モノバカ|モノばかり紹介するレビューブログ

ガジェットからファッション、暮らしの便利グッズなど幅広く紹介するモノ系ブログです。使ったことがあるものだけを体験に基づいてレビューします。

ピックアップ

zaitakuwork
katteyokatta2022
corefighter
corefighterco

腕時計バンドの選び方。レザー・ナイロン・メタルどれが良い?比較や交換方法を紹介【Seamaster ウォッチバンド交換】

f:id:Sig-Maru:20210921195900j:plain

愛用の腕時計。クロコダイルベルトにカスタム


 腕時計を使っていたら、もっと自分好みにカスタムしてみたくなるものです。最も手を付けやすいカスタムが、バンド(ブレスレット)の交換ではないでしょうか。

 

 本記事ではベルトの交換方法から、素材違いのベルトを装着したときの見た目の違い、メリットとデメリットなどを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

 

先の画像は、私のカスタム例。購入時とはグッと印象が変わり、より長く腕時計を楽しめます!

ベルトの交換方法

f:id:Sig-Maru:20210921194955j:plain

「バネ棒外し」と呼ばれるツールが必要

 

 腕時計の本体は、バネ棒と呼ばれる棒によってベルトに固定されています。ベルトの素材によって取り付け方は異なりますが、バネ棒が重要な役割を果たしているのは同じです。

 

 このバネ棒を外すことでベルトを交換できますが、そのためには「バネ棒外し」という専用の工具が必要です。精度が重要な工具なので、一流ブランドのものをおすすめします。高くても2000円程度。私はベルジョンを推します。

 

f:id:Sig-Maru:20210921194953j:plain

※本来裏にバネ棒外しの入れ口があります

 

 腕時計のラグ(上写真の位置)にバネ棒があるので、隙間からバネ棒外しを入れてバネ棒を縮めます。すると本体から外せるようになるので、慎重にバネ棒を外します。

 

 バンドを取り付ける場合はその逆で、バネ棒を同じように縮めた状態で、ラグの穴にバネ棒が固定されるようにハメ込みます。

 

1~2分で取り外し/取り付けできますが、慣れないうちは時間がかかります。私も最初は30分以上かかりました…

 

自信がなければ時計屋さんにお願いすることをおすすめします!大事な時計にキズが入っては大変です。自前でやる場合は、周囲を整頓し、しっかり道具を揃えてじっくり臨むようにしてください。

 

バンドごとの比較

 

 腕時計は、別記事でも紹介した Seamaster DIVER 300m を使います。

 

f:id:Sig-Maru:20210921113918j:plain

Seamaster DIVER 300m。ベルトを外した状態

 

 次にベルトの素材。

 

 メタル・皮革(クロコダイル)・ナイロン(NATOバンド)を実際に取り付けて、着用したときの見た目、長所短所について説明していきます。

 

f:id:Sig-Maru:20210921194951j:plain

左からメタル、ナイロン、クロコ

メタルバンド

長所: 高級感 水に強い 合わせやすい 
短所: キズが付きやすい 高価 重い

f:id:Sig-Maru:20210921113909j:plain

高級腕時計では最もスタンダード

 

 高級腕時計を買うと標準で付いてくるのは、だいたいこのメタルバンドでしょう。最も万能なブレスレットです。

 

f:id:Sig-Maru:20210921113930j:plain

フォーマル・ビジネスどちらもこなす

 

 汗や水に強く、カジュアルにもフォーマルにも合わせやすいメリットがあります。ずっしりとした重みをデメリットと取る方もいますが、確かな「モノ感」が強く高級感があります。

 

 一方で金属アレルギーの方は要注意です。壊れてしまうと多額の修理費用が必要なのもデメリット。比較的キズもつきやすく、細かいパーツも使われているので意外に繊細なバンドです。

 

f:id:Sig-Maru:20210921113913j:plain

質感が美しく、アクセサリー感が強い

 

