱されていないのは個人的には好感が持てます。アレ捨てるかどうか迷うんですよね、捨てるときも面倒ですし。
本体は中央にボタンが一つあるシンプルな見た目。LEDによるインジケータが2つあります。使用時はこのインジケータで本体の状態を確認することになります。
充電は micro USB。Type-Cにしてやと思うものの文句は言いますまい。横にあるフタを開けるとリセットボタンがお目見えします。充電口と逆側にはストラップホールがあります。


セットアップ
セットアップにはアプリが必要です。iOS、Android両対応なので、デジタル世代の方なら大体大丈夫でしょう。


通知はメールで行われるので、メールの登録が必須。そのほかパスワードを設定する必要があり、登録はちょっとだけ時間がかかります。私の手元では5分ほどでした。
設定・どこかなGPSでできること
どこかなGPSには子どもの見守りに便利な機能が搭載されていて、それらもアプリから設定を行うことになります。
アプリから「どこかなGPS」を鳴らす、ということも可能。近くにいる子どもを探すときや、どこかなGPSを紛失したとき見つけるのに役立ちます。
「ついたよ通知」と「ただいま通知」


特に便利なのが「ついたよ通知」と「ただいま通知」です。
「ついたよ通知」はどこかなGPSがアプリで指定した範囲に入ったらスマホに通知をくれる機能です。学校や駅など子どもの目的地に設定することで、無事に到着したことを確認できます。


「ただいま通知」は自宅に設置したルーターを登録することで、どこかなGPSが自宅近くに返ってきたことを通知してくれる機能。仕事などで外に出ていても、子どもが自宅に帰ってきたことをスマホで確認できて便利です。
「いまここ通知」で親への連絡が可能


子機から親機へ、言い換えれば子どもから親への連絡手段として、本体についているボタンを押すことでスマホに連絡を行う「いまここ連絡」が用意されています。
スマホ側は「ボタンが押された」ことを知らされるだけなので、使い方を親・子で取り決めておく必要があります。「習い事が終わったら押してね」や「ここに着いたら押してね」などの使い方ができそうです。
そのほか機能。複数台での見守りも可
親から一定以上離れるとアラート通知をくれる「はなれたアラート」は小さい子どもの迷子防止に役立ちそうです。我が家の子たちはやや大きくなったため、このアラートはOFFにして使っています。
アプリをインストールすることで複数台での運用も可能。我が家の場合は私の他に妻のスマホにもアプリを入れて、2人態勢で見守っています。
またアップデートの頻度が高めなのも良い特徴です。私が購入してから2度のアップデートがあり、最初のころに比べて使い勝手が大きく向上しています。こういうサービスは保守が命なので、キメ細かいサポートをしてくれると安心感が高いですね。


GPS Botと比較して
機能面
両方使ってみて、基本的な機能はどちらも同程度です。どこかなGPSはボタンがあるので、子ども側から親への連絡手段が用意されているのが大きな違いです。
先に述べたように「習い事が終わったら教えて」などの使い方ができるので、どこかなGPSの方が用途が広いです。
本体仕様
どこかなGPSの方が一回り小さいです。写真で見るより、手に持った時のほうが大きさの違いを顕著に感じます。ランドセルに入れるものなので、できる限りサイズは小さくしてあげたい… と言う意味ではどこかなGPSに分がありますね。
防水・防塵性能もどこかなGPSの方が上です。IPX7という「一時的に水没しても大丈夫」という防水性能。とはいえGPS BoTぐらいの防水・防塵性能でも一般的な利用では問題がないので、こちらはあまり決め手にならないかも。
バッテリー持続時間
各種機能のON/OFFで持続時間が異なりますが、どこかなGPSが最長1週間、GPS BoT(最新型が2~4週間)です。どこかなGPSの不満な点は唯一コレです。
一般的な環境でバッテリーの持続時間は2~3日ほど。充電時間はGPS Botと比較すれば短いですが、1週間は持ってほしかったというのが本音。
価格・ランニングコスト
どこかなGPS公式より出典:https://www.dokokana-gps.jp/
GPS Botが2年利用で17952円、どこかなGPSが先に書いたように2年利用で13200円です。
私はヤフーショッピングで購入したのですが、2021年4月に購入して価格が税込み11780円、ポイントが2000円ほどついて実質1万円を切っていました。類似商品の中ではブッチで安いです。
毎月引き落とされる料金体系と比べて心の負担が小さいのが何より有難いです!
総括
細かい部分で言えばメール通知じゃなくてプッシュ通知が良かったな、というのもあります。キャリアメールを使っていれば即時受信なので問題ないんですが、フリーメールなどでは届くまでのラグが予想されます。
とはいえおおむね満足。特に明朗会計なのが嬉しい。退会手続きが必要、みたいなサービスはできれば敬遠したいので、買い切りサービスは有難いです。
GPSを持たせることで安心感が得られるのはもちろんですが、「子どもが学校についたな」とか「お、帰宅を始めたな」とか確認できると、子どもが身近に感じられて嬉しくなります。スマホがOKになるまで(中学からか?)はGPSに頑張ってもらいたいと思います。
本日はこれにて。最後までお読みいただきありがとうございました。