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モンベルの機能性ランドセル【わんパック】レビュー。ラン活に終止符!安い&軽い&オシャレで新一年生に最適。大人も使える!?

長女のランドセルは mont-bellにしました

 

 長男に続き、長女が小学生になります。さてランドセルは何にしようかねえ…と妻と相談。兄はと言えば、結局1年程度でランドセルを使わなくなりました。理由は「機能的でない上に重い。ダサい」。結構高かったのに散々な言われよう…と思いはするものの、気持ちは分かるので何とも言えないですね。自分もそう思ってたし。

 

 そういう訳で、長女のランドセルは mont-bell の わんパック に決定!機能的ながらリーズナブルな通学用カバンです。本記事ではこのわんパックを紹介しながら、何が良いのか?ランドセルと比較してどうなのか?などについて紹介します。

 

mont-bell わんパックとは?

mont-bell の【わんパック】売り場

 

 mont-bell は言わずと知れた登山ブランド。本社は大阪にある国内ブランドで、低価格で高品質なアイテムをリリースしていることで有名です。そんな mont-bell が2022年の12月に発売したのが「わんパック」。プレスリリースされた当初からメディアで大きく取り上げられ、発売後しばらくは店頭で買えないほど大人気になりました。

 

2023年からは供給が安定し、店頭でも買えるようになっています。かなり目立つ位置に配置されているので、その人気ぶりが伺えますね。

 

ランドセルは高価なもの。5万以上は当たり前、ブランドモノになると10万円超えます。お祝い品としては良いですが、すぐ飽きますし、安く買って買い替え費用をプールした方が親・子ともにWIN-WIN、という考え方もできます。わんパックは驚異の1万円代!そりゃ人気にもなるというものです。

 

わんパック レビュー

外観

わんパック!3色展開でコチラはWRD

 

 こちらが今回買った「わんパック」。BGN(ブルーグリーン)、BN(ブラウン)、WRD(ワインレッド)の3色展開で、こちらはWRDです。ランドセルって「気に入るカラーがあるか?」がほぼ全てな訳ですが、我が家は娘即決で気に入ってくれたので一安心でした。

 

小学生に近づくと女の子はピンクを卒業してパープルや水色に流れていく(完全に筆者の私見です)ものなので、そこらへんのラインナップがあるとより有難かったですね。

 

左/フロント 右/背面部分

 

 正面と後ろから。わんパックはいわゆる「スクエア型」のバックパック。ランドセルとはかなり異なる形状ですが、全体的なスタイリングは「小学生の通学カバン」という雰囲気に仕上がっています。前後には反射テープが配置されていて、暗い時の視認性を高めるようになっています。

 

背面と底面にはパネルが入っているため、しっかりと自立します。ここらへんの基本的な仕様、機能はランドセルが踏襲されていて、不便がないようになっています。

 

 ショルダーストラップは可動域が広く、肩幅や体形が変わってもフィットする仕様になっています。両方のストラップには、今や必須アイテムとなった防犯ブザーなどを吊り下げるDリングを装備。

 

両サイドはシンメトリーな作り


 こちらは両サイド。どちらもカラビナが配置されており、給食袋や靴袋が引っ掛けられるようになっています。一般的なランドセルにもある装備ですね。その下には小さなポケットがありますが、こういった細かい収納はランドセルには無いもの。登山ブランドのノウハウが活きている印象です。

 

水に強く耐久力のある素材を使用

 

 素材には 840デニールのナイロン生地に、TPU (熱可塑性ポリウレタン)ラミネートしたものを使用。生地をコーティングしたものなので軽量で柔らかく、なおかつ水やキズに強い素材感。加水分解等の劣化が従来のポリウレタン樹脂より起きにくく、長持ちする点も見逃せません。

 

TPUラミネート生地は mont-bellのアイテムでもエアパッド等に使われる強靭な素材です。こういう素材選びに mont-bellが作る強みが出ていますね。

 

底面には脚つき

 

 カバンの下には底脚付き。自立を助けるほか、地面にベタッとついて汚れてしまうことも防いでくれます。ランドセルを地べたに置くことって意外と多かった(集団下校時に校庭にあつまるときとか、ランドセルを置いて遊ぶときとか)記憶があるので嬉しい装備です。

 

収納部が使いやすい!

