前回紹介した「靴磨き実践編」 から今回はもう少し掘り下げて、靴を磨くときにおすすめのアイテムをご紹介します。各ツールをどう選んだらいいかにも触れていきますので、お付き合いください。
はじめに
いうまでもない事ですが、ケア用品の価格は大きな問題ではありません。「ケアを定期的にすること、続けること」が大事です。
とはいえ愛着ある品、長く使いたい愛用品をケアするわけですから、高くなくとも納得できるものを使いたい。今回は実際にシューケアで使用している製品を、なぜその商品がおすすめか?の説明を交えて紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。
シューツリー
シューツリーは履きジワを伸ばし、収納時の型崩れを防止するアイテムです。靴磨きの時に入れておくと形が固定されるので、ケアしやすくなります。
安くてもいいので絶対に手に入れておいて欲しいケアグッズです!
重要なのは、ご自分のサイズにあったものを選ぶこと。靴に入れたとき、グッと突っ張るような感覚があればOKです。履かない間に縮むのを防止して、履きジワを伸ばしてくれます。
レッドシダー製のシューツリーは、防虫・防カビ・殺菌の効果があり人気です。ブナやカエデの高級シューツリーもありますが、価格と品質のバランスで言えばシダー製でしょう。
ブラシ
ブラシが混ざってしまうと面倒なことになるので、早めにマジックなどで用途を書き記してしまうと安心です。
クリーナー
繰り返しですが、クリーナーはけっこう何でもいいです。100均のクリームも使ったことがありますが、特に問題ありませんでした。クリーニングの跡は栄養を塗り込むので、安価なもので問題ありません。
とはいえ信頼できるブランドを使っておきたい…。ということで500円程度でどこでも買える、コロンブスのクリーナーをよく使っています。
乳化性クリーム
すっぴんの革靴に盛る栄養ですから、クリームは是非にも良い品を!コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス はやや値が張りますが、使いやすく仕上がりは非常に艶やか。靴以外の品にも使えるクリームです。
シュプリームクリームにはブラックの他、ダークブラウン、ミディアムブラウン、タン、バーガンディ、ブルー、そして何にでも使えるカラーレスの7色展開されています。
「カラーレス」が一見万能に見えますが、靴の色に合わせて選んだ方が仕上がりが良いです。色落ちの防止にもなって一石二鳥!
防水スプレー
こちらも以前の記事で紹介しました。コロニル1909 シュプリームプロテクトスプレーです。
強い撥水性を持たせながら、皮革に栄養を与えてくれる一石二鳥のスプレーです。2~3か月おきに革製品をクリーニングし、このスプレーを吹きかければ定期的なケアはそれでOK。レザーのケアをお手軽にしてくれる製品です。
靴磨きを済ませた後の、仕上げとして使います。スプレー後に乾拭きすれば、革本来のシットリしたツヤが蘇ります。
靴磨きクロス(仕上げ用)
番外・シューケアグッズ収納
シューケア用品は非常に多いので、ひとまとめにして収納したいところ。そんなときには、これまた無印良品の「ナイロン手付きポーチ」がおススメ。大きめのコスメポーチです。
コスメポーチとしてだけでなく、カメラなどの精密機器の収納や、ケーブルやPC周辺機器の収納などにも適しています。もちろん、靴磨きグッズを収納するケースとしても例外ではありません。
見ての通り、どこに何があるか明瞭ですし、口が大きくて収納しやすい。メッシュポケットなどの小分けも充実していて便利。靴磨きのセットが全て収まります。
靴磨きセットをひとまとめにすると準備と片付けがスピーディ。整然と収納できるよう、ポケットや小分けが多い物を選びましょう。
おわりに
そういう暮らしを「丁寧な暮らし」と呼ぶのかも知れませんね。