 メタルバンドのビジュアル的な武器は、確かな質感、洗練された印象。

 

 ビジネスではキッチリとした印象を、カジュアルダウンした服装にもメタルバンドの腕時計をつけるだけで全体のバランスを取ることができて便利です。「高級な腕時計」という感じがするのもポイントですね。

 

ナイロンバンド

長所: 水に強い 安価 軽い
短所: ほぼ消耗品 フォーマル不向き

 

f:id:Sig-Maru:20210921195002j:plain

NATOストラップ。ナイロンバンドの代表


 ナイロンバンドで代表的なのはNATOストラップでしょう。

 もともとは英国国防省が戦時用に開発した腕時計用ベルトです。金属が肌に触れるのを防ぎつつ、安定した着け心地を提供してくれます。

 

f:id:Sig-Maru:20210921194957j:plain

軽く涼しい。軽快さがナイロンの強み

 

 ナイロン素材で軽く、シンプルな構造なのが特徴。布地なので汗や水にも強い。ランニングコストはナイロンバンドが一番安価。汗をかいても不快になりにくく、通気性が良いので夏に向いている素材です。

 

 一方で繊維がほつれたりすることもあるので、メタルバンドとはまた違う繊細さがあります。安価なので買い替えは容易と考えれば、ナイロンバンドは半ば消耗品と言えます。

 

f:id:Sig-Maru:20210921194959j:plain

見た目はカジュアル。フォーマルはややキツい

 

 軽快なのは外見にも表れているので、カジュアルにはピッタリの軽やかさ。メタルバンドだとカッチリしすぎてしまう時の外しとしても使えるでしょう。

 

 逆にフォーマルは不向きです。高級感やカッチリ感、という印象からは離れているので、やはりレジャーや普段使い用と割り切る必要があります。

 

レザーバンド

長所: カラバリ豊富 深みある質感
短所: 水に弱い 定期的なメンテ必要

f:id:Sig-Maru:20210921194948j:plain

皮革バンド。写真はクロコダイル

 

 スタンダードな選択肢の一つ、革。根強い人気のある素材です。

 

 とくに腕時計のバンドにおいては様々な皮革が使われており、牛革に始まりワニ革、ヘビ革、トカゲ革、ダチョウの革などバリエーションが豊富なのが魅力です。

 

f:id:Sig-Maru:20210921195004j:plain

しっとりとした大人ぽい魅力

 

 レザーの武器はその質感と、落ち着いた雰囲気。深みあるツヤは人工バンドにはない魅力です。色の選択肢が豊富で、個性的な組み合わせを作れるのもメリットです。

 

 デメリットは種類を問わず水に弱いこと。水仕事はもちろん、レジャーや手を洗う時も注意が必要。定期的なケアも不可欠なデリケート素材です。

 

f:id:Sig-Maru:20210921194946j:plain

キレイめのファッションにピッタリ


 ファッションにおいて重用されるレザー。腕時計でも当てはまります。フォーマルからカジュアルまでこなし、特にキレイめのファッションと相性が良いです。

 

フォーマルでは「白ダイヤル+三針+黒レザー」が標準。真にオールマイティな一本になります。

おわりに・おすすめの購入先

 

 ファッションに合う/合わないはもちろん大事ですが、もっと大事なのは楽しむこと。ウォッチバンドの一番の魅力は、気分で着せ替えができることです。あまり細かいことを考えず、季節によって変えて楽しんでいます。

 

 今回紹介したNATOストラップは Phoenix社製のもの。G10スペックの正真正銘のNATO軍ストラップ。ホンマもんです。日本ではクロノワールドさんが正規取扱店です。

 

 

 クロコダイルのベルトはEARNESTさんのオーダーベルトです。詳しくはコチラでレビューしています。興味がありましたらぜひご覧ください。

 

 本日はこれにて。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

あわせて読みたい