収納部は大きく分けて4つ

 

 モノを入れる収納部は、大きく分けて4つあります。教科書などを入れるメイン収納部、背面側のポケット、フロント側のマチ付きポケット、そして両サイドにあるポケットです。順に見て行きます。

 

収納部分にも開けやすい工夫が

 

 メイン収納へのアクセスは上部から。握りやすいハンドルを掴んでビーッと引っ張ると…

 

大口が開く。とても開けやすい!

 

 ご覧のようにメイン収納部が全開で開きます。ランドセルと比べて開く手間が少なく、中を全て見渡せるのでかなり使いやすそうな印象。ホック部分を外すのにややクセがありますが、娘に数回レクチャーしたら問題なく開けるようになりました。

 

閉じるのもスピーディ。ホックが秀逸!

 

 雑に閉めてもホックはパチン!と固定されるので、めちゃお手軽。ホックのオス/メスの位置を確認して…みたいな手順を踏まずとも、雑に閉めてジッパーを戻すだけ。我が娘もすぐにできるようになりました。こちらもランドセルより簡単な印象。

 

ホックが簡単に閉まるだけで、カバンの中身をブチ撒ける事故を防げます。私も小学生時代、何度かやりました(笑)。mont-bell、よく研究しています。

 

マチ付きポケットも小分けにされてる

 

 こちらはフロントにあるマチ付きポケット。ポケットと言ってもファスナーで覆われているので、入れているものが落ちることはありません。Dリング付きなので、子ども用のGPS端末や家のカギを吊るすのに役立ちそう。ポケットも小分けになっていて機能的です。

 

時代の流れ!PC収納あり

 

 背面パッドとメイン収納の間には、なんとPC収納部が!まるでビジネスバッグのような充実ぶり。タブレット学習を取れ入れている学校も多いので、こういう時代の流れを反映させた装備は理に適っていますね。14インチまで対応しているので、小学校で使うような端末はまず入るでしょう。クッション付きなので衝撃からも守ってくれます。

 

写真は13インチのタブレットPCですが、余裕でした。ビジネスバッグのような装備が揃ってますが、学校も仕事も似通う所があるのでバッグも似て当然かも知れませんね。

 

雨の日はレインカバーを使う

サイドのポケットにはレインカバー入り


 わんパックは上部がファスナーになっており、止水仕様にはなっていないため、雨が降るとファスナー部から浸水する可能性があります。わんパックのサイドポケットにはレインカバーが入っていて、強い雨の日はコレを使うことになります。

 

装着した様子。こちらにも反射テープが。

 

 サイドポケットの取り出し口付近にはマジックテープが配置されていて、レインカバーの両端をマジックテープで固定することで写真のようになります。これで大抵の雨に耐えられるようになります。うーん機能的。

 

装着に難しいことはありませんが、新一年生だったらレクチャーが必要です。ランドセルのレインカバーよりも装着が簡単に作られているので、迷うことは無いと思います。

 

ランドセルと比較

兄のランドセルと比較。概ね同じ大きさ

 

 一般的なランドセルと比較してみます。右は長男が1年だけ使ったランドセル。KOKUYOのらくろくランドセルです。こちらも吟味に吟味を重ね、軽くて大容量でコスパのよいランドセルを選んだつもりです。このランドセルと、わんパックを比較してみます。

 

  mont-bell
わんパック
KOKUYO
らくろくランドセル
価格 ¥14,850(税込) ¥54,000前後
外寸 250×350×165(mm) 260×320×190(mm)
内寸(メイン収納) 245×350×105(mm) 235×310×145(mm)
重量 930g 約1,090g

 

もう価格が全然違う、ってことに驚愕しますね。らくろくランドセルは比較的リーズナブルなシリーズなのですが、わんパックの価格が圧倒的すぎます。

 

容量はほぼ同じだが、わんパックが縦に長い感じ

 

 両者の幅はほぼ同じですが、高さと奥行きが異なります。内寸で言えば、わんパックの方が3cmほど高く、奥行きは4cm狭くなっています。ただし、わんパックには先述の背面ポケット(PCポケット)があり、これの奥行きが2.5cmとなっているので、実質は1.5cmしか変わりません。合計容量は大差ないと言えます。

 

 耐久性で比較すると、軽量なランドセルはだいたい合成皮革。キズや水に強いですが経年劣化は避けられません。わんパックも同じく経年劣化するものの、劣化しにくいTPUを使用しているのは前述の通りです。

 

軽量といわれるクラリーノより150gも軽いのも見逃せません。入学すると教科書でクソ重い!と評判のランドセルなので、少しでも軽くしたいから有難い!

 

「ランドセル」にコダワリが無ければ超オススメ

 

 結果、ランドセルに比べて価格が軽く、耐久性に優れ、収納容量はほぼ変わらず。それでいて価格は4分の1程度、ということに。ランドセルとは一線を画する形状をしているので、「ランドセルである」ことに重きを置かないのであれば圧倒的にオススメの通学バッグです。

 

スタイリング

モデル:娘(バイト料100円)


 こちらが娘が実際背負った様子。ンッ!!カワイイ!我が娘は全国の平均身長と比較してやや低身長ですが、過度にデカくもなく無理なく背負えている感じがします。

 

 一般的なランドセルは高級感があるので「わんパックで大丈夫かな…」と思ってましたが、杞憂でした。高級感とまではいかなくても、しっかりした作りでちゃんとした通学カバンに見えます。ランドセルと比較すると、むしろ少しお姉さんに見えるかも。

 

ランドセルとの比較

 

 兄のランドセルも背負ってもらってみてもらいました。背負うとこんな感じ。ランドセルは厚めの合皮を使っているぶん、形状がしっかりと保たれ高級感があります。新一年生がランドセルを背負ってる姿も可愛くて捨てがたいですね。

 

そこらへんに4倍の価格を支払うか?合理的で安価なわんパックを選ぶか?という2択。我が家は娘本人とも相談して、わんパックにしました。家計に優しい娘よ…!

 

通学の予行練習をする娘

 

 中に荷物を入れて小学校を往復してみましたが、もちろん問題ナシ。楽しくなってしまったのか、半ば小走りで移動しましたが、しっかりと背中にフィットしていました。さすが登山ブランド。バックパックのノウハウが、わんパックに活きています。

 

近所の上級生も同じモデルを使っていたので、娘も抵抗なく受け入れられた様子。私の時代はメチャ重いランドセルだったので、こういうカジュアルなバッグ、羨ましいです…!

 

大人も使えるのか?

モデル:妻(身長155cm)

 

 わんパックは大人でも使える!という記事を見たことがあったので、実際に試しました。遠目に見る分には問題なさそうに見えますが、近くで見ると何かコスプレ感があります。かなり小柄な方なら似合うかもですが、大人も使える!とは胸を張っては言えないですね。デザイン含め、やはり小学生に合うように設計されたバックパックだと言えます。

 

私(身長180cmガッチリ体形)も背負ってみようと思いましたが、そもそも物理的にキツそうだったのでやめました。素直に大人用、買いましょう!

 

まとめ

娘もご満悦 ♡ なのです

 

 「わんパック」はランドセルの常識を覆す、新しい通学カバンです。一般的なランドセルと比較して軽量で機能的でありつつ、容量と耐久性はキープ。それでいて価格は1万円台という価格破壊っぷりです。見た目はランドセルと大きく異なるので、ランドセルでなくても良いなら超オススメの通学カバンです。

 

 mont-bellの店舗を何件か見て回りましたが、どこも3色揃って取り扱っていました。実際子どもに背負ってみてもらうのが一番参考になるので、まずは店舗で着用してみることをオススメします。展開カラーは今回紹介したワインレッドの他、ブルーグリーンとブラウンがあります。

 

子の好みは変わりやすいもの。我が家は子と相談して、余った費用はカバンの買い替え費としてプールしました。同じような運用をお考えの方、わんパックおすすめですよ~!

 

 今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。

 